サッカー部OBからのメッセージ 藤田優人さん

2010.03.26

 常に結果のみが求められるプロスポーツの世界。結果が出せない場合は解雇されることもある。そんな厳しい世界に身を置いている藤田優人さん(平21法卒・現横浜Fマリノス)。その言葉はこれから社会の荒波にもまれるだろう卒業生に指針を与えてくれるだろう。

どんな立場でもしっかり

 卒業後にプロになるという目標を持って明大へ進学した藤田さん。今でこそポジションはDFだが、実はボランチをやっていきたかったのだと言う。明大サッカー部にきてコンバートを宣言され、不満を抱きながらプレーをしていた。それを見抜いた神川監督からの「どんな立場でもしっかりやれ。どんなに良くても外すぞ」という厳しい言葉に一念発起。明大サッカー部不動のサイドバックに成長し、そしてJリーガーになった。「あの言葉があったから今がある」。

「逃げない」という姿勢 

東京ヴェルディに入団した藤田さんだが2年目にして早くも別のチームに移籍。プロの厳しさを実感したことだろう。しかしそこに心配はない。「やることをしっかりやってきた。だから今のチームに声を掛けてもらえたと思う」。自分のすべきことをすれば結果は付いてくる。藤田さんはそれを証明してくれた。「全部が自分の思い通りにはいかないと思う。そこで逃げない」。藤田さんのその姿勢は見習いたいものだ。

◆藤田優人 ふじたまさと 平21法卒 横浜Fマリノス