(3)阿江保智、小泉亜斗夢インタビュー
アメリカンフットボール
2017.05.02
第3回はオフェンス陣を引っ張る下級生、堅実さが光るパスプレーの要QB阿江保智(情コミ3=六甲)とルーキーイヤーながらレギュラーに定着したRB小泉亜斗夢(政経2=足立学園)のインタビューです。(この取材は4月30日に行ったものです)。
阿江
――チームの状態はいかがですか
オフェンスはミスが目立っているかなという感じです。ミスが目立っていてそれを指摘しきれていない、模索している感じです。3年生が主体的になって動けているのでまとまってはいるけど仲良しすぎてなあなあな部分もあります。2年生は試合に出る人、出ない人で意識が違って、みんなが日本一を目指しきれていない感じがあるかなと思います。
――QBとしてはいかがですか
夏にケガをして全然レギュラーシーズンに出られなくてそういう悔しい思いがありました。僕個人としての目標としてはまずチームを勝たせることが前提で、勝たせるためにはまず試合に出なければいけないからケガをなくして、万全な状態でなおかつ昨年よりもグレードアップして試合に臨むことを日々心がけています。そして目の前に置かれた状況を絶対に続けていく、アメフトのダウン更新をやって得点を取るということは毎日やって練習しています。
――チームの雰囲気としてはいかがですか
春なので日本一ということに意識はいっていないけど目の前には東大、関西学大と連続で来ているので東大というのを意識していなくても毎日必死にやってくれている感はあります。怖いからやっているとか日本一になりたいからやっているとか目的はバラバラであってもやっていることは変わりがないしたどり着こうとしている場所は皆同じだと思うのでその点に関しては一致団結していると思います。
――新体制で変化はありましたか
昨年より下級生の居心地が少し良くなったのかなというのがあって、今までやっていた慣習の無駄なところを省いてくれて過ごしやすくなったし、もっともっとプレーに集中できるようにはなったと思います。環境面がすごくやりやすくなりました。
――今年のチームの印象はいかがですか
レシーバーはいい人がいるんですけどライン陣が少し手薄かなというのがあって。明治はランが主体なのにそのランを支えるライン陣が手薄になっちゃってるから急いで仕上げてくれという感じになっていて彼らは踏ん張りどころかなと思っています。僕も3年生でライン陣の中の3年生が主体となってやってくれているから手助けはしているつもりでいるけどもっとコミュニケーションを取っていきたいです。
――今年もランの明治ですね
まずはランの明治というものを盤石にして、その後森平さん(貴大・営4=横浜栄)らをうまく使っていけたらなと思っています。小泉というすごいスーパースターもいるわけだし、個人的になんだけど小泉がボールを持つとどんなプレーをしてくれるのか、わくわくする感じがあるからそういった意味で亜斗夢には期待しているし、亜斗夢を生かせるのもライン陣だと思うのでラインが頑張れば日本一になれるのかなと思います。
――昨シーズン、フィールド外から試合を客観的にみていましたが
やっぱりQBは大事だと思いましたし、QBの人は勝たなければいけないという気持ちが先行して、自分を忘れちゃってたりというのがよくあったから、外から見ていて思ったのはQBは冷静じゃなきゃダメなんだということです。僕自身ケガして試合のスタメンから外れてサポートする側になって、僕の知識もまだまだ足りなくてフィールドの上からサポートしていてチームに貢献できたかと言えば全然できなかったです。だから、QBは大事だなというのと自分の知識の甘さがあったから今年はプレーを出すことにも挑戦してメンタル的にもめげずに頑張っています。
――ケガ明けからは練習はどのようにやってきましたか
