
(35)「対抗戦のリベンジをする」早稲田戦直前コメント
雪辱を果たす時がやってきた。準々決勝で留学生選手と強力FW陣を擁する東海大に勝利した明治。明日の準決勝では、対抗戦で辛酸をなめた永遠のライバル・早稲田と再び顔を合わせる。練習では「一人一人の細かい精度や、コミュニケーションの質をこだわってきた」(左ウイング髙橋汰地・政経4=常翔学園)。今回のテーマは〝revenge 〟。紫紺のプライドを持ち、オール明治で宿敵を返り討ちしてみせる。
スクラムハーフ福田健太主将(法4=茗渓学園)
――前回試合をしてみて早稲田はどんなチームでしたか。
「ディフェンスがすごく固いチームです。試合では我慢してディフェンスを続けることが大事だと思います。アタックを続ければ得点につなげることができるので、失点しないようにディフェンスのコネクションに気をつけてやっていきたいです」
――練習後の円陣でどんな言葉を掛けましたか。
「早稲田にしっかりリベンジして、目標である1月12日の優勝へ向けてチームで挑戦しようと話しました」
左フランカー石井洋介(情コミ3=桐蔭学園)
――早稲田のクイックアタックに対するディフェンスはどのようにしていきますか。
「相手がセットプレーからのアタックを得意としているので、しっかり守ってペナルティーをしないことです。我慢してディフェンスするところ、ターンオーバーを狙えるところを判断していきます」
――スクラムで意識することは何でしょうか。
「スクラム一つで流れが変わる可能性もあるので、自分たちが今までやってきたスクラムをやりながら、相手に対応していくことが大事だと思います。チームのアタックにこだわるのではなく、状況に応じて自分たちがやってきたラグビーをやり続けることが大切です」
スタンドオフ忽那鐘太(文4=石見智翠館)
――対抗戦を終えてから1ヶ月間でチームはどのように成長しましたか。
「4年生がチームを引っ張ろうという意識が対抗戦の時に比べて全然違うと思います。4年生が一つになって、チームが厳しい時も声を掛け合うことを意識しているので、そこが成長していると思います」
――今回の試合のゲームプランは何ですか。
「自分たちはセットプレーが強いということに固執しすぎて、PG(ペナルティーゴール)を狙えるところでスクラムを組んでターンオーバーされて負けたことがあの試合の流れでした。どんな形でも点数を1点ずつ稼ぐことを意識してやっていきます。そして早稲田にだけは負けられないです。優勝するためにもこの特別な相手を意識します。厳しい戦いになることは分かっているので、1点でも多く死にもの狂いで勝ちにいきます」
髙橋汰
――明日のご自身のテーマは何でしょうか。
「トライを取り切ることはもちろんですが、対抗戦の時は冷静さを失っていつもより硬くなってしまったので、選手権ではいつも通りリラックスして臨むことを意識しています」
――今のチームの完成度はいかがしょうか。
「今日の練習でもみんなコミュニケーションを取って、良いアタックとディフェンスができていたので悪くはないと思います。まだまだ伸びしろはあると思うので、試合中も成長できるように全員で頑張ります。チームとしてやってきたことを大きく変えることはないと思うし、一人一人の細かい精度やコミュニケーションの質を練習中にこだわってやってきたのでそれを出せるようにしたいです」
――明日のポイントはどこにありますか。
「まずはFWをどれだけBKが楽にさせてあげるかだと思うので、BK同士の戦いで負けないように全員でコミュニケーションを取って、スペースにボールを運べるようにしたいです」
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