【瓦版】ホームゲームで降格圏脱出だ!

 難敵を迎え撃つ。2日間行われるホームゲームは8位・日大と5位・白鴎大との対戦となる。日大は3Pシュートランキング2位の松脇圭志を中心としたシューターぞろいのチームだ。白鴎大には210センチの壁・イブラヒマに阻まれ2年前から勝ち星を挙げられていない。リーグ戦1周目ではこの両校に対し10点以上差をつけられ敗戦を喫した。しかし、1戦目で敗れた中大、青学大に連勝し「いい雰囲気でホーム戦を迎えられる」(PG小林拓主将・営4=桐光学園)チームの空気は上々だ。連勝の勢いに乗りホームで借りを返す。

二枚看板
 2人のエースが勝利を手繰り寄せる。チームの総得点の半分近くを挙げているPF今川友哲(営4=大阪桐蔭)とSF須藤昂矢(営3=桐光学園)。須藤はキレのあるドライブからの正確なジャンプシュートでチームの窮地を幾度も救ってきた。さらに、昨年度から「課題」と語っていたフリースローの成功率も94%を超え「頼りがいのあるエース」(奥野綾汰・国際3=藤枝明誠)へと成長を遂げた。進化を続けるスコアラーがホームでも大暴れする。
 得点ランキング5位の今川は194センチの長身を持ちながらボール運びからインサイドまでこなす。ゴール下では留学生選手とも互角に渡り合い、リバウンドでも日本人トップの5位にランクイン。攻守において明大の中核を担う。明大が誇る二枚看板が難敵突破のカギを握る。

背水の陣
 正念場を迎える。昨週の連勝で、11位から9位に浮上した。青学大戦ではベンチメンバーも存在感を示し「勝利以上に大きな意味がある」(小林)とチームに希望の光が差し込んでいる。この連勝で自動降格圏内からは脱したが、11位の神大との差はわずかに1勝。依然として2部転落の脅威からは逃れられない。しかし、ここで連勝すれば8位以上に順位が上がり、降格の危機から一気に遠ざかる。さらに、インカレのシード権を獲得できるベスト4入りにもかすかな望みがつながる。「上位に食い込めるように」(小林)。見え始めた可能性をホームでつなげたい。


【長沼遼太】

◎応援へ行こう!
10月20日対日大戦 17時10分トスアップ
10月21日対白鴎大戦 16時20分トスアップ
◆会場◆
明大和泉体育館(明治大学の学生は学生証提示で入場料が無料となります)
◆アクセス◆
京王線 明大前駅より徒歩5分