ケガ明けて横国大戦に投入されてどうしようと思いました。ケガ明けてからはいつも通りの練習はしてたんですが調子が合わなかったりしてそれでもケガをする前のプレーはできていたかなというのは思いました。ケガをした後は勝たなきゃいけないとかではなく自分がしっかりしないとチームは良くないなと思ってたからいつも通りやっていました。
――オール三菱ライオンズとの合同練習をされましたが
レベルの差は違いました。社会人だからおじけづいちゃいけないということを実感しました。社会人だから僕たちよりレベルが数段高いとかは考えるんだけど、やってみると意外と全部が全部抜け目なく整備されているという感じはしなくて。もちろん全体的にレベルは高いんだけど絶対にどこかしらに穴があるんだなと思いました。社会人がそうであるなら学生でもあるだろうから。関西学大は日本一というけど日本一というのはレッテルだけだから日本一だろうが何だろうが弱点はあるだろうし、弱点がないなんてことは絶対にないということは収穫しました。レベルの差は見せつけられたけどおじけづく必要はないということを収穫できました。
――WRやRBが豊富だがどう使っていきますか
ショートのところは亜斗夢に持たせて、投げるべきところは投げてバランスよく織り交ぜて使っていけたらなと思います。
――東大戦に向けての意気込みをお願いします
初戦とりあえず勝たなければいけないので、1点差でも、2点差でも試合に出されたら勝って、チームを勝利に導いて最低限の仕事を全うしていきたいです。そして東大戦で得たもの、失敗したことを自分の糧にして次の関西学大戦につなげていきたいと思います。
――今季の目標をお願いします
チームの目標では春は全勝、秋は日本一ということを掲げています。僕個人としてはとりあえずレギュラーで出て勝つ。それだけです。出されたら勝つ、僕が試合に出たら絶対に勝つ。そういう雰囲気に作り上げていかなければいけないし、作り上げたいと思っているからどんな形であれ、だれが目立ったとか関係なく勝てばいいです。
――ありがとうございました
さらなる躍進に期待がかかる小泉
小泉
――今の調子はいかがでしょうか
いいとは言えないというか、昨シーズンが終わってから自分自身成長できたかと言われれば分からないんですけど、とりあえず自分に今足りないところを考えて、それを練習で取り組んでいるというところです。RBは層が厚くて、そこを勝ち抜くための自分の武器をどれだけ強くできるかということを意識して取り組んでいます。
――自分の長所と短所と感じる部分はどこでしょうか
弱点は、RBの中ではスピードが一番ないので、プレーの質をどれだけ高めれるかということと、パワーが持ち味だと思うので、相手にタックルされても一回で倒されないってこと、それを弾き返すぐらいの勢いでしっかり5~10ヤード取れるランナーになりたいですね。
――ルーキーイヤーだった昨シーズンはどんなシーズンでしたか
「1年生だからこれで十分」っていう風に見られてて、自分もそこに対して甘えている部分があったので、ルーキーとして見られない同じ土俵に立つ次のシーズンでどれだけ通用するかっていうところはすごく楽しみです。
――ルーキーイヤーから出場したことは自信になりましたか
自信というかむしろ不安でしたね。楽しみもあったんですけど、先輩たちがケガとかあった中で、僕がどれだけチームに貢献できるのかという気持ちがあったんですが、そこで福田(夕斗・政経3=日大三)さんとか、寒川(拓・商4=法政二)さんにアドバイスをもらってなんとかやっていけました。
――冬の間はどういった練習を積んでいきましたか
パワーが足りていないなと感じたので筋トレと、スピードを補うためのトレーニングが中心でしたね。まだ成果は出てないんですけど、これを続けて、どれだけ成果が出るかを楽しみにしていきたいなと思っています。
