
ルーキー特集(1) 2度のケガを乗り越えた努力家 浅山歩太
今年度も頼もしい新戦力が加入した。最初の公式戦である関東トーナメントではベスト16に終わり苦杯をなめた明大。秋のリーグ戦に向け、6月4日に初戦を迎える新人戦で勢いを取り戻したい。本特集ではそんな男子バスケットボール部の将来を担うルーキー9人を紹介する。 1人目に紹介するのは一般入部生の浅山歩太(政経1=長崎西)。普段は笑顔の絶えない浅山だが、高校時代は2度の大ケガを負った苦労人。それでも懸命にリハビリに励み、高校3年の9月に復帰を遂げる。ブランクを感じさせない活躍でウインターカップ出場に貢献した。大学ではSGとして持ち味の3Pシュートを武器に、得点を量産する。(この取材は5月21日に行われたものです)
――なぜ明大を選んだのですか。
「明大はバスケが強いだけでなく、勉強面にも力を入れているので、文武両道をできると思ったからです」
――ご自身の持ち味を教えてください。
「3Pシュートやジャンプシュートが得意です。大学でも武器にしていきたいです」
――お手本にしている選手はいますか。
「引退してしまったのですが、NBAのコービー・ブライアント選手(アメリカ)です。小さい頃からずっと見てまねをしていました。3Pシュートも打てるし、ドライブもできるオールラウンダーな選手です。今でもお手本にしています」
――対戦してみたい選手はいますか。
「永野聖汰(青学大)ですね。小学、中学で何度も対戦していていつも負けていました。自分としてはライバル視しています」
――バスケを始めたきっかけを教えてください。
「小学1年の時に何か運動しようと思っていて、バスケ、サッカー、野球とかいろいろ見に行きました。その時に小学6年だった人がめちゃくちゃうまくて、その人に憧れて入りました」
――周囲からどのような性格だと言われますか。
「なれたらうるさいってよく言われます。あとはいつも笑っていると言われます」
――高校時代で印象に残っていることはなんですか。
「高校最後の試合ですね。ウインターカップ2回戦で日大山形高に1点差で負けて引退になりました。自分は高校時代にほとんど練習に携われていなかったので、一層悔しかったです」
――なぜ練習に携われていなかったのですか。
「ケガです。1年の7月に練習中に足首をケガして、結局治ったのが2年に上がったときですね。そうしたらまた2年の9月に試合で前十字靭帯を切りました。その時は全く動けず、完治したのは3年の9月でした」
――リハビリの期間が長いですね。
「はい。大変でしたし、悔しい思いもありました。少しでもチームのためになるように積極的に声を掛けたり、自分なりにできることをしていました」
――将来的にどのような選手になりたいですか。
「みんなから頼られる存在になりたいし、チームの勝利に貢献できる選手になりたいです」
――今年の目標を教えてください。
「当たり負けしないような体をつくって、自分の持ち味であるシュートを出していきたいです」
――新人戦への意気込みをお願いします。
「自分も出る場面があるかもしれないので、相手に負けないようにアグレッシブにどんどんやっていきたいです」
――次の阿保柊二(総合1=実践学園)選手の紹介をお願いします。
「3Pシュートが得意で、フェイクからのドライブもする器用な選手です。普段はみんなにいじられていてチームを和ましてくれます」
――ありがとうございました
◆浅山 歩太 あさやま・あゆた、政経1、長崎西、 176cm・75kg
登録ポジションはSG(シューティングガード)。8月23日生まれ。趣味はスニーカー集め。
[浅野拓磨]
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