勉強はどこでもできる!! 好きを力に

 現代社会で求められているクリエーティブな人材。自ら新しいものを考えて、生み出す力が必要となっている。明大生120人に行ったアンケートでは約6割が学びを得られていないと実感。あなたはただ漠然と授業を受けてはいないだろうか。どのようなことを意識すれば大学生活が意味あるものになっていくのか。

主体的な学び
 受け身の姿勢で授業を受けてはならない。商学部学部長・出見世信之教授は明大生を「主体性やチャレンジ精神が少ない」と語る。そこで学生に紹介したいのがAL(アクティブラーニング)だ。ALとは日本語で主体的な学習を意味し、一番の特色は「教授が提示する問題に対しての正解が一つでないこと」。答えが確立されていないため、自分の意見を気軽に発言しやすい環境に。実践的な授業の一つとして『フューチャースキル講座』を開講。企業が直面する問題にグループワークやディスカッションを通して、学生なりの答えを模索する授業だ。また「教授が教えることはしない」のが基本姿勢。自分の学びたいことがあれば、とことん追求する。正解が存在しないALは、多様な意見を生み出す発想力の向上につながっている。

好きを追求
 学びはささいなことから生まれる。近年、注目されているユーチューバー。企画から編集まで一から動画を作る彼らは、まさに発想の天才だ。人気ユーチューバーのおるたなChannelさんは「どこに行ってもカメラを回している」(ないとーさん)。正解のないYouTubeの動画を生み出すために、新しいものを探す毎日だ。何気ない日常も見方を変えれば、自らの経験値として吸収できる。大学生にとって、忘れてはいけない考えの一つだろう。「自分の好きなことができれば、結果はついてくる」(渋谷ジャパンさん)。学びはどこでもどんな方法でも。まずは好きなことを追求してみよう。大切なのは自分から動く主体的な姿勢。自分なりの答えを見つければ、大学生活はより実りのあるものになるはずだ。

【大西健太】

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