――オール三菱ライオンズと練習をしたそうですが成果はありましたか
XリーガーのRBのプレーを見て、足りないと感じる部分が見えましたし、僕もXリーグに行きたいと思っているんですけど、そういう選手と触れ合ってみて、今後への改善点というか、今後新しい自分のプレースタイルを見つけられたので、それをどう自分なりにかみ砕くかが大事ですね。
――どのようなプレースタイルを確立したのでしょうか
スピードで相手を翻弄することはできないので、一瞬の判断力を磨いて、どれだけ縦に進めるか、最短距離でゴールに向かえるか、というプレーが自分に合っているなという風に感じました。
――チーム全体で変化を感じる部分はありますか
「ランの明治」という印象だったんですけど、今年はOLが昨年より強くないということもありますし、QB、レシーバーに頑張ってもらうっていうのと、RBの個人能力がカギになってくると思うので、OLに頼らずにRBがどれだけ持っていけるかというのが今年の明治だと思っています。
――RBのレギュラー争いは激しくなってきていますが
そこは本当に感じていて、どれだけ自分がアピールできるかにかかっているんですけど、シーズン通して出られるように、どれだけ自分のプレーを見せつけられるかにかかっていると思います。
――オープン戦では初戦で昨年敗れた東大と対戦します
自分が去年出れてない中で負けているので、どれだけ自分のプレーが通用するか、どれだけ自分がチームに貢献できるかっていうところが不安もありますが楽しみです。
――2戦目では学生王者の関西学大戦が待ち構えます
楽しみですね。昨年もTOP8の中で下位のチーム相手にしか出られてないので、学生トップレベルにどれだけ通用するのか、日本一になったチームがどういうプレーをするのか、自分がどれだけ自分を追い込んで走れるのか、とても楽しみです。昨年は福田さんがすごく走っていたので、それに負けないようにランで稼ぎたいです。
――小泉選手自身の春の目標はどういったものでしょうか
秋にしっかり出られるようにアピールするってことと、チームをどれだけ鼓舞できるか、OLだったりQBのモチベーションをどれだけ持っていけるのかというのを意識して、ただただ走れるだけじゃなくて、どれだけチームに貢献できるのか、どれだけチームにとって大切な存在になれるのかっていうのを意識して頑張りたいです。
――同期であったり1年生にレギュラー争いを盛り上げてほしいという気持ちはありますか
仲間っていうよりかはライバルだと思っているので、そこは負けないように頑張っていきたいですし、その中で教え合う、チームの底上げをしていきたいです。
――下級生が言いやすい環境になったことはいい効果が出ていますか
すごい出てると思っています。前までは言いづらい面もあったんですが、言いやすくなった分、今まで見えていなかったミスとか欠点とかが見えてきていて、2年生の中でもどんどん意見とかが出てきて、というのがいい傾向になってきているなと思います。
――期待は感じますか
正直そんなには感じてないです(笑)。でももちろん、出るからにはアピールしてどれだけ自分の持ち味を出せるかということですね。
――Xリーグに行きたいという話もありましたが、そこに向けて伸ばしていかなければいけないと感じる部分はありますか
フィジカル面が圧倒的に足りていないことは自分でも理解しているので、そこの強化と、スピードであったりとか、自分の中で出ている改善点をどれだけ底上げできるかにかかっていると思います。
――最後に、今季にかける意気込みをお願いいたします
RBの競争率が高いんですけど、どれだけその中で自分が頭一つ出せるかだと思うので、チームメイトの誰にも負けたくないですね。
――ありがとうございました
次回は、岩崎恭之監督のインタビューをお届けいたします。更新は明日、5月3日の予定です。
お楽しみに!
