ルーキー特集(9)「リバウンドは誰にも負けたくない」新世代の起爆剤 溝口月斗
今年度も頼もしい新戦力が加入した。最初の公式戦である関東トーナメントではベスト16に終わり苦杯をなめた明大。秋のリーグ戦に向け、6月4日に初戦を迎える新人戦で勢いを取り戻したい。本特集ではそんな男子バスケットボール部の将来を担うルーキー9人を紹介する。
9人目に紹介するのはセンターの溝口月斗(国際1=東海大札幌)。高い身体能力を生かしたリバウンドが武器。速攻への嗅覚も鋭くポイントゲッターとして期待できる存在だ。昨年度のウィンターカップ・宇都宮工高戦では34得点14リバウンドの活躍を見せた。明大に入学してからも、京王電鉄杯・法大戦でチームトップの13得点と早くも存在感を放っている。(この取材は5月21日に行われたものです)
——バスケを始めたきっかけを教えてください。
「小学校3年生の時に母親がバスケをやっていて『ミニバスの練習に行ってみない』って言われて、行ったら楽しくて始めました」
——高校バスケとどのようなところで差を感じますか。
「大学はスクリーンとか逆サイドの動きとか、高校と違って頭を使ってプレーしますね。あと、体の当たりとかが高校と違います」
——明大に進学した理由を教えてください。
「自分は文武両道をしたいので明治にしました」
——普段のキャラクターを教えてください。
「先輩たちからは、なんか『頭おかしいな』ってよく言われます。高校時代は練習中でもずっと笑ってるって言われていました」
——持ち味は何ですか。
「ゴール下で点を取ることと、リバウンドですね。リバウンドは本当に誰にも負けたくないです。オフェンスリバウンド取って、点を決めたら会場も沸くだろうし、チームにも勢いがつくので、リバウンドは武器ですね」
——自分の中の課題を教えてください。
「この身長だとセンターとして通用しないことがあるので、まず体づくりすることです。あとは、外でのプレーはこれからもっと練習してできるようにしていきたいです」
——今後留学生を相手にすることについてどう感じますか。
「中に押し込まれたら勝てないので、押し負けないようにして中に入れさせないようにしたいです」
——今年の目標を教えてください。
「逆サイドの動きとか、スクリーンのかけ方とかちゃんとできるようにしたいですね。日々の練習で動画を撮っているので、それで先輩方の動き見て勉強しています。あとはやっぱ、試合に出てチームに貢献したいです。自分の武器にしているリバウンドとかでチームに勢いをつけたいです」
——チームとしての4年後の目標を教えてください。
「1部リーグで上の方に行きたいですね。インカレでも勝っていけるようなチームにしたいです」
——4年間の目標を教えてください。
「今川友哲(営4=大阪桐蔭)さんみたいにインサイドとアウトサイドの使い分けができる選手になりたいです」
——新人戦の意気込みをお願いします。
「ルーズボールだったり、リバウンドだったり、一つ一つのプレーをアグレッシブにやっていきたいです」
——新人戦はどんなところに注目してほしいですか。
「勢いですね。あと渡辺翔太(政経2=宇都宮工)さんのドライブです。そのドライブから自分とか植松義也(営2=桐光学園)さんの合わせにも注目してほしいです」
——2回戦勝ち進むと拓大との対戦が濃厚で、ゲイドゥドゥ(拓大)選手とのマッチアップが予想されますが意識することはありますか。
「そうですよね。ドゥドゥは外もあるし、中も強いので、とりあえず頑張って止めるしかないです。本当に、頑張るしかないです。でも、ゾーンディフェンスがうまくいけば止められると思います」
——浅山歩太(政経1=長崎西)選手の紹介をお願いします。
「話しかけたらいつも笑顔で対応してくれていい人です。あと、シュートタッチがいいです。新人戦でも期待しています」
――ありがとうございました。
[田北俊介]
◆溝口 月斗(みぞぐち・げっと)国際1、東海大札幌、192センチ ・86キロ 登録ポジションはC(センター)。 4月19日生まれ。 普段は標準語だが寮では北海道なまりがでるらしい。
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