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公式練習後インタビュー 樋口新葉/全日本選手権
フィギュアスケート 2020.12.2412月25日に開幕する全日本選手権の公式練習が行われた。明大からは、男子は山隈太一朗(営2=芦屋国際)、女子は大矢里佳(商4=中京大中京)、佐藤伊吹(政経2=駒場学園)、樋口新葉(商2=開智日本橋学園)、松原星(商2=武蔵野学院)、本田真凜(政経1=青森山田)が出場予定。公式練習後に行われた、樋口のリモート取材の内容をお届けする。 ――公式練習で滑ってみての感触、感覚などを教えてください。 「前に長野で滑ったときにとてもリンクが寒くて、氷が硬いイメージだったのですが、今回滑ったときは結構暖かくて、滑りやすいリンクだなと思いました」 ――トリプルアクセルも着氷していましたが、ご自身の中での感覚はいかがですか。 「ここ2週間くらい、いつものアクセルを跳ぶ感覚が分からなくなっていて、少し不安だったので、多めに跳ぶようにしました。東京の練習のときよりもいい感覚で着氷できたので、すごくいい練習だったなと思います」 ――NHK杯が終わってからどのような調整をされてきましたか。 「つなぎの部分がFS(フリースケーティング)は少し足りないなと思ったので、音に合うように動きを少し増やしたり、ステップを入れたりしてジャンプでも失敗しないような練習をしてきました」(写真:公式練習を行った樋口) ――今大会の意気込みや目標を教えてください。 「今年最後の試合で、自分が一番大事に思っている試合なので、この2年間同じプログラムを滑ってきて、今まで練習してきたことだったり、ジャンプもそうですし、スピンやステップなど表現の部分でも全部出し切れたらいいなと思います」 ――トリプルアクセルが現地に来てから良くなったのは、具体的にはどのような部分が良くなったのでしょうか。 「踏み切りがうまくいかないことが多くて、軸が曲がってしまうような練習が多かったのですが、今日はその踏み切りがうまくいったし、すごく滑るリンクだったので、踏み込んだときに前に滑るような感覚でジャンプが跳べたのでそこがすごく変わった部分かなと思います」 ――SP(ショートプログラム)もFSもトリプルアクセルを組み込む予定でしょうか。 「一応その予定ではあります」 ――ありがとうございました。READ MORE -
不安の残る中快勝! 仁平・上杉夏組が2回戦進出/全日本総合選手権
バドミントン 2020.12.23大会2日目、明大からは混合ダブルス2組、女子シングルス1人が出場。混合ダブルスの仁平澄也(政経4=埼玉栄)・上杉夏美(商4=埼玉栄)組が2-0で勝利を収め、2回戦へ駒を進めた。 ◆12・21~27 第74回全日本総合選手権大会(町田市立総合体育館)▼混合ダブルス 仁平・上杉夏組――2回戦進出 酒井・鈴木組――1回戦敗退▼女子シングルス 上杉杏――1回戦敗退 混合ダブルスとシングルスが行われた大会2日目。鈴木成美(商4=埼玉栄)・酒井健登(大同特殊鋼)組は終始押されていた第1ゲームから一転、第2ゲームは粘りを見せた。序盤で5点差をつけられる苦しい展開となるが、終盤13―16から4連続ポイントを決め逆転に成功。21―19で勝利を収める。しかし、つくった流れを味方にできず第3ゲームを落とし、悔しい結果となった。 女子シングルスに出場した上杉杏(商2=埼玉栄)は、今大会注目の山口茜(再春館製薬所)との対戦。第2ゲームに8―7と一時勝ち越す展開を繰り広げたものの、0-2で敗戦。白星には届かなかった。 接戦をモノにし、初戦突破を果たした仁平・上杉夏組。「1度も2人で練習できていなくて不安が大きかった」(上杉夏)という状況で迎えた試合だったが、幸先よく6点を先取し試合の主導権を握る。