[花岡桃・加藤真人]
阿江
――チームの状態はいかがですか
オフェンスはミスが目立っているかなという感じです。ミスが目立っていてそれを指摘しきれていない、模索している感じです。3年生が主体的になって動けているのでまとまってはいるけど仲良しすぎてなあなあな部分もあります。2年生は試合に出る人、出ない人で意識が違って、みんなが日本一を目指しきれていない感じがあるかなと思います。
――QBとしてはいかがですか
夏にケガをして全然レギュラーシーズンに出られなくてそういう悔しい思いがありました。僕個人としての目標としてはまずチームを勝たせることが前提で、勝たせるためにはまず試合に出なければいけないからケガをなくして、万全な状態でなおかつ昨年よりもグレードアップして試合に臨むことを日々心がけています。そして目の前に置かれた状況を絶対に続けていく、アメフトのダウン更新をやって得点を取るということは毎日やって練習しています。
――チームの雰囲気としてはいかがですか
春なので日本一ということに意識はいっていないけど目の前には東大、関西学大と連続で来ているので東大というのを意識していなくても毎日必死にやってくれている感はあります。怖いからやっているとか日本一になりたいからやっているとか目的はバラバラであってもやっていることは変わりがないしたどり着こうとしている場所は皆同じだと思うのでその点に関しては一致団結していると思います。
――新体制で変化はありましたか
昨年より下級生の居心地が少し良くなったのかなというのがあって、今までやっていた慣習の無駄なところを省いてくれて過ごしやすくなったし、もっともっとプレーに集中できるようにはなったと思います。環境面がすごくやりやすくなりました。
――今年のチームの印象はいかがですか
レシーバーはいい人がいるんですけどライン陣が少し手薄かなというのがあって。明治はランが主体なのにそのランを支えるライン陣が手薄になっちゃってるから急いで仕上げてくれという感じになっていて彼らは踏ん張りどころかなと思っています。僕も3年生でライン陣の中の3年生が主体となってやってくれているから手助けはしているつもりでいるけどもっとコミュニケーションを取っていきたいです。
――今年もランの明治ですね
まずはランの明治というものを盤石にして、その後森平さん(貴大・営4=横浜栄)らをうまく使っていけたらなと思っています。小泉というすごいスーパースターもいるわけだし、個人的になんだけど小泉がボールを持つとどんなプレーをしてくれるのか、わくわくする感じがあるからそういった意味で亜斗夢には期待しているし、亜斗夢を生かせるのもライン陣だと思うのでラインが頑張れば日本一になれるのかなと思います。
――昨シーズン、フィールド外から試合を客観的にみていましたが
やっぱりQBは大事だと思いましたし、QBの人は勝たなければいけないという気持ちが先行して、自分を忘れちゃってたりというのがよくあったから、外から見ていて思ったのはQBは冷静じゃなきゃダメなんだということです。僕自身ケガして試合のスタメンから外れてサポートする側になって、僕の知識もまだまだ足りなくてフィールドの上からサポートしていてチームに貢献できたかと言えば全然できなかったです。だから、QBは大事だなというのと自分の知識の甘さがあったから今年はプレーを出すことにも挑戦してメンタル的にもめげずに頑張っています。
――ケガ明けからは練習はどのようにやってきましたか
ケガ明けて横国大戦に投入されてどうしようと思いました。ケガ明けてからはいつも通りの練習はしてたんですが調子が合わなかったりしてそれでもケガをする前のプレーはできていたかなというのは思いました。ケガをした後は勝たなきゃいけないとかではなく自分がしっかりしないとチームは良くないなと思ってたからいつも通りやっていました。
――オール三菱ライオンズとの合同練習をされましたが
レベルの差は違いました。社会人だからおじけづいちゃいけないということを実感しました。社会人だから僕たちよりレベルが数段高いとかは考えるんだけど、やってみると意外と全部が全部抜け目なく整備されているという感じはしなくて。もちろん全体的にレベルは高いんだけど絶対にどこかしらに穴があるんだなと思いました。社会人がそうであるなら学生でもあるだろうから。関西学大は日本一というけど日本一というのはレッテルだけだから日本一だろうが何だろうが弱点はあるだろうし、弱点がないなんてことは絶対にないということは収穫しました。レベルの差は見せつけられたけどおじけづく必要はないということを収穫できました。
