
関東2位で初のトーキョーボウル出場 大躍進遂げた1年
リーグ戦を2位で終え、昨年度までの2年連続入替戦から大躍進。甲子園ボウル出場こそ逃したが今年度のグリフィンズはひときわ、大きな存在感を放った。
◆12・9 第5回トーキョーボウル(富士通スタジアム川崎)▼明大20-27関大○
志一つに
全てをぶつけたシーズンだった。リーグ初戦、32年ぶりに法大から勝利を挙げると、立大、中大、日体大にも完封勝ちし、リーグ戦は2位。トーキョーボウルでは関大に惜敗したが、確かな手応えと共にシーズンを終えた。目標決めから、迷いのない選択をしてきた。4年生の代は1年次から仲が良く意見交換が活発。そのため新チーム始動時には日本一を「目指す」派「妥当でない」派に意見が分裂した。後輩を巻き込み、チーム一丸となるには4年生の意志統一は必須。だからこそ、全員が納得するまで話し合った。「〝なれない〟じゃない。日本一になるには」。時間は費やしたが意志は一つになり、課題克服へと向かった。その後も壁に当たれば心行くまで話し合った。「チームのことを熱心に考えてくれる同期」(LB#6茂木崇宏主将・政経4=佼成学園)と新たなルールや改革事は迷いなく敢行。後輩から幹部へ意見をつなぐパイプ役になるなど重要な役割も担った。4年生の行動はチームに刺激を与え、全体の意識向上へと還元された。
この偉業を、未来への布石にする。3年生の新幹部らは「この経験を引き継ぎ、超えなければ意味がない」と口をそろえる。来年度こそ強いチームをつくり上げ、日本一を実現させる。
【坂田和徳】
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