
(3)「ラグビーも私生活も日本一」山村知也 新体制インタビュー
連覇を懸けたシーズンが幕を開ける。22年ぶり日本一を成し遂げてから早2か月。武井日向新主将(商3=国学院栃木)の下、再スタートを切った新生・ラグビー部。新体制の幹部に今シーズンの意気込みを伺った。
第3回は山村知也副将のインタビューをお送りします。(この取材は3月13日に行われたものです)
――副将に選ばれました。今の心境をお願いします。
「監督からの指示ではなく、自分たちで決めました。バイスキャプテンに選んでもらったことにしっかり誇りを持って、自分から私生活やラグビー面で率先して、今年のチームを引っ張っていけるようにしたいです」
――今年度のチーム方針を教えてください。
「スローガンを〝真価〟という言葉にしました。昨年度、選手権で日本一になったわけですが、僕は私生活のところでまだまだ改善できるところがあると思いました。今年度はそういった部分、ラグビー以外の面でも、こだわってやっていく。ラグビーの部分だけではないというのが、今年のチームの特色です」
――チームとして徹底することは何ですか。
「〝Hungry Detail Action〟。Hungryというのは、日本一になりましたが、今年度もその貪欲な気持ち忘れず、しっかり自分から取り組めるように。Detailというのは、細部までこだわってラグビーも私生活もやっていく。Actionはしっかりそれらを行動に移そうという意味が込められています」
――新チームの雰囲気はいかがですか。
「昨年度に比べて、ラグビーの時もしっかりコミュニケーションが取れていると思います。また、私生活の部分においても、4年生を中心にそれぞれが自覚を持ち始めているので、いいスタートは切れていると思います」
――本日から1年生も練習に加わりました。
「今日から1年生も加わり、練習をしたわけですが、今は4年生が率先して教えている段階。まだ新2・3年生の中でも話せてない人が多くいるので、積極的にいい雰囲気を作っていきたいなと思います」
――昨シーズンの自分を振り返っていかがですか。
「選手権決勝・天理戦で23番というのは、やはり悔しかったです。パフォーマンス面においても、上手くいかず、自分の中でまだまだもっと成長しなければならないという部分が見えた一年でした。今年度はしっかり、強い気持ちをもって取り組んでいきたいなと思います」
――今年はラグビーイヤー。そこに関してはいかがですか。
「ラグビーしている人にとっては、必ずいい年になると思います。大学ラグビーでは、明治から盛り上げていけるように。昨年度に次いで、今年度も日本一を目指してやっていきたいです」
――春季大会はBリーグです。
「形としてはBリーグになりますが、だからというのはなく、自分たちのやることをやるだけです。招待試合とかもいくつかあり、そこで強豪校とも戦える機会があるので、一戦一戦、しっかりフォーカスしてやっていきたいと思います」
――これからの意気込みをお願いします。
「コミュニケーションを絶やさず取っていくことができれば、必ずチームがいい雰囲気になると思うので、副将として、自らが率先してやっていきたいと思います。また今年度もしっかり、ラグビーをとっても、私生活をとっても、日本一を誇れるチームにしていきたいと考えています」
――ありがとうございました。
[高智琉大朗]
◆山村 知也(やまむら・ともや)営3、報徳学園、175センチ、77キロ
昨シーズンの明早戦前に患った肺炎は完治。万全な状態で春シーズンに臨む
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