――WRやRBが豊富だがどう使っていきますか
ショートのところは亜斗夢に持たせて、投げるべきところは投げてバランスよく織り交ぜて使っていけたらなと思います。
――東大戦に向けての意気込みをお願いします
初戦とりあえず勝たなければいけないので、1点差でも、2点差でも試合に出されたら勝って、チームを勝利に導いて最低限の仕事を全うしていきたいです。そして東大戦で得たもの、失敗したことを自分の糧にして次の関西学大戦につなげていきたいと思います。
――今季の目標をお願いします
チームの目標では春は全勝、秋は日本一ということを掲げています。僕個人としてはとりあえずレギュラーで出て勝つ。それだけです。出されたら勝つ、僕が試合に出たら絶対に勝つ。そういう雰囲気に作り上げていかなければいけないし、作り上げたいと思っているからどんな形であれ、だれが目立ったとか関係なく勝てばいいです。
――ありがとうございました
さらなる躍進に期待がかかる小泉
小泉
――今の調子はいかがでしょうか
いいとは言えないというか、昨シーズンが終わってから自分自身成長できたかと言われれば分からないんですけど、とりあえず自分に今足りないところを考えて、それを練習で取り組んでいるというところです。RBは層が厚くて、そこを勝ち抜くための自分の武器をどれだけ強くできるかということを意識して取り組んでいます。
――自分の長所と短所と感じる部分はどこでしょうか
弱点は、RBの中ではスピードが一番ないので、プレーの質をどれだけ高めれるかということと、パワーが持ち味だと思うので、相手にタックルされても一回で倒されないってこと、それを弾き返すぐらいの勢いでしっかり5~10ヤード取れるランナーになりたいですね。
――ルーキーイヤーだった昨シーズンはどんなシーズンでしたか
「1年生だからこれで十分」っていう風に見られてて、自分もそこに対して甘えている部分があったので、ルーキーとして見られない同じ土俵に立つ次のシーズンでどれだけ通用するかっていうところはすごく楽しみです。
――ルーキーイヤーから出場したことは自信になりましたか
自信というかむしろ不安でしたね。楽しみもあったんですけど、先輩たちがケガとかあった中で、僕がどれだけチームに貢献できるのかという気持ちがあったんですが、そこで福田(夕斗・政経3=日大三)さんとか、寒川(拓・商4=法政二)さんにアドバイスをもらってなんとかやっていけました。
――冬の間はどういった練習を積んでいきましたか
パワーが足りていないなと感じたので筋トレと、スピードを補うためのトレーニングが中心でしたね。まだ成果は出てないんですけど、これを続けて、どれだけ成果が出るかを楽しみにしていきたいなと思っています。
――オール三菱ライオンズと練習をしたそうですが成果はありましたか
XリーガーのRBのプレーを見て、足りないと感じる部分が見えましたし、僕もXリーグに行きたいと思っているんですけど、そういう選手と触れ合ってみて、今後への改善点というか、今後新しい自分のプレースタイルを見つけられたので、それをどう自分なりにかみ砕くかが大事ですね。
――どのようなプレースタイルを確立したのでしょうか
スピードで相手を翻弄することはできないので、一瞬の判断力を磨いて、どれだけ縦に進めるか、最短距離でゴールに向かえるか、というプレーが自分に合っているなという風に感じました。
――チーム全体で変化を感じる部分はありますか
「ランの明治」という印象だったんですけど、今年はOLが昨年より強くないということもありますし、QB、レシーバーに頑張ってもらうっていうのと、RBの個人能力がカギになってくると思うので、OLに頼らずにRBがどれだけ持っていけるかというのが今年の明治だと思っています。
――RBのレギュラー争いは激しくなってきていますが
そこは本当に感じていて、どれだけ自分がアピールできるかにかかっているんですけど、シーズン通して出られるように、どれだけ自分のプレーを見せつけられるかにかかっていると思います。
