(7)最終選考をかけ出走も厳しい結果に/日体大記録会
全日本大学駅伝予選会まであと3週間。チーム内での最終選考会となる日体大記録会が行われた。予選会と同距離である1万メートルには10人の選手が出走。しかし、急な暑さの影響もあり、ベスト更新、30分前半が共に出ず振るわない。予選突破に不安を残す結果となった。
復調の兆しが表れた。「春先出遅れていた3人のめどが立ってきた」と山本佑樹監督が評したのは、佐々木大輔(法3=八千代松陰)、岸哲也(商3=国学院久我山)、南俊希(政経3=鹿児島城西)の3人。特に佐々木は、1キロ3分のペースを守った堅実な走りで、苦しいながらも30分31秒27にまとめた。しかし、「30分前後くらいでは走りたかった」(佐々木)と満足はしていない。また、後半のスタミナ切れや、フォームの崩れなど課題も残るが、「自分が8人に入って、しっかり明治に貢献したい」と、予選会出場への強い思いを見せた。
全日本大学駅伝予選会は8人全員の力が問われ、失敗のできないレースとなる。過去最低の15位と落ち込み、箱根路も失ったどん底の昨シーズンから這い上がるために。紫紺の襷で伊勢路を駆ける、その切符を手にする戦いにチーム一丸となって挑みたい。
[仁科せい]
試合後のコメント
山本監督
ーー今日のレースで良かった選手はどなたでしょうか。
「佐々木、南、岸ですね。予選会にしても走ってほしい選手なので、彼らが上がってきたというのは、チームにとってプラスというか、良かったなという感じです」
ーー全日本まであと3週間、具体的な目標はありますか。
「箱根の予選会よりも、失敗が利かないというか、かなりプレッシャーの大きいレースなので、あまり何位で通過ということは考えずに、とにかく予選を通過するということを最低限であり、最高の目標にして、やりたいなと思います」
佐々木
ーーレースを振り返っていかがでしたか。
「タイムがあまり良くなくて、自分がまだ予選会で走るか、選ばれてるのかもわからないんですけど、選ばれているなら、残りの20日間でどれだけ調子を上げられるか、というところがわかった試合でした」
南
ーー全日本予選に向けてどのように過ごしていきますか。
「今日走ったのはボーダーギリギリの選手だったので、走るかどうかは分からないのですが、もし走ることになったらしっかり準備して、暑さも対策していきたいです。全日本の出場権ということで他のチームも死に物狂いでくるので、強い気持ちを持って練習に挑んでいきます」
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