明治は私の青春 川島海荷さんインタビュー
「明治は私の青春です」。今年の卒業生の一人、川島海荷さんは4年間を振り返り、こう言いました。皆さんにとって、明治大学で過ごした時間とはどういうものだったでしょうか。4年前、日本武道館で迎えた入学式。そして今日、同じ場所で迎える卒業式。その間のさまざまな思い出は、生涯色あせることなく残っていくことと思います。今日は皆さん一人一人が主役です。私たち明大スポーツ新聞部から送る最後の1面は、そのうちの一人、川島さんのお話です。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
――卒業を前にして今のお気持ちは
まず、4年間で卒業できて本当によかったです。高校生活をあまり充実させられなかったという後悔があったので、大学に行って学生生活を謳歌(おうか)させたいと思っていました。
――なぜ明治へ
ロケで使うハウススタジオが和泉のグラウンドの後ろにあって、高校の時に3カ月くらいキャンパスを通り抜けて通っていました。その時に学生の皆さんがいきいきしている姿を見て、あの大学に入れたらいいなと思い受験しました。
――思い出の場所は
和泉の図書館が大好きでした。ちょうど私が1年生の時にできて。空き時間のつぶし方が明大前周辺は難しくて、駅近くのカフェとかも行っていたんですけど、図書館の本読みスペースで寝るというのが至福の時間でした。テスト前は個人で勉強できるテーブルを活用して、授業がない日も朝から行っていました。
――学生生活の思い出は
みんなで学校以外の所で会ったり女子会をしたりしたことです。1、2年生の時は食欲がすごかったので、新宿のスイーツ食べ放題とかみんなで並んで入ったりしました。みんなで食べながらおしゃべりしたり、後は夜集まってカラオケとかにも行きました。学科のみんなで仲が良かったので、学科会を開いて楽しんでいました。
――ゼミの思い出は
私は2~4年生とずっと同じ先生のゼミを専攻していて、3年生の時にはゼミ合宿にも参加しました。社会学で有機栽培のお茶を育てている茶畑に行って、みんなでいろりを囲みながらご飯を食べたのが思い出深いです。高校の時は修学旅行を1泊で帰ったりして全部参加できたことがなかったので、うれしかったです。
――苦労した授業は
外国語の必修ですね。出席重視で先生も容赦なかったので、英語とか苦手だったのでどうしようと思って。友達の家に泊まり込みしてノートを写させてもらって、さらにその子に個人講習をしてもらって。「テストでどうにか先生を振り向かせてやる!」という気持ちでやっていました。第二外国語の中国語は1、2年生で全部取ることができました。また4月からNHKEテレで「テレビで中国語」という番組の出演が決まったんです。(大学の勉強が仕事に)つながっていてうれしいです。
――明治のスポーツには
野球はもちろん、箱根駅伝とかついつい明治大学が出ていると応援しちゃいます。今年は少し残念だったけど…。めいじろうも持っていて家で飾っています。そういう意味で明治精神はやっぱり持っているのかな。卒業してもそれは変わらないと思います。
――ずばりご自身にとって明治とは
私の青春です。高校では青春を謳歌できなかったので、完全に青春でした。これからは青春を落ち着かせて、社会人らしく頑張りたいなと思います。でも、たまに明治のメンバーで集まって青春を思い出してわいわいできる関係でいたいです。
――卒業後の目標は
学生生活の中ではずっと突っ走ってきました。もうノンストップだったので、卒業してちょっと立ち止まってみて、初心に帰りたいと思います。もっと自分のこの先のお仕事を真剣に考えて頑張っていきたいです。みんながこれから働きだすように、私も仕事を一生懸命負けないようにしたいです。
♥川島海荷(かわしま・うみか)1994年生まれ。埼玉県出身。明大では文学部心理社会学科現代社会学専攻。趣味は読書、料理、お菓子作り。4月5日からNHKEテレで放送の「テレビで中国語」(毎週火曜、後11時25分~)に出演。
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