
(13)インカレ前インタビュー 髙橋勅有×西永りな
6日に開幕を控えたインカレ。昨年、団体は男女ともに好成績を収めるも、満足のいく結果とはならなった。今年こそインカレの頂へ。そんな選手たちの意気込みやお互いの印象を4回にわたってお送りする。女子の最終第4回は髙橋勅有主将(商4=国本女子)と西永りな(法4=広島修道大鈴峯女子)の4年生ペア対談をお送りする。
(この取材は7月22日に行われたものです。)
――普段の印象はいかがですか。
髙:組んでもう何年? 3年?
西:そんなにたつっけ。
髙:1年生の秋からだから。
西:そっか。
髙:りなには本当にプレーとか悩んでいるときにいつも助けてもらっていて、自分が結構パニックになっていっぱいいっぱいになっているときに助けてもらっているので、最後のインカレは自分も助ける側に回りたいっていうか。そういう気持ちはすごくあります。普段はすごく後輩とのコミュニケーションがうまくて、みんなをいい方向に巻き込んでくれる感じで。自分はどっちかというと巻き込むっていうよりも自分の姿を見せたいタイプなので話すっていうよりも行動で見せたいタイプなんですけど。りなはすごくコミュニケーションをとってくれるので、すごくいいなって思っています。
――寮生活の印象に残るエピソードはありますか。
西:怖いエピソードでもいいですか。みんな地方とか遠征に行くとお土産買ってくるんですけど、そのときにまず一人一個あるんですよ。で、余り何個ってお土産に書いてあって、ペンで。まず一人一個取って余ったらじゃんけんするんですよ。なのに、いつも何日かたつとお土産が無くなっていて。「え、誰?」って言ったら「私取ってないです」っていう人が2人くらい出てくるんですよ。え、なんで余ってないのに取ってない人がいるの、ってなって、最初は犯人探ししていて、でも誰も言わないんですよ。それが何回起きたかな。もう、5、6回も起きて。ついにお化けがおるんじゃないかって(笑)。そしたら後輩が昨日「私たち、小谷(真由・営4=米子松蔭)さんが寮の中にいるのを見ました」って言って、でも小谷はそのとき帰ってなかったらしくて「真由さん2階に上がっていったの見ましたよ」って言ったら「そのときいなかったから違うよ」って。お化けがいる疑惑が(笑)。
髙:マジかー(笑)。でも無くなるんですよ、よく食材とかも。「食べようと思っていた何々が無い」みたいなのが多くて、誰か食べたなってなっているんですけど、誰も出てこないっていう(笑)。だからみんなもう名前書いてます。
西:自分で買ってきたものは名前書いて守るっていう。
髙:寮あるある(笑)。
――お互いのプレーはいかがですか。
髙:りなはめっちゃ足が速くて、全部取ってくれるんですよ。私が「あっ」ってなっているときにも全部取ってくれるので本当に、ダブルスでもシングルスしているんじゃないかっていうくらいのカバー力がすごいです。
西:ツイストの角度がえぐいですし、なんか珍プレーがすごく面白いです(笑)。打ち合っているときに詰まって、ボール打つときに近くに入れちゃって、なんか銃で撃たれたかのような体勢になっちゃっているときもあるし。「え、どうした?」っていう感じ(笑)。
髙:よく食い込まれていますね(笑)。打ち負けちゃう。
西:でもやっぱりツイストとかロブの使い方がうまいなって思います。有効的に使えるので。私だと、打つ相手には力勝負で挑んじゃうところがあるので、そこを柔らかく自分の個性を生かしてテニスしているのがすごいなって思います。
――最後のインカレへの意気込みをお願いします。
髙:自分はもう社会人ではやらない予定なので、本当にソフトテニス生活において最後の大会、インカレになると思うので、そういった意味では今まで支えてくれた人とか今一緒にやっているチームメイトとか、そういう人たちに恩返しという訳じゃないけど、そういった意味でやり切りたいなと思っています。
西:小学校のときからやってきたテニスの本当に集大成になるので、岡山っていうこともあって中学校から面倒を見てくれていた先生とかも見に来てくださるのでその先生たちにも、親も遠くて全然試合を見に来る機会がないのですが、今回見に来てくれるので、その人たちも成長した姿を見せたいし、やっぱり本当に最後になるので悔いの残らないように今までやってきたことを出し切れたらいいなと思います。
――インカレへの目標をお願いします。
髙:団体で勝ちたいっていう思いが強いので今年は優勝目指して岡山でやり切りたいなと思います。
西:団体もダブルスもシングルスも全部勝ちます。
髙:頼もしい(笑)。
――ありがとうございました。
[福田夏希]
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