「健康が第一です!」  葉山エレーヌさん

2010.03.26

 大学では人間関係や精神的なものなど、簡単にはアウトプットしにくいようなことを多く学びました。私は4年間アメリカンフットボール部のマネジャーをしていたのですが、そこで経験した事が、今、社会人として仕事をしていく上で非常に役に立っています。  
 マネジャーの仕事って、そこでする努力が直接、すぐに成果として自分に表れるものではなくて、選手が頑張ってくれなければ何にもならない事が多く……。一見、華やかそうに見えるアナウンサーという職業も似ているんです。この仕事も実際は陰の努力がすごく大切で、日々の発声練習も必要だし、原稿や資料を作ったり仕事に関するあらゆる映画や本に目を通したりするのも重要です。見えない、努力と工夫と挑戦の毎日です。
 
 私の場合、高校まで選手としてバレーや陸上をやってきて、人のために尽くすような経験があまりなかったんです。大学で初めてマネジャーをやってみて、そこで耐える事や折れない気持ちを培う事ができた気がします。 
 
 社会に出ていくと、新しい環境の中で自分の心のバランスを取ったり、気持ちを強く持ったりする事が、より重要になってくると思います。私は一つのノートに自分の長所をページの始めから、そして短所を終わりから書き込むと決めて、友達や親に指摘された事も含めて、まとめていました。これは就職活動のころから始めたのですが、今でも時々、見返したり、書き加えたりしています。自分の弱点を知っている事は時として強みにもなりますし、自分自身を客観視する事は社会に出てから、今まで以上に必要な事だと思います。
  
 これから社会人になると、しばらく環境に慣れるのに精いっぱいで精神的にもかなり疲れると思います。そんな時こそ、自分の芯になる部分は強く持ちつつも、無理はしないで、いろいろチャレンジしてください。そして、何よりも、健康が第一です!!

◆葉山エレーヌ はやまえれーぬ 平18政経卒 日本テレビ