大会前半戦 松山が自己新で銀メダルも悔しさ残る/ジャパンオープン

水泳(競泳) 2023.12.02

 日本最高峰の大会・ジャパンオープンが開幕。日本を代表するスター選手に加え、海外からの刺客も多く参戦している。強敵ひしめく中、明大勢は大会2日目までにA決勝に5人が進出し、松山陸(商4=春日部共栄)が銀メダル、五味智信(商3=湘南工科大付)が銅メダルを獲得した。

 

◆11・30~12・3 ジャパンオープン(東京アクアティクスセンター)

◆1日目

▼男子400メートル個人メドレー

5位 田渕 4分13秒99

▼男子100メートル自由形

3位 五味 49秒00

 

◆2日目

▼男子200メートル自由形

8位 清水 1分49秒60

▼男子100メートル背泳ぎ

2位 松山 54秒06

6位 成嶋 55秒15

 

 大会初日、明大からは2人が決勝、6人がB決勝進出を果たした。中でも好調な泳ぎを見せたのは五味だ。男子100メートル自由形に出場し、日本人選手の中ではトップの3位でゴール。しかし上位2人のカイル・チャルマーズ(オーストラリア)、ヨシャ・ザルホウ(ドイツ)とのレースを「ラスト15メートルでやっぱり世界との差をすごく実感した」と振り返り、47秒台への意欲を示した。

 

 男子400メートル個人メドレーに出場した田渕海斗(情コミ3=日大藤沢)は納得のいかない結果となった。前半から積極的な泳ぎを見せ、バタフライ終了時点では3位につける。しかし徐々にトップから切り離され、最終的には5位に。「灯(本多・日大)が9分を出してきたのでちょっと焦りと、2~4位が高校生で年下に負けたというところで少し落ち込んでいる」と悔しさを口にした。

 

 大会2日目には、男子100メートル背泳ぎに栁川大樹(政経3=日大藤沢)が登場。日本背泳ぎ界の新エース候補に期待がかかるが、予選では思うようなタイムが出ずB決勝へ。それでも同種目で、松山と成嶋義徳(政経1=八王子)の2人が決勝進出。迎えた決勝レースでは、前半が得意な松山が50メートルを首位で折り返す。そのリードを最後まで守り切りたかったが、隣を泳ぐブラッドリー・ウッドワート(オーストラリア)に後半追い上げられ2着でフィニッシュ。日本人選手の中では1位となり、タイムも自己ベストを記録した。しかし「目標は53秒台だったので、あとちょっと届かなかったのがすごい悔しい」と表情には曇りが。憧れの入江陵介(イトマン東進)を超え、パリ五輪を目指す松山の強い気持ちが見えた。

 

 今大会は早くも前半戦が終了し、現時点で2個のメダルを獲得。強化期間中ということもあり、全員がベストな状態で臨めているわけではないが、来年3月に控える国際大会代表選手選考会(以下、パリ五輪代表選考会)へ向けて弾みをつけたい。

 

[上原朋子、末吉祐貴]

 

試合後のコメント

五味

――47秒台が目標だとインタビューで仰っていましたが、どういうイメージでそこまで持っていきますか。

 「今つくっている泳ぎは、自分の中の感想としては6割ぐらいかなという感じです。前半から行くレースペースも今回初めて試して、年末の合宿など積み重ねていったら47秒台もしっかり見えてくるんじゃないかなと思っています」

 

田渕

――パリ五輪代表選考会に向けて、今後の目標をお願いします。

 「3月にとうとうオリンピック選考会が始まります。4分9秒を出さないと行かせてもらえないというのは分かっているので、今日のタイムから4秒、ベストから2秒上げて戦いたいなと思います。まだトレーニングは2回、合宿も4回ぐらいあるので、しっかり強化していきたいです」

 

栁川

――直近で高地トレーニングを行った山から下りてきて、やはり重い感覚がありますか。

 「重いっていうのもありますし、通過点って感じでジャパンオープンは捉えているので、3月に向けて土台づくりからやっています」

 

――パリ五輪の派遣標準記録をご覧になっていかがですか。

 「自分の思っている泳ぎをして、それをしっかり実行できればそんな難しいわけじゃないかなと思います」


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