その後逆転を許し3点差となるも「落ち着いていこうと切り替えた」(仁平)。ミスの多かったサーブ周りを修正し、白熱した展開の末、21―19で第1ゲームを勝ち取る。接戦を制したことで流れを引き寄せた。第2ゲームはつかんだ流れを渡さず、危なげない試合運びで21―15と快勝。2回戦進出を決めた。 大会3日目を迎える明日の2回戦。明大からは3組が出場し、全員が4年生。「悔いの残らないように精いっぱいできたら」(仁平)。明大を背負っての最後の戦いはまだ続く。 [西村美夕] 試合後のコメント仁平――今日の試合の良かったところと悪かったところを教えてください。 「1回も練習できていない割には連携が取れていたところが良かったと思います。ただ、練習していないために何度か被ってしまうところがあったので、明日の社会人相手に向かっていけるように修正していきたいと思います」 上杉夏――第1ゲームで勝ち越されたあとはどのように修正しましたか。 「サーブ周りのミスが多かったので、そこをしっかり入れるようにということと、少しでも前に入って球をつくることを意識しました」 ――明日への意気込みをお願いします。 「始めの女子ダブルスはとにかく悔いが残らないように楽しくできたらと思います。ミックスダブルスはあまり練習できていないのもあって不安は大きいですが、2人で楽しく終われたら良いと思います」READ MORE -
内定選手によるコメント M F、F W編/Jリーグ加入内定選手合同記者会見
サッカー 2020.12.23駿河台キャンパス、グローバルフロントにて、12月22日現在で来季Jリーグへの加入が内定している12選手による合同記者会見が行われた。明大からのJリーガー誕生は、11年連続となった。当記事ではMF、F Wの選手のコメントを取り上げる。 以下、選手コメントM F住永翔(政経4=青森山田) 「明大では様々なことを学び成長させていただきました。サッカー面では特徴を磨くだけでなく、自分の課題と常に見つめ合い、成長を積み重ねることができました。サッカー以外では、人間性の部分など、社会で必要とされる人材になるための訓練というものをしてきました。今後の抱負として、1月の全国大会を最高の仲間たちと共に制覇したいと思っています。卒業後はAC長野パルセイロの勝利に全力で貢献し、サポーターの方々に愛され続ける選手になるために頑張りたいと思います。」 M F坂本亘基(ロアッソ熊本ユース) 「大学生活を振り返って、みんなサッカーのこと言っているので、学生生活を振り返ってみると、同じ法学部の岩田(寛生・法4=藤枝東)と一緒に徹夜で勉強してまた朝練をするサイクルを繰り返したテスト期間の苦しみが蘇ってきます。ロアッソ熊本ではコンスタントに試合にでて、チームのJ2昇格に貢献できればと思います。」 M F力安祥伍(文4=サンフレッチェ広島ユース) 「みんなサッカーの話をしているので、自分はほろ苦い経験について話したいと思います。1年生の頃の話ですが、試合前日に食べたご飯に当たってしまって、試合に出れなくなった経験があります。当時はチームにも迷惑をかけてしまい、自分自身も申し訳なさと情けなさでいっぱいでした。そこからユニホームを着る自覚を持ってプレーしてきました。金沢では自分の特徴である運動量を武器に、勝利に貢献していきたいと思います」 M F持井響太(文4=滝川二) 「大学生活で最も印象に残っていることは、昨年のインカレの決勝です。僕はけがで応援席からピッチを見ていましたが、あれだけチームが1つになって、日本一という目標に向かって戦う姿には感動しました。今後の目標としては、まず1月の全国大会で優勝する事です。東京ヴェルディでは、自分の持ち味であるドリブルを生かして1つでも多くの勝利に貢献していきたいと思います」 F W小柏剛(商4=大宮アルディージャユース) 「昨年のインカレ決勝の日が一番思い出に残っています。