――オープン戦では初戦で昨年敗れた東大と対戦します
自分が去年出れてない中で負けているので、どれだけ自分のプレーが通用するか、どれだけ自分がチームに貢献できるかっていうところが不安もありますが楽しみです。
――2戦目では学生王者の関西学大戦が待ち構えます
楽しみですね。昨年もTOP8の中で下位のチーム相手にしか出られてないので、学生トップレベルにどれだけ通用するのか、日本一になったチームがどういうプレーをするのか、自分がどれだけ自分を追い込んで走れるのか、とても楽しみです。昨年は福田さんがすごく走っていたので、それに負けないようにランで稼ぎたいです。
――小泉選手自身の春の目標はどういったものでしょうか
秋にしっかり出られるようにアピールするってことと、チームをどれだけ鼓舞できるか、OLだったりQBのモチベーションをどれだけ持っていけるのかというのを意識して、ただただ走れるだけじゃなくて、どれだけチームに貢献できるのか、どれだけチームにとって大切な存在になれるのかっていうのを意識して頑張りたいです。
――同期であったり1年生にレギュラー争いを盛り上げてほしいという気持ちはありますか
仲間っていうよりかはライバルだと思っているので、そこは負けないように頑張っていきたいですし、その中で教え合う、チームの底上げをしていきたいです。
――下級生が言いやすい環境になったことはいい効果が出ていますか
すごい出てると思っています。前までは言いづらい面もあったんですが、言いやすくなった分、今まで見えていなかったミスとか欠点とかが見えてきていて、2年生の中でもどんどん意見とかが出てきて、というのがいい傾向になってきているなと思います。
――期待は感じますか
正直そんなには感じてないです(笑)。でももちろん、出るからにはアピールしてどれだけ自分の持ち味を出せるかということですね。
――Xリーグに行きたいという話もありましたが、そこに向けて伸ばしていかなければいけないと感じる部分はありますか
フィジカル面が圧倒的に足りていないことは自分でも理解しているので、そこの強化と、スピードであったりとか、自分の中で出ている改善点をどれだけ底上げできるかにかかっていると思います。
――最後に、今季にかける意気込みをお願いいたします
RBの競争率が高いんですけど、どれだけその中で自分が頭一つ出せるかだと思うので、チームメイトの誰にも負けたくないですね。
――ありがとうございました
次回は、岩崎恭之監督のインタビューをお届けいたします。更新は明日、5月3日の予定です。
お楽しみに!
[花岡桃・加藤真人]
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アメリカンフットボール 2023.11.13明大は第2Q、K#4近藤倫(農3=桐光学園)のFGで先制点を挙げるも、早大の反撃にあい一時逆転を許す。しかしパスやランプレーを要所で成功させ、安定した試合運びを見せた。リードを得た後半はパントブロックやインターセプトなどで早大を圧倒。好機を逃さずTDでダメ押しの追加点を手にすると、そのまま主導権を渡さずに快勝した。 ◆9・2~11・26 秋季リーグ戦(アミノバイタルフィールド他)▼11・12 対早大戦(横浜スタジアム)〇明大16{0―0、6―7、10―0、0―0}7早大 得点が動いたのは第2Q、敵陣47yd地点からの攻撃。QB#15新楽圭冬(商2=都立戸山)がランパス織り交ぜた冷静なゲームメイクでファーストダウンを着実に更新し敵陣に侵入すると、開始3分、K#4近藤倫(農3=桐光学園)が39ydのFGを決め先制した。しかし、直後の早大の攻撃。エースRB花宮にインサイドを突破されると、そのままサイドライン際を駆け上がられ、54ydのTDラン。3-7と逆転を許す。「『相手がこう動いたらこう動く』というのが何個も決まっていて、その中でもやはり走られてしまった」(LB#6深尾徹・政経3=啓明学院)。3点のリードもつかの間、これで今度は4点ビハインドと試合を追いかける展開となった。 