(9)明大勢好走、昨年度のリベンジへ準備整う/日体大記録会
紫紺復活を懸けた駅伝シーズンが始まる。箱根駅伝予選会を3週間後に控えた日体大記録会。2日目の5000メートルは阿部弘輝(政経3=学校法人石川)がレースを2本走るなど、調整を兼ねての出走が目立った。
25組
1着 岡田 14分30秒48
3着 阿部 14分34秒24
4着 坂口 14分46秒48
27組
2着 阿部 14分21秒62
28組
1着 佐久間 14分27秒02
プラン通りの走りを見せた。「練習の一環」として2本のレースを走った阿部。夏合宿では足の故障により周りと比べて「50パーセントほど」(阿部)しか練習を消化できなかったと言うが、「1本目はキロ2分55秒で14分30秒、2本目はキロ2分52秒で14分20秒という所を目標にしていた」(阿部)と宣言通りにレースを進め、ひとまず安堵の表情が見られた。関東インカレの好走に始まり、7月に1万メートルで自己新を出すまで結果を残し続けた紫紺のエースが駅伝シーズンもチームを引っ張る。
中間層の底上げにも磨きがかかった。組1着に入った岡田和大(文2=中京)と佐久間秀徳(商1=国学院久我山)はそれぞれ自己ベストとセカンドベストを更新。来季には主力になるであろう下級生の活躍がチームに上昇気流を巻き起こす。
いよいよ箱根予選会に向け、態勢が整ってきたことを予感させた今大会。ハーフマラソンまで距離が伸びる箱根予選会ではより一層のチーム力が試される。箱根路の切符を逃し、肩を落としたあの日からもうすぐ1年。目標とするトップ通過も見えてきた紫紺の戦士達は一枚岩となれるか。昨年度の悔しさを胸にチームは最終調整に向かう。
[川和健太郎]
試合後のコメント
坂口裕之主将(政経4=諫早)
――駅伝シーズンに向けて意気込みをお願いします。
「今年は個人に頼ることなく、チームでしっかりと勝ち切ることを覚えて、来年以降につなげることが重要だと思うので、チーム一丸となって強い明治を取り戻していきたいなと思います」
阿部
――予選会での個人目標は何でしょうか。
「自分がタイムを稼がなければいけないということは分かっているので、そのためにも最低でも62分台を出すこと、そして日本人のトップ集団で争って勝つことが目標です」
佐久間
――今後の目標は何でしょうか。
「今は5000メートルで13分台と1500メートルで3分45秒を切ることを目標にやっています」
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