試合が終わった後、もう4年生とサッカーができないと思うと自然と涙が出てきて、自分自身4年生が本当に大好きだったんだなと感じた日でした。明大での生活は残り1ヶ月ですが、そんな4年生になれたらと思います。今後の抱負としては、1月の全国大会で優勝して、プロの舞台でも自分のスピードという特徴を活かして得点を量産して活躍することで、明大に恩返しをしたいと思っています」 F W佐藤凌我(政経4=東福岡) 「自分は4年生になったら絶対会見の場に立つという気持ちでプレーしてきたので、こうして会見に参加できる事をうれしく思います。寮生活は大学が初めてだったので不安も多かったですが、4年住んだ今は「住めば都八幡山」と思えるようになりました。常に仲間と切磋琢磨(せっさたくま)して成長できたと思います。東京ヴェルディでは支えてくれた人たちに感謝の気持ちを持ち、多くの人に感動や勇気を与え、多くの人たちに愛される選手になれるよう頑張っていきたいと思います」 F W狩土名禅(文4=桐生第一) 「大学ではケガが多く、4年間のうち半分くらいしかプレーできませんでしたが、ケガをするたびに色々考え方が変わったり、視野が広がったりして思い出に残っています。1月の全国大会では4年生全員で絶対に優勝をつかみたいと思います。ギラヴァンツ北九州ではJ1に昇格できるように自分の力を発揮して頑張っていきたいです」 [サッカー担当一同]READ MORE -
内定選手によるコメント G K、D F編/Jリーグ加入内定選手合同記者会見
サッカー 2020.12.23駿河台キャンパス、グローバルフロントにて、12月22日現在で来季Jリーグへの加入が内定している12選手による合同記者会見が行われた。明大からのJリーガー誕生は、11年連続となった。当記事ではGK、DFの選手のコメントを取り上げる。 以下、各選手コメントDF須貝英大主将(商4=浜松開誠館) 「4年間の思い出として、今年のリーグ戦で優勝できたことが印象に残っています。今年はプレッシャーも多かったですけど、絶対にタイトルを取って去年を超えてやろうという気持ちがありました。常に向上心を持っていたので、それが優勝という形に結びついたと思います。ヴァンフォーレ甲府では新たなスタートになりますが、まず怪我をしっかり治して、自分の特徴である対人能力を磨きながらゴールに直結するプレーをしたいです」 G K早川友基(営4=桐蔭学園) 「今年のリーグ戦での優勝が一番印象に残っています。難しい状況ではありましたが、たくさんの方々の支えがあって、全力でサッカーをできる環境に喜びを感じました。今後の抱負は、1月の全国大会で優勝して2冠で大学生活を終わることです。鹿島アントラーズでは、自分の特徴であるセービングや左右両足からのフィードでアピールしていきたいと思います。また、常勝軍団である鹿島の強さに貢献できる、いい影響を与えられる選手になりたいです」 D F常本佳吾(政経4=横浜F・マリノスユース) 「一番印象に残っていることは今年のリーグ戦での優勝です。コロナ禍の特別な状況においてもプレーできる環境を作ってくださった方々に感謝するとともに、優勝できたことはとても価値のあることだと思いました。1月の全国大会では、これまで学んできた人間力や三原則を発揮して、全ての人に感謝を伝えるようなプレーをしたいです」 D F佐藤瑶大(情コミ4=駒大高) 「昨年の天皇杯、川崎フロンターレ戦が最も印象に残っています。大学に入ってから何度もプライドをへし折られてきました。川崎フロンターレ戦では、自分の中で不甲斐なさ、実力不足など悔しい思いをしたので、その悔しさをバネに昨年からタイトルを取ることができたと思います。