それでも「相手がTE#89金子航大(政経2=千葉日大一)を空けるディフェンスをしてきたので、狙っていこうという考えがあった」(新楽)とTE金子へのパスを要所で通して前進すると、今度は「『自分で走ってヤードを獲得する』という自分の持ち味を見せられた」(新楽)とスクランブルで13ydのゲイン。敵陣深くに侵入し前半終了間際に絶好機を迎える。しかし、ここは早大守備に阻まれFGの3点にとどまった。 (写真:安定感のあるゲームメイクを見せたQB新楽) 6-7と僅差で第3Qを迎えた明大は前半同様、安定したドライブでFG圏内の敵陣19ydに突入。開始6分と確実な追加点が欲しい場面で、またしてもK近藤が堅調に決め、9-7と試合を覆した。 このまま逃げ切りたい明大は、今季好調の守備で早大を圧倒する。敵陣50ydでDL#90森洸介(法3=佼成学園)が意地のQBサックを見せると、攻めあぐねた早大はフォースダウンでパントキックを選択するが、DL#33櫛谷彰吾(文4=鎌倉学園)が球をはじき落とす。拾ったLB#40松田光裕(営3=明大中野)がフィールド左を疾走し、敵陣3yd地点まで快足を飛ばした。今試合、なかなか攻撃をTDにつなげられなかった明大にとっての絶好機。3回の攻防の末、第3Q11分。フォースダウンギャンブルでTE#87佐藤壮真(文2=神奈川県立鎌倉)が押し込み16-7とした。 試合終盤、早大に立て続けにミドルパスを通され猛攻も受けるも、LB深尾らのインターセプトで完全にシャットアウト。早大に流れを渡さず試合を締めくくった。 (写真:インターセプトで勝負を決定づけたLB深尾) 最終節には中大戦が控える。この試合に勝てば昨季に続きリーグ3位が決定する。中大には昨季快勝を飾っているものの、両チーム新体制となっているだけにどのような試合展開になるか今から楽しみだ。 [松下日軌] 試合後のコメント新楽――敵陣深くに侵入してから、攻めあぐねているように見えました。 「敵陣に入ると、相手がパスを警戒してディフェンスラインをかなり前に寄せてきていました。オフェンスラインがそのラッシュを止められず、うまくパスを通すことができませんでした。ですが、そのラッシュから自分で逃げてパスを決めるということが全くできないわけではなかったので。そこは今回みつけた課題かなと思います」 ――ゲームの組み立て方、攻撃の組み方に関しては何かございますか。 「そうですね。前回は結構ロングパスを狙っていたんですけど、今回は本当に『基本に忠実に』ですかね。内側を使ったランプレーを出したり、ショートパスを出したりして少しずつでもヤードを稼ぎ、しっかりと『長いドライブを続けること』が今回の目標だったので、その部分に関しては試合を通してできていたんじゃないかなと思っています」 深尾――勝負を決めたインターセプト。真正面でのキャッチでした。 「そうですね、狙っていました。(なかなか攻められず)結構しんどい場面で、やはりQBの目線とか色々見て、『投げてきそうだな』というところを狙っていました」 ――早大の特徴的な攻撃に対して、準備などはありましたか。 「やっぱり早大にはいいRBが2人いるので。ゴリゴリとランプレーで押してくることを予想して、その中でパスは要所で狙ってシャットアウトしていこうという風に考えていました」 ――秋季リーグ戦では早大に3年ぶりの勝利でした。 「やっぱり僕が入った時から全然勝っていなかったので、この1勝というのは大きいなという風に思っています。来年にも残せるチームの雰囲気であったり、勝ち方であったりは、これからも継続してやっていきたいと思います」READ MORE -
法大に敗北 日本一に暗雲立ち込める/秋季リーグ戦
アメリカンフットボール 2023.10.30秋季リーグ4戦目の相手は現在3連勝中の法大。試合開始早々に先制点を奪われてしまう。明大も第2QにTDを決め反撃に出たかと思われたが、第3Qにも追加点を入れられる。4度のインターセプトなど相手のディフェンスにも阻まれあと一歩攻めきれないまま、6-14で敗北を喫した。 ◆9・2~11・26 秋季リーグ戦(アミノバイタルフィールド他)▼10・28 対法大戦(アミノバイタルフィールド)明大6{0―7、6―0、0―7、0―0}14法大〇 甲子園ボウル出場に向け、なんとしてでも勝ちたい試合だった。しかし相手はここまで全勝で首位通過の法大。