(1)陸上トレーニング実施中! 小林耕大主将インタビュー

今年度も4人のルーキーを迎え陸上練習がスタートした。自分を追い込み、氷上練習、そして10月からのレースに備えている。第1回目は、小林耕大主将(政経4=佐久長聖)に今季への意気込みを伺った。(この取材は6月16日に行われたものです)


――今のチームの雰囲気はいかがですか。

「雰囲気は最高です。やるときはしっかりやっているし、最初の方の4月とかはあまりできてなかったんですけど徐々にシーズンが近くなってきたっていうのもあって、メリハリがしっかりできてきたなと思います」


――昨年度と比べて良くなったところはありますか。

「みんなで声掛け合って、たまに面白いこと言って雰囲気を盛り上げたりして練習できてるところですね」


――例年より早く4月からチーム練習を始めたそうですが。

「4月はほとんどランニングメニューだけでほとんどウエートとかも行いませんでした。でもそれをやってたことによって5月とか本格的に練習が始まる時にケガをする人も少ないし、練習で遅れる人も少なくなりました。最低限体をしっかり動かせるように絞ろうっていうことで、基礎体力をつけるための練習はやっていました」


――ご自身にとってラストシーズンになりますが、心境はいかがですか。

「先輩がいた時は、何かしら任せっ放しでした。メニュー作成や、監督に電話したり、いろいろ聞いたりとか相談とか、そういうのも全て4年生がやっていました。自分たちはただ単に出されたメニューを淡々とこなしてっていうだけでしたが、いざ4年生になり主将になった時に、自分がしっかりしていなかったら後輩は付いてこないと思いますね。だから練習では、俺は先頭で引っ張ってやるってタイプじゃないからこそ、最低限どんなに辛い練習でも付いていって頑張ろうとは思ってます」


――今年の目標を教えてください。

「チームとしては、昨年度のインカレは5位だったので今年度は3位以上を目指しています。個人的には大学に来て全然速くなってないので最後は結果とかも求めたいですが、自分が納得できるようなスケーティングを今まで3年間できてないので、悔いの残らないシーズンにしたいです」


――納得いくスケーティングとはどのようなものですか。

「自分が考えた設定ラップで回ってこられること、タイムだけにこだわらずレース内容とかで達成感があれば納得いくと思います。例えば、ラップが安定しないときとかも、いつもの自分だったらガタガタ落ちちゃうけど、粘れて最後上げてゴールできるとか。レースの内容にもこだわっていきたいです。最後ぐらいはもがいてもがいて、入賞とかできればいいと思います」


――今季は勝ちたいと思っている人はいますか。

「大学4年って一番結果出てないといけないと思うんだけど、俺の場合はだんだんと遅くなってるんですよ。それで、だんだん速くなっていってるやつにもう追い付けないなとか、思っちゃってる自分がいます。だから後輩の裕介(今井・政経3=市立長野)なり、克哉(篠原・政経2=小海)なり。関口(顯一・政経3=長野工)なり、ヤス(小林裕幸・政経2=山形中央)なり、あと1年生の濱本(兼伸・政経1=帯広三条)が5000とかまで距離伸ばしてやりたいって言ってるので、そこらへんには負けたくないなって思います。『先輩にはやっぱり勝てなかったっす』とか、少なからずチームに貢献して『耕大さんがいたからまだ良かった』とか、そういうふうに思ってもらえるような人になりたいので、勝ちたい人は同じチームのメンバーです」


――最後に今季への意気込みをお願いします。

「インカレは全員出たいと思っている訳だし、チーム内で切磋琢磨(せっさたくま)して出られる人出られない人結局はいるかもしれません。でも、そういう人がいても全員がレベル上がって勝負して、チームとしても結果出したいなと思います」

 

 ◆小林 耕大(こばやし・こうだい) 政経4、佐久長聖、175センチ・64キロ

専門種目は5000メートル、1万メートル。スケート以外に打ち込んでいることはキャッチボール。球速120キロを目指している。


[織田有衣子]