(番外)渡辺がJ3・カマタマーレ讃岐へ来季新入団内定! 

2019.01.21

 1月8日、MF渡辺悠雅(営4=横河武蔵野FC)のJ3・カマタマーレ讃岐への来季新入団内定が発表された。明大の今季プロ入り内定は、6人目だ。

 念願のプロ入りをついにつかんだ。当たり負けすることのない圧倒的なフィジカル、スピードのあるドリブル、精度の高いキック力を持ち味とする渡辺。中でも「筋肉量はもはやサッカー部の領域を超越している」(池上礼一コーチ)ほど。サイドアタッカーとして恵まれた身体能力を生かしたプレーは、常に攻撃の起点としての活躍を見せ続けた。点も取れる、アシストもできる超攻撃型MFがJ2昇格の立役者となる。


渡辺のコメント

――プロ入り内定が決まりました。今の心境を教えてください。

 「いろんな仲間が早く決まっていく中で自分の中で焦りはありました。他にも選択肢はありましたけど、最終的にプロからオファーを頂けたことにほっとしています。でも、本当にここからが勝負だなという率直な気持ちです」


――カマタマーレ讃岐入団内定までの経緯を教えてください。

 「いきなり電話が来て、という感じでした。自分はインカレが終わってから12月後半くらいまでは、横河武蔵野FC出身なのでそこの一般職を受けて、そのまま仕事をしながらサッカーをしていくという方向だと思っていました。どこで見られたとかはまだ何も聞いていないですけど、可能性があるとしたら自分がカマタマーレ讃岐と練習試合をした時だと思います」


――プロ入りへの思いを教えてください。

 「元々自分はプロ一本でいこうと大学4年間をやってきて、試合も出させてもらいましたけど、プロはやはり難しいと改めて実感しました。でも、両親や栗田大輔監督や仲間とやっぱり相談していく中でJFLからでも自分は目指そうと考えていました。仕事とサッカーの両立はすごく厳しいとは思いますけど、そこで頑張っていこうと決意しようとしたタイミングで電話が来ました。自分としては少しでも上があるならどんどんステップアップしていきたいと思い、迷わず挑戦しました」


――明大での4年間の経験はプロでどう生かされると思いますか。

 「明治大学のサッカー部には、高校時代に所属した横河武蔵野FCユースにはなかった厳しい上下関係がありました。そして、やはり自分が一番という環境から明治というレベルの高い環境は厳しかったです。サッカー以前に、栗田監督が『サッカーの常識は社会に通用しないぞ』と言ってくれていたので、人間的にも成長させてもらいました。そういうところはプロの世界でも考える力や自立というところで長所になると思います」


――課題はありますか。

 「負けず嫌いというか我が強いタイプなので、自分勝手になりがちです。プレーにもそうやってドリブルであったりパスの要求であったり自分勝手なプレーが出る時があります。それをいかに冷静に考えてボールがないところでもしっかりポジション取りをして攻撃にもつなげたいと思うし、守備でも明治でやってきた守備を存分に発揮していきたいと思っています」


――プロで対戦したい選手はいらっしゃいますか。

 「J3はやっぱり大学サッカーから入る選手が多いので、アスルクラロ沼津のGK長沢祐弥(政経4=藤枝東)とギラヴァンツ北九州のGK後藤大輝(政経4=大宮アルディ-ジャユース)です。どちらもGKなのでその2人からゴールをぶちとってやろうと思います。ギラヴァンツ北九州に入るディサロ燦シルヴァーノ(法大)選手も国体で一緒にやっていたので、特にその3人と対戦したいです」


――プロでの目標を教えてください。

 「メンバー入りとか言わずに最初からスタメンで、全試合に出場して、一番点を決めて一番アシストしてチームをJ2に昇格させたいと思います」


――ありがとうございました。


[木田諒一朗]


 ◆渡辺 悠雅(わたなべ・ゆうが) 営4、横河武蔵野FC、170センチ・70キロ