
(5)【瓦版】リーグ戦開幕 信闘で一つに王座奪還
2年ぶりに王座を奪還する。4月7日から第92回関東大学1部リーグの幕が開く。おととしは2位と勝ち点差10で圧倒的優勝。しかし、昨年は前期でつまずき4位に終わった。新主将・岩武克弥(政経4=大分トリニータUー18)を中心に、今年こそ頂点に返り咲く。
信闘
今年らしさを出していく。リーグ戦優勝、総理大臣杯優勝の2冠を達成したおととしのチームを踏襲した昨年。スローガンもおととしと同じ音である〝一進〟に。しかし、無冠に終わり、リーグ戦はまさかの4位で閉幕。8年ぶりに3位以内を逃した。だからこそ「その年のカラーを出していくことが必要」(岩武)。そんな思いもあり、今年のスローガンを〝信闘〟に決めた。「自分、仲間、そして今までやってきたことを信じて闘う」(岩武)。過去の栄光にとらわれず、自分たちの色で勝負する。
奪還
勝利のカギはオフェンスにある。今年、公式戦2試合目となった先日の東京都トーナメント対駒大戦。リーグ戦でここ7年負けなしの相手に0―2と完封負けを喫した。「攻撃に工夫が足りなかった」(DF佐藤瑶大・情コミ2=駒大)。スピードを生かし果敢に相手ディフェンスの背後を狙うFW小柏剛(商2=大宮アルディージャユース)、188センチの大型FWの狩土名禅(文2=桐生一)など、オフェンス陣には個性豊かな選手がそろっている。かみ合えば多彩な攻撃力を発揮できるはずだ。
序盤を制し、優勝を手繰り寄せる。昨年は最終的には4位まではい上がったが、前期だけで見れば7位。11試合中9試合で得点を挙げながら、勝ち切れた試合はわずか4試合にとどまった。「勝つことに徹底的にこだわりたい」(栗田大輔監督)。一つも落とせる試合はない。立ち上がりから貪欲に戦い、栄冠を取り戻す。
【記事・浅野拓磨 レイアウト・木田諒一朗】
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