
(20)全日本駅伝直前インタビュー 小袖英人
11月4日に全日本大学駅伝が行われる。今大会から主要区間の距離が変動、シード権の枠も6校から8校に増えた。また10月の箱根予選会で2年ぶりに本戦出場を決め、チームは上り調子。エントリー選手は予選会と大きな変化はないが、この勢いのまま全日本で3年ぶりのシード権を獲得したい。
本特集では山本佑樹駅伝監督、エントリー選手から各学年の代表者の全日本へのインタビューを5回に分けて取り上げます。第4回は小袖英人(政経2=八戸学院光星)のインタビューをお届けします。(この取材は10月28日に行われたものです)
――改めて予選会を振り返っていかがですか。
「チームとしても5位通過出来ましたし、自分としてもロードに苦手意識があったのですが、それを克服する走りができたと思います」
――予選会からの調子はいかがですか。
「疲労がたまって、予選会前よりは調子が良くないのですが、あと一週間あるので、全日本に向けてしっかり調整をしていきたいです」
――今は全日本に向けてどのような練習をしているのでしょうか。
「予選会までは距離がメインだったのですが、今はスピードを入れて速い動きの練習をしています」
――そのスピード練習の目的はなんでしょうか。
「全日本は距離が短くなるので、スピードに対応できるように、他の大学のスピードに対応できるようにやっていると思います」
――予選会以降チームの雰囲気はいかがでしたか。
「予選会のメンバーが頑張ったから、それ以外の選手も頑張ろうっていう気持ちになって、記録会とかでも自己ベストで走った選手もいましたし、チーム状況は前に比べて良くなっていると思います」
――同学年の選手の調子はいかがですか。
「同学年はこの前の日体大記録会で結構な人が自己ベストを出して、2年生も負けてられないっていう気持ちになると思うので、僕たちがいい刺激を与えられたらなと思います」
――前田舜平選手(政経2=倉敷)は最近どうでしょうか。
「最近はしっかり練習も出来ていて良いと思います」
――全日本をどのような位置付けとして捉えていますか。
「チームとしてはシード権を勝ち取るということで、個人としての目標は区間5番に入って、駅伝でも勝負できるんだぞというところを見せたいので、区間順位にこだわってやっていきたいと思います」
――全日本でシードを取るためには何が必要でしょうか。
「自分たちは(実力の)抜けている選手が阿部さん(弘輝・政経3=学校法人石川)しかいないので、チーム力で戦っていく必要があり、1人の失敗も許されません。一人一人が任された区間を監督の期待に応えられるようにすればシードも見えてくると思うので、頑張りたいと思います」
――全日本ではどんな走りをしたいですか。
「前に人がいたらそれを追っていかないといけないと思いますし、単独走だったらしっかり時計を見て自分に合ったペースで走ることが必要だと思います」
――希望する区間はありますか。
「特にないのですが、やっぱ前半区間を走って流れを作りたいなという思いはあります」
――周りで意識する選手はいますか。
「同年代には負けないようにしたいですし、上の学年にも挑戦していきたいなと思います」
――どのように調子を上げていきますか。
「自分の場合はジョグを落とせば調子が上がってくるので、今週1週間ジョグを減らして良い動きで練習するよう意識したいと思います」
――全日本への意気込みをお願いします。
「チームで戦っているんだということを忘れずに、もし走ったら走れなかった人の分までしっかり期待に応えて、区間順位を目指していきたいなと思います」
――手応えはありますか。
「調子が戻れば(笑)。この1週間本当に大事なので、しっかり戻していきたいなと思います」
◆小袖 英人(こそで・ひでと)政経2、八戸学院光星高、170センチ・53キロ
[川和健太郎]
次回は鈴木選手へのインタビュー記事を掲載します。アップは明日、11月3日(土)です。お楽しみに!
関連記事
RELATED ENTRIES