今後は1月の全国大会で、Jリーグ内定者が12人いる明大が必ずタイトルを取らなければいけないと思っています。ガンバ大阪ではスタメン争いは厳しいと思いますが、その中でも自分の特徴を出して、日本代表まで上り詰めたいと思います」 D F蓮川壮大(政経4=F C東京Uー18) 「明大での4年間で1番良かったと思う点は、高いレベルの選手と日々練習に取り組めたことです。特に、ディフェンスラインの早川、常本、佐藤、須貝には1年生の時から多くの刺激を受けました。スタッフの方々のご指導はもちろんですが、この同期と切磋琢磨してきたことが、FC東京に戻流ことができた1番の要因だと思っています。森重真人選手や渡部剛選手など、日本を代表する選手も多いですが、自分の力でポジションをつかみ取りたいです」 [サッカー担当一同]READ MORE -
栗田大輔監督によるコメント/Jリーグ加入内定選手合同記者会見
サッカー 2020.12.23駿河台キャンパス、グローバルフロントにて、12月22日現在で来季Jリーグへの加入が内定している12選手による合同記者会見が行われた。明大からのJリーガー誕生は、11年連続となった。当記事では栗田大介監督のコメントを取り上げる。 以下、監督コメント栗田監督 「明治大学体育会サッカー部監督の栗田です。本日はこのような社会情勢の中、お集まりいただき誠にありがとうございます。またこのような状況の中記者会見実施のためご尽力いただいた学校関係の皆様、広報課の皆様、本当にありがとうございます。本年もプロ選手が12名誕生しました。まずは今年度の総括という形で話をさせていただきます。 本年は関東大学リーグがコロナ禍で行われて、様々な方々のご支援を得て全日程を終えられたこと、これは本当に皆さんに感謝しなければならないと思います。リーグ戦を行えたからこそこの12名の選手たちを見ていただく機会になり、プロ内定という結果につながったと思います。我々は関東大学1部リーグにおいて2年連続6度目の優勝を飾ることができました。今年は昨年度5冠という成績を背負いながらシーズンをスタートしました。ここにいる選手だけでなく全部員が昨年と比較され、プレッシャーを感じながら進んできたこと、そして想定外のコロナという状況の中で4月から6月までは部の活動ができずに寮から離れバラバラになっていたこと、様々な障壁があったと思います。それでも日々の積み重ね、総合力が問われるシーズンになるということで選手たちを鼓舞して参りました。その結果として優勝できたということは、本当に選手たちが頑張った証だと思いますし、昨年の優勝とは違った価値が得られた1年だと思っています。 ここにいるメンバーについては7日から始まります全国大会に挑むわけですが、今年度サッカー部の集大成として、強くて上手いサッカーをやろうと思っています。強い個人がクリエイティブに絡むサッカーで明治を体現して全力で戦って、優勝をつかみたいなと思っています。 最後になりますが、4年生15名中12名プロの世界に進むということで、サッカー界にとっても本当に珍しいことだと思っています。これは各人が頑張った成果ですし、プロに進んだ先輩たちが作った基準、お互いに高め合うことはできる環境、そしてプロへの夢が叶わずに巣立っていく先輩たちや同期たちの思い、そういうところが響きあって、彼らを成長させてくれたと思います。また、スタッフ、関係者、支援してくださる全ての方のお陰で選手たちが夢をつかめたのかなとも思います。選手たちはプロになるのがゴールではなくスタートだと思うので、その感謝の気持ちを絶対に忘れずにいてほしいです。プロ選手は社会の皆さんに感動や夢を与えられる職業だと思うので、過信するのではなく、謙虚で、それでいて貪欲に自分の武器を発揮して、プロの世界で飛躍してほしいです」 [サッカー担当一同]READ MORE -
