帝京大に敗れ準優勝/関東大学ジュニア選手権

ラグビー 2023.11.28

 関東大学ジュニア選手権(以下、ジュニア戦)もいよいよ決勝戦を迎えた。相手は10月に対戦し接戦の末に逆転勝利を収めた帝京大。ここまで唯一黒星のない明大は順調に流れに乗れているかと思われた。しかし前半からイージーミスが多く、主導権を握れずに前半はノートライで終える。後半、逆転の好機を狙うもなかなか帝京大の強力なディフェンスを前に前進できず、最終スコア15-34で惜しくもジュニア戦準優勝となった。

 

◆11・26 関東大学ジュニア選手権決勝(明大八幡山グラウンド)

対帝京大戦

 明大15{3―17、12―17}34帝京大〇

 

 前半最初の得点は明大のペナルティーゴールによる先制で始まった。幸先のいいスタートかと思われたが前半15分、相手ボールのラインアウトからモールで攻め込まれると、抑えきることができずに先制トライを許してしまう。その後もトライを狙えるチャンスはあったものの、肝心な場面でミスをしてしまうことが多く得点につなげることはなかなかできなかった。「天候の影響でボールがスリッピーだったこともあって、イージーミスが増えてしまった。もっとミスボールに対する反応を早くしたい」(ゲームキャプテン・左プロップ中山律希・政経4=天理)。ミスに対する反応の差で相手に上回られてしまい、チャンスも得点につなげることができないまま3-17で前半を折り返した。

 

 「相手がスクラムの組み方を前回の試合と変えてきていたので、そこに対応しようと話した」(フッカー西野帆平・文2=東福岡)と気を取り直して迎えた後半。前半に比べて敵陣でプレーをする時間は増えたものの、序盤から相手に連続でトライを取られてしまう展開に。一時は3-29と大差をつけられ、このまま試合は終わってしまうかに見えた。しかし後半16分、左センター蓬田雄(政経2=流経大柏)の際どいタッチキックから、西野が力強いアタックでブレークダウンから抜け出し今試合初のトライ。「前もって準備していたサインプレーだった」(西野)。反撃ののろしを挙げると、その後もスクラムでは明大が押し勝つことが多く、FWの強靭なパワーが光る場面が目立った。後半35分、途中出場の木谷光(商1=報徳学園)が激しい攻防からトライを狙うが惜しくもグラウンディングはできず、その後も惜しい場面が続いた。ラストワンプレーにはケガからの復帰戦である富田陸(政経2=大阪桐蔭)がトライに成功。「前が空いていたので、余裕持って前に出ることができた」(富田)。結果としては15-37で敗れたが、後味のいい終わり方でノーサイドとなった。

 

 約2カ月間にわたって開催されたジュニア戦も幕を閉じ、いよいよ残るは明早戦と全国大学選手権。選手全員が一丸となりそこに向かって前進を続けている。「エリアの取り方に関してはジュニア戦で全員が良い経験をできた」(左ウイング東海隼・情コミ2=光泉カトリック)。今回の負けを糧に、よりたくましい姿を国立競技場で見せてくれるだろう。

 

[成田美彩子]

 

試合後のコメント

中山

――スクラムで意識していたことを教えてください。

 「3番があまり前に出ることができない状況だったので、1番、2番で出ることを意識していました。けれどレフェリーとあまり合わず、もっと修正していこうと思います」

 

左フランカー大川虎太郎(法1=東福岡)

――ラインアウトに関して振り返ってみていかがですか。

 「アタックもディフェンスも、しっかり対策したことができたので、ラインアウトに関しては1番良かったと思います」

 

――前回の帝京戦と手ごたえに違いはありましたか。

 「帝京の方が下に落ちたボールへの反応が高かったり、ワークレートに関しても相手の方のレベルが高かったと思います」

 

フルバック竹之下仁吾(政経1=報徳学園)

――BK内ではどのような話し合いをしましたか。

 「エリアをしっかり取ることをメインでやっていくことと、FWがいいアタックをするためにモメンタムをしっかりしていこうと話しました」


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