第1Q1分35秒にロングパスからのランでTDを許し先制点を奪われてしまう。明大も3度のファーストダウンで前進するも、インターセプトされ無得点で第1Qが終了。しかし明大ディフェンス陣も黙っていない。第2QにDB#29川東由直(法1=佼成学園)のインターセプトで攻撃権を奪うと、勢いそのままRB#21高橋周平(文2=足立学園)が約70ydのロングゲインに成功。「狙っていたプレーだったので駆け抜けるだけだった」(高橋周)。エンドゾーンまで残り3ydとし、4分55秒にRB#39廣長晃太郎(商3=箕面自由学園)がボールをねじ込んだ。2ポイント・コンバージョンを試みるが惜しくも失敗し、6-7で前半を終える。 迎えた後半戦。追いつきたいグリフィンズだったが第3Q開始3分に追加点を許してしまう。その後も2度目のインターセプトを決められ流れに乗ることができない。しかし第4Q開始早々にDB#26石川陽(営4=県立鎌倉)がゴール前TDギリギリのところでインターセプト。「春からずっと自分だけインターセプトが取れていなくて、ずっと狙っていたので素直にうれしい」(石川)。今試合一の盛り上がりを見せる。反撃の狼煙を上げたかと思われたが、相手ディフェンス陣に幾度と阻まれ6-14で試合終了。痛恨の敗戦となった。 次戦の相手は昨秋の関東王者・早大。「春に勝っているとはいえ春より数段強い相手になっていると思うので、練習できる時間全部アメフトにあてて1ydでも多くドライブできるようにしたい」(QB#15新楽圭冬・商2=都立戸山)。甲子園ボウルへの道が厳しくなってしまったとはいえ、まだシーズンは終わっていない。彼らが最後まで駆け抜ける姿をしっかりと目に焼き付けたい。 [加藤菜々香] 試合後のコメントLB#6深尾徹(政経3=啓明学院)――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。 「今日は比較的ボールに絡むことができて自分の中でもいいプレーができたかなとは思います。しかしこの試合全体を通してそういうプレーができていたかと言われるとまだまだできていないので、試合全体を通して同じいいパフォーマンスができるようにやっていきたいなと思います」――法大戦に向けて意識してきたことを教えてください。 「ターンオーバーを生む、ボールをディフェンスでゲットしてオフェンスに1回でも多く攻撃権を渡すところです。それと、ドライブされずにいいポジションでオフェンスがドライブできるようにというところを2つ意識してやってきました」 石川――ギリギリで抑えていた場面が多かったですが、チームではどんな声がけをしていましたか。「本当にあそこで踏ん張れないとやっぱり勝利は見えないと思っていたので。点差も拮抗していたので、絶対に0で抑えるという気持ちはずっとみんなで言っていました」――ディフェンス全体を振り返っていかがですか。 「フィールドポジションが悪いことが結構多かった中で粘って0で抑えられた部分もありましたが、結局14失点してしまったのは、そこを0で抑えられていれば勝てたのでもっと改善の余地があると思います」 新楽――試合を振り返っていかがですか。 「前半は練習通りドライブできていてよかったのですが、最初の方パスが通っていたとはいえ、タイミングで投げるべきところに通せなかったし、カバーも読み切れてなかったのはケガ明けとはいっても少し練習不足でした。後半最初のシリーズでサックされてしまってから流れを持っていかれたので、後半出なかったのは自分の責任だったと思います」――収穫と課題を教えてください。 「こんな悔しい経験をすることはなかなかないと思うので、良くはないですが経験したこと自体はプラスに捉えたいですし、課題はもうQBとしての能力全てがまだまだ通用するレベルじゃないと思いました」 高橋周――今日のゲームプランを教えてください。 「ここ数年間法大に勝てていなかったので、気持ちの面から法大を圧倒できるようにっていうのと、自分たちとしてはRBが引っ張っていけるゲームにしたいなと思っていました」――法大の印象を教えてください。 「もちろんオフェンスもそうですがディフェンスやラインズも強くて、後半のアジャストがすごいのでそこらへんは負けないように警戒していました」READ MORE