2組が2回戦出場決める 4年生は競技生活の集大成へ/全日本総合選手権
バドミントン 2020.12.23幅広い世代のトップ選手が出場する全日本総合選手権が開催された。今年は新型コロナウイルスの影響により、国内の公式大会はすべて中止に。今年最初で最後の公式大会となる。大会1日目は、男子複2組、女子複2組が出場。女子ダブルスの上杉夏美(商4=埼玉栄)・鈴木成美(商4=埼玉栄)組と社会人選手とペアを組んだ仁平澄也(政経4=埼玉栄)が2回戦へと勝ち進んだ。 ◆12・21~27 第74回全日本総合選手権大会(町田市立総合体育館)▼男子ダブルス 遠藤・武井組――1回戦敗退 仁平・星野(NTT東日本)――2回戦進出▼女子ダブルス 上杉杏・木村組――1回戦敗退 上杉夏・鈴木組――2回戦進出 インカレなどの公式大会が中止となり、およそ1年振りの公式戦となった今大会。男子ダブルスの遠藤彩斗(政経2=埼玉栄)・武井優太(商2=埼玉栄)組と女子ダブルスの上杉杏(商2=埼玉栄)・木村早希(文2=青森山田)組は1回戦敗退。遠藤・武井組は1ゲーム目終盤に同点になる場面もあり、プロ相手に健闘するも0-2で敗れた。上杉杏・木村組は、試合全体を通して前に出ていくプレーが見られたが、相手のペースに飲まれ、1回戦敗退となった。 「試合の感覚が無くなっていた」(鈴木)が、安定したプレーを見せた上杉夏・鈴木組。相手は加藤佑奈・大澤陽奈(青森山田高校)の高校生ペア。第1ゲームは序盤から5点を連取。滑り出しは好調だったものの、第1ゲーム終盤、ミスなどもあり17-19と逆転される。しかし、長いラリーの中でも焦りを見せることはなかった。相手の空いたスペースを狙うなど冷静なプレーで得点を重ね、21-19で第1ゲームを奪取。さらに「2ゲーム目で攻撃の仕方とかラリー全体の流れを変えることができた」(鈴木)と第2ゲームでは攻撃スタイルを修正。序盤からコンスタントに得点を重ね21-15で勝利した。 4年生は今大会が最後となる。試合が中止となる中「何に向けてやればいいのか分からなかった」(上杉夏)。今年は練習すらもあまりできない状況ではあったが、チームでコミュニケーションを取りながらモチベーションを保った。「試合に出る後輩の上杉杏・木村ペアと練習の時から声を掛け合った。2人の存在が自分たちの中で刺激になった」(鈴木)。そんな中開催された今大会。主将である鈴木は「ペアや今まで支えてくれた両親などへの感謝の気持ちを忘れずにがんばりたい」と意気込む。感謝の気持ちを胸に4年間の集大成をぶつける。 [宇野萌香] 試合後のコメント鈴木――今日の試合の振り返りをお願いします。 「1年ぶりくらいの公式戦で緊張すると思ったのですが、いざコートに入ってみるとあまり緊張せずにできて、2人で笑顔も出しながら楽しく出来たのが今日の試合の全体的な印象です。それが今日の試合の勝ちにもつながったと思います」 上杉夏――長い期間大会がありませんでしたが、その期間のモチベーションはどうでしたか。 「インカレなど大きな大会が中止になって、目標が無くなってしまったので、モチベーションが下がったというより、何に向けてやればいいのか分かりませんでした。でも、最後に全日本総合選手権に出るということが決まって、最後に頑張ろうという気持ちになることができました」 ――今大会が最後と大会となります。残りの試合をどういう気持ちで挑みますか。 「明日は混合ダブルスがあって、明後日は世界でも活躍している選手と対戦するので、とにかく楽しく2人で悔いなく最後までプレーしたいと思います」 READ MORE -
池田がインカレV 団体戦へ弾みをつける/全日本学生選手権
