(26)快勝するもメンタル面に課題/練習試合
関東学院大をホームに迎え行われた今回の練習試合。プレーしたのはセカンドチームの選手たちで、45分×4本の形式で行われた。結果は1本目こそ0-1と劣勢に立たされるも、終わってみれば10-3の圧勝だった。しかしこの練習試合でメンタル面の課題が浮き彫りに。試合後の選手たちの顔は厳しかった。
1本目はトップでの出場機会を狙う選手たちが名を連ね、勝利は確実かと思われた。しかし前線でパスがつながらず、攻め込まれる場面が続く。三浦コーチからは「前を向け。(攻守の)切り替えを早くしろ」と指示が飛ぶ。25分を過ぎたころから何とか攻撃の形が見え始めたものの、ゴールを奪うことはできず、0-1で1本目を終えた。
それでも2本目以降は、徐々に勢いを取り戻す。中でも右サイドの星野(政経3)が、何度も決定的なチャンスをつくり出すなど、チームに貢献した。4本目では6ゴールを決めた明治。10-3という圧巻のスコアで試合を終えた。
出だしこそうまくいかなかったものの、スコアだけ見れば快勝。それでも選手やコーチの顔に笑顔がなかったのには理由がある。1本目終了後に三浦コーチが発したのは「試合に出られることを当たり前だと思うな。相手にお願いして練習試合してもらっているんだ」という厳しい言葉。戦術や技術以前にサッカーに向き合う姿勢の未熟さが、彼らの表情を厳しくしていた。
試合終了後もグラウンドには黙々と練習を続ける選手の姿があった。「自分たちががむしゃらにプレーして底上げできれば、チーム全体が強くなる」(庄司・法3)とセカンドチームの重要さを知っている彼らなら、今日の反省を真摯(しんし)に受け止め、また成長した姿を見せてくれるだろう。
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