世界ジュニア日本代表 西野友毬
明大スケート部フィギュア部門にまた1人、期待の選手が加わった。ジュニア時代から国際大会で活躍し、世界ジュニア選手権で5位の実績を持つ西野友毬(政経1=私立武蔵野)。彼女はスケートと大学生活を両立させるため、明大入学を決めた。
5種類3回転
西野はアクセルを除く5種類の3回転ジャンプを跳ぶことができ、伸びやかなスケーティングも魅力の選手。スピンでも最高難度のレベル4を何度も獲得してきた。難しいジャンプ構成はしないが、大崩れすることなくどんな技でもそつなくこなせる。過去2度の世界ジュニア日本代表を経験し、ジュニアグランプリファイナルでは3位と表彰台にも上がった。シニアの舞台でも全日本選手権で6位入賞した実績の持ち主だ。
学校が大好き
明大を選んだのは石川(文4)、高山(商4)といったレベルの高い先輩がいることに加え、スケートの環境が良いこと。「スケートと学校を両立できるのが明治」と高校3年春から明大への進学を希望していた。また西野は昔から学校が大好きで、学校の友達と話をすることでスケートへのモチベーションを保っている。そのため大学に行かないという選択肢はなかったと言う。「スケートだけの人になりたくない。自分の幅を広げたい」から進学に迷いはなかった。現在は1日3~4時間、週6日の練習で、まさにスケート漬けの毎日。それでも「学校が大好きだし、ちゃんと授業にも出たい。友達もたくさんつくりたい。社会に出るときに何もできない人になりたくない」と大学生活の抱負を意欲的に語る。
競技大学まで
これまで国内外を問わず結果を残し、これからの活躍にも高い期待が懸かるが、競技は大学4年までと決めている。「だからこそ、この4年間でやり切る。最終的な目標は悔いのない演技をすること。自分の満足いく演技ができたら、自然と結果はついてくるから」。最高の演技を求めて、西野の4年間が始まる。
◆西野友毬(にしの・ゆうき)1993年大阪府生まれ。5歳でスケートを始め、小学6年で5種類の3回転ジャンプを取得。2007年ジュニアグランプリイギリス、エストニア大会で優勝。同年のジュニアグランプリファイナル3位。08年世界ジュニアでは5位入賞。シニアでは10年全日本選手権6位。趣味はショッピング、カラオケ。157cm
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