ボードセーリング 2020.12.22例年よりも約1か月の延期で開催された今大会。日本代表強化選手である池田健星主将(法4=逗子)が見事、学生個人チャンピオンの座に輝いた。さらに内藤紳之介(法1=アサンプション国際)、鈴木考太(国際4=明大明治)も入賞を果たした。 ◆12・18~21 全日本学生選手権(沖縄県国郡字奥間海岸沖)▼メンズクラス池田――1位内藤――6位鈴木――7位相沢――25位中島――36位田中――69位川村――73位長井――77位小林――83位 周囲の選手を圧倒した。風が強かった初日、池田は「最も得意なコンディション」と、全レースで1位を獲得。2日目の4レース目、序盤は微風により20位台と危うい位置に付くも、後半に得意な強風を利用し5位に。「あそこで20番のままだったら優勝はなかった」と勝利を手繰り寄せるレースになった。総合順位1位で迎えた最終日。他大学の選手が追随を見せるも「ポイント差があったので何も気にならなかった」と勢いそのままに帆走。見事、優勝をつかみ取った。 1年生ながら入賞を成し遂げた内藤。1日目、課題であった「順位をまとめる」ことに成功し6位に付ける。2日目の5レース目では「いかにスタートで早く出られるか」を大切にする姿勢が実を結んで2位を獲得。総合5位で終えた。最終日、苦手とする微風が続き7レース目では60位に。しかし「良い順位を取るしかない」と奮闘し6位入賞。「めっちゃうれしいです」と白い歯を見せた。 次に迫るのは団体戦。明大は3連覇が懸かる大勝負だ。「この1年間は団体戦のためにやってきた」(鈴木)と勝利への思いが強い。それだけに今大会で見つかった課題を修正できるかが重要だ。インカレでつくった良い波に乗れるのか、悲願達成へ期待が高まる。 [出口千乃] 試合後のコメント池田主将――優勝を振り返ってみていかがですか。 「ほっとしています。今まで他の大会に出ていてこのインカレ個人戦は最初で最後なので優勝しないといけないプレッシャーが自分の中であって、そのプレッシャーから解放された安堵感があります」 鈴木――団体戦までに取り組んでいきたいことはありますか。 「チームをもっと一つにしなければ優勝はできないと考えていて去年、おととしと優勝はしているのですが団体戦優勝というのはすごく厳しい戦いになると思うので、特に今年は2、3、4位と関東学院大にやられているのでやはりその3人を倒さないと団体優勝はできないと思っています。その3人を倒せるようにチーム一丸となってレベルアップできるよう取り組みたいと思います」 内藤――カギとなったレースは。 「3日間あったのですがそのうちほぼ風が強い強風でのレースで、練習していたことが実際に生かされて、艇速というスピードで負けずにやれたので良かったと思います」READ MORE -
小柏殊勲の2ゴール 創部初のリーグ連覇/関東大学1部リーグ戦
サッカー 2020.12.21前日、早大の敗戦を受け、連覇を確定させて迎えたリーグ戦最終節は桐蔭横浜大との一戦。試合は開始直後に先制するも、後半立て続けに失点し、苦しい展開に。その後、小柏の2得点でなんとか同点とし、最終スコアは3ー3。勝ちきることはできなかったものの、王者の意地を見せた。 「最終節も勝って終わろう」(住永)。油断はなかったはずだ。前日の試合で2位の早大が法大相手にまさかの敗北。リーグ戦連覇を決めて臨んだ試合は、桐蔭横浜大によるガード・オブ・オナーから幕を開けた。開始早々から前線での守備が機能し試合を支配すると、7分、杉浦のスルーパスに反応した佐藤凌がゴール右隅に豪快な一撃を決め先制。その後も相手ゴールに迫る攻撃を見せ、王者らしい盤石な戦いで前半を終えた。 迎えた後半。13分に自陣でのミスから得点を許すと、10分間で立て続けに3失点。「自分たちの弱いところが出てしまった」(小柏)。それでもそこで終わらないのが王者の意地。終盤、小柏の左足での2ゴールでなんとか同点に追いつき、最終スコア3ー3で試合を終えた。 「先輩から後輩に強さを引き継ぐ、新たなサイクルができた」(栗田監督)。