いざ帝京討ち 留学生の壁崩せるか

2018.11.03

 3年ぶりの優勝を目指した戦いが始まった。完封勝ちした初戦の勢いそのままに開幕4連勝。絶対王者・帝京大を最高の形で迎え撃つ。

◆9・9~12・2 関東大学対抗戦Aグループ(八幡山グラウンド他)

勝利のテーマ
 覇権奪回に向けて好発進だ。試合前1週間、テーマを決めて練習を行っているラグビー部。前半戦のヤマ場・筑波大戦では〝twenty―twenty〟を掲げた。前後半とも分の試合のうち、前半入りの20分と後半最後の20分で差をつけるというものだ。迎えた試合本番、前半19分。「自信を持ってまとまって押せた」(ナンバー8坂和樹・政経3=明大中野八王子)と敵陣での相手ボールスクラムをターンオーバー。明治の最大の武器であるスクラムが最初のトライにつながった。後半最後の20分間でも4トライを挙げ、見事テーマを完遂。66―21で快勝してみせた。
 秋の白星も明治が頂く。18日には対抗戦7連覇中の帝京大との一戦が控える。勝利のカギは留学生対策だ。日体大戦では「勢いづく前にシャットダウンできていれば」(ロック箸本龍雅・商2=東福岡)と留学生の突破に苦戦。帝京大はナンバー8ブロディ・マクカランをはじめ、フィジカルに定評のある留学生が中核を担う。「3人がかりでも内側で止める」(スタンドオフ忽那鐘太・文4=石見智翠館)。空いたスペースは今年度強化してきた運動量とコミュニケーション力で攻略する。春、夏ともに逆転勝利を果たした明治だがチャレンジャーとして王者を再び狩る。

【鈴木貴裕】