(4)4年生対談 ~大学2年生編~
4年間、明大スケート部(フィギュア部門)を支えてきた4年生3人。佐上凌主将(商4=武蔵野)、梶田健登(政経4=明大中野)は競技を引退し就職、鎌田英嗣(営4=獨協)は1年間限定で競技を続行と4月からそれぞれの道へ歩みを始める。そんな4年生3人の巣立ちを前に3人のスケート人生を振り返る対談をお送りする。
――他に1年次の思い出はありますか。
鎌田(以下:鎌)国体の4日前に俺が骨折をして、本当はかじけんと出る予定だったけれど…。
梶田(以下:梶)俺が買い物していたら、涙目でヒデが歩いてきて「かじけん、国体よろしくな」みたいに言ってきたよね。
鎌:折った時に連れて行かれたのが病院じゃなくて整体で。
佐上(以下:佐)筋肉だからね。骨ではないからね。
鎌:その時点では骨ではないと思っていたね。まだ出るぞという意思が強かったから、その時は凌が出るとは思っていなかったな。出なければいけないと思っていたし。でも夜になって痛みが強すぎて眠れなくて、だめだなと半分諦めていて、次の日病院行って。病院で折れていると出た瞬間に佐上に電話しないといけないと思って。
佐:俺がちょうど寝ていた時にヒデっつから「りょーう。俺足折っちゃった」と電話がかかってきて「そうなの?大丈夫?」と言ったら「国体出れないから、よろしくね」って。ちょうどテスト期間中だったのですごく慌てて。練習はしてたから、スケートの問題よりも学校とか都連に提出しなきゃいけないものがあって焦りましたね。
鎌:佐上に連絡したときに真っ先に「大丈夫か!」みたいな感じだったから、あーすごいいいやつだって、改めて思った。
梶:凌のこと血も涙もないやつだと思っていたの?(笑)
鎌:3日後に試合とかテストもあるし、焦る気持ちもあるだろうに。まず一声に出てきたのが「大丈夫か!」という言葉で。
梶:普通じゃない?
佐:骨折したら大丈夫かってなるでしょ!
鎌:俺は佐上のこと心配しつつ、伝えなければいけない気持ちで伝えたから。
梶:1個1個重く受け止めすぎでしょ。
――3年次の思い出はありますか。
梶:結局全日本は3人で1回しか出てないよね。
鎌:毎回東日本の時にお互いのことを出られるかどうか心配で応援していたよね。3年生の時はかじけんが合宿の行きでスケートについての話をしていて、それを聞いてこいつ今年はすごいやるぞと思ったね。佐上の雰囲気もめちゃめちゃ調子良かったよね?
佐:いや、1番調子良かったのは2年生。
梶:2年の国体でトリプルアクセルを抜いた演技だとこれ以上ないぐらいの演技で。優勝したよね。
鎌:確かに2年生の時は一つ一つがすごい良くて安定したよね。それから疲れというか、精神的なものがあったのかもしれないけど、ちょっと崩れることがあった気がする。
佐:1年続けてやるのはかなりしんどくて、3年生になった時に同じように過ごしていこうと思ったけれど、疲れが全然取れないことが多かったな。
鎌:精神的なものだよね。自分を追い込んでいたりすると、とても気を使う。少し始める時期をもう少し後にしておけば良かったなとは思ってるな。
鎌:都民大会は激闘だったよね。誰が転んだら3位に落ちるかわからないみたいな状況で、その戦いで去年覚えているのは、都民大会の4日前にかじけんが「都民大会が怖い」と言っていて、俺がアドバイスしたのを覚えている。
【大西健太】
続きは明日30日アップ予定です。
お楽しみに!
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