昨年の代と比較されるプレッシャー、コロナ禍のチームトレーニング不足など、様々な障壁を乗り越えて掴んだリーグ戦連覇。“最強明治”としての勝者のメンタリティを確立させた一年となった。残すは年明け、インカレ及び総理大臣杯の代替大会となる#atarimaeni CUP。「4年間切磋琢磨してきた仲間と1日でも長く」(住永)。狙うはもちろん優勝。年を越しても熱は冷めない。 [土屋秋喜]◆リーグ戦の順位表はこちら◆ 試合後のコメント栗田監督――連覇を果たした今シーズンを振り返っていかがですか。 「去年の5冠を経験したからこそのプレッシャーや、コロナの状況など、いろいろな意味で難しいシーズンを優勝できたのは去年とは違う価値があると思います。誇らしく思いますし、選手たちはこれを自信にしてほしいです」 住永――王者の意地を見せられた試合だったと思います。 「今年は先制してから逆転されるという試合はなくて、みんなも動揺していたと思いますが、焦らず2点返せたのは今後につながることだと思います」 小柏――ご自身は2得点を挙げました。 「今シーズンにはDF陣が無失点で抑えているのに、FW陣が点を取れなくて引き分けの試合が何度もありました。DF陣への恩返しではないですが、ミスを帳消しにするゴールを取りたいと思っていたので、実現できて良かったです」 ――連覇を成し遂げた今シーズンの振り返りをお願いします。 「明治の歴史上、連覇は初めてのことなので、僕らの名前を歴史に刻めました。それを目標に今年は取り組んできたので、成果が認められた意味でも本当に嬉しいです」READ MORE -
後半突き放し日大に勝利 4年連続で年越しを決める/全国大学選手権
ラグビー 2020.12.19王座奪還に向けての戦いが始まった。寒空の中で行われた初戦の相手は、関東大学リーグ戦3位の日大。相手に攻められる苦しい展開を乗り越えスクラムで圧倒。フィジカルが武器の日大に34-7で勝利し年越しを決めた。 ◆12・19 全国大学選手権(秩父宮ラグビー場)▼準々決勝 対日大戦 ○明大34{12ー0、22ー7}7日大 スクラムで優位に立った。前半5分、スクラムハーフ飯沼蓮(営3=日川)を起点に右に展開し最後は左センター廣瀬雄也(商1=東福岡)のオフロードパスを受けた右センター児玉樹(政経3=秋田工)がフィニッシュ。「廣瀬が狙い通りに動いてくれた」(児玉)。幸先よく先制する。その後は苦しい時間が続くも「ディフェンスは我慢できた」(ナンバーエイト箸本龍雅主将・商4=東福岡)。前半を無失点に抑え12ー0で折り返す。後半に入っても自陣でのプレーが続き日大に一時、5点差まで縮められる。「敵陣でラグビーをしよう」(箸本)。後半20分、敵陣ゴール前での相手ボールのスクラムで明大が優位に立つと、こぼれたボールをそのまま左フランカー福田陸人(法3=国学院栃木)がグラウンディング。「FWが頑張ってくれた」(フルバック雲山弘貴・政経3=報徳学園)。最後は攻撃の手を緩めず、敵陣でプレーを続け、最終スコアは34ー7。点差以上に拮抗したゲーム内容ではあったが、見事勝利を収め、年越しを決めた。 日大の強いアタックをしのぎ切った。「苦しい中でも大きくディフェンスが崩れなかった」(児玉)。外国人選手を筆頭にフィジカルが武器の日大を封じ込める。一方、攻撃ではラインアウトに少しミスが見られたもののスクラムでは圧倒。「後半入ったメンバーがいいスクラムを組んでくれた」(箸本)。明大の層の厚さを示した。 準決勝の相手は関西王者・天理大。準々決勝の流経大戦で78得点を挙げるなど日大と同様、攻撃力の高いチームだ。「相手の強みであるフィジカルの部分で負けないようにしていきたい」(左ロック片倉康瑛・法4=明大中野)。大学王者へあと2勝。箸本組の挑戦はまだ続いていく。 ※大阪・花園ラグビー場では、対抗戦4位の帝京大が関東リーグ戦1位の東海大を14ー8、関西Aリーグ1位の天理大が関東リーグ戦2位の流経大を78ー17と大差で下し、それぞれ準決勝に駒を進めた。[牛嶋淳太郎] 試合後のコメントはこちらREAD MORE -
ルーキー宮川が準優勝! 沼村、竹﨑も3位/関東学生選手権
卓球 2020.12.19例年は春に行われる関東学生選手権が延期開催された。明大からはベスト16に6人が進出。うち、宮川昌大(情コミ1=野田学園)が準優勝。沼村斉弥(商3=野田学園)と竹﨑千明(情コミ3=野田学園)も3位と野田学園高出身の3人が好成績を残した。 ◆12・12~18 関東学生選手権(所沢市民体育館他)▼男子シングルス宮川――2位竹﨑、沼村――3位遠藤、出雲、西――ベスト16 大会最終日1、2試合目を4―3と接戦を勝ち進んだ宮川。準決勝では竹﨑との同士討ちを制し決勝へ駒を進めた。決勝の相手は浅津碧利(中大)。「高校の時から分がいい相手ではない」と先に3ゲームを奪われる苦しい展開。6ゲーム目を奪い返すも、あと一歩届かずフルゲームの末敗れた。しかしポイントの総獲得数で見ると、浅津が60に対し、宮川は66。「次あれば勝つと思う」と髙山幸信監督も実力を評価する。粘り強さが光った宮川。「前よりは成長できた」。勢いそのままに全日本選手権でもランク入りを目指す。 大学自身初の表彰台入りを果たした竹﨑。準々決勝では同校出身の佐藤陽大(法大)と対戦。「随所随所で攻撃もしっかりできた」。カットで粘りつつ、強いフォアハンドで自らポイントを奪い4―2で勝利。実力者のそろう3年生の中ではリーグ戦出場機会に恵まれなかったが、今大会で一気に頭角を現した。(写真:左から沼村、竹﨑、宮川) ベスト16に6人が進出。先月の全日本学生選抜強化大会に続き、明大の存在感を強めている。団体戦が行われなかった今年。チームとしての強さを裏付ける機会には恵まれなかったものの、個人戦で各自が来年以降の快進撃を予感させる結果を残した。1月の全日本選手権には、明大から7人が出場予定。「1人1人が全日本でベストを尽くせるように」(髙山監督)。紫紺たちの大舞台での躍動に注目だ。 [福田夏希] 試合後のコメント髙山監督――今大会の総評をお願いします。 「選抜と一緒で全体的には自分の持てる力を出し切った選手が多かったと思います。ベスト16に6人入ればまあ悪くはないですが、優勝者がうちではないことが最後悔しい終わり方ですね」 ――今年の振り返りと来年の目標をお願いします。 「今年1年は試合が少なかったのでやはり残念な1年でしたが、それはうちに限ったことではないし、卓球もできて練習もできて今回みたいに試合もできた。そういったところは感謝の気持ちを持ちながらやっていかないといけないと思う。来年4月以降に関しては、今年リーグ戦もインカレもできなかったので、その三つの団体戦で必ず優勝するというのを目標に改めてやっていきたいと思います」 竹﨑――今大会の振り返りをお願いします。 「自分はここまでいくとは正直思っていなくて驚いている部分もありますが、一戦一戦頑張ってできました。来年は最後の年になるので、もっと上に行けるように頑張りたいです」 沼村――3位という結果はいかがでしょうか。 「ベスト4に入ることはできたけど、準決勝でボコボコにやられたので悔しかったです。準々決勝の小野寺(中大)には、一度も勝ったことがなくて、競って勝つことができたので自信になりました。でも決勝まで行って明大で同士討ちしたかったです。満足と悔しさと 半々ぐらいです」 宮川――明大に入学してこの1年いかがでしたか。 「試合もあまりありませんでしたが、この前の選抜だったり今大会だったり自分のプレーはできていると思います。また新しいこと取り入れて来年、より結果を残せるように頑張りたいです」READ MORE