5人が自己ベスト更新 箱根駅伝に向け弾みをつける/上尾シティハーフマラソン

競走 2023.11.21

 箱根駅伝(以下、箱根)に出場する大学も多く出場した上尾シティハーフマラソン(以下、上尾ハーフ)。チーム内トップでフィニッシュの吉川響(文2=世羅)や期待のルーキー・大湊柊翔(情コミ1=学法石川)など5人が自己ベストを更新し、箱根に向けたメンバー争いは大詰めを迎えている。

 

◆11・19 第36回上尾シティハーフマラソン(上尾運動公園周辺)

▼ハーフマラソン

 12位 吉川響 1時間2分31秒 自己ベスト

 19位 児玉 1時間2分42秒

 23位 大湊 1時間2分54秒 自己ベスト

 27位 森下 1時間3分00秒 自己ベスト

 44位 山本 1時間3分30秒 自己ベスト

 46位 杉 1時間3分32秒

 64位 古井 1時間3分59秒 自己ベスト

 96位 齋藤 1時間4分43秒

 166位 甲斐 1時間5分49秒

 

 すっきりとした秋晴れのもと行われた上尾ハーフ。今月12日に行われた世田谷246ハーフマラソン(以下、世田谷ハーフ)と並び、箱根のメンバー選考に関わる重要な大会だ。多くの学生トップランナーが出場する中、明大からも箱根駅伝予選会(以下、予選会)に出走した9人がエントリーした。その中でもチームトップの快走を見せたのは吉川響。「ラスト5キロぐらいからチーム内トップの自覚があって絶対に死守したいと思っていたので残り数キロを走り抜けてトップでゴールできたことはいい経験になった」と振り返る。先月14日に行われた予選会に続いてまたもや自己ベストを更新し好調ぶりを見せつけた。

 

 チーム内2位でゴールしたのは児玉真輝(文4=鎌倉学園)。「練習くらいの調子で62分30秒台に少し届かないくらいのタイムだった。点数をつけるなら90点くらい」と本調子ではない中で安定した走りを見せた。続くルーキーの大湊や森下翔太(政経2=世羅)、そして当日誕生日だった山本樹(営2=専大松戸)なども自己ベストを更新し、充実した内容となった今大会。「チャレンジングにやっていこうと言っていた。最初はハイペースだったが、みんな付いていってそこで粘ってある程度のタイムで帰ってきてくれたので良かったと思う」(山本豪駅伝監督)。季節の冷え込みとは反対に箱根のメンバー争いはますます熱気を帯びてきている。

 

 箱根まで残り2カ月を切った。この先もメンバー選考の材料となるMARCH対抗戦が行われ、冬合宿も控えている。箱根8位入賞という目標に向け全員が闘志を燃やしている中、箱根路を駆け抜けるのは誰なのか。明大競走部のこれからに目が離せない。

 

[加藤菜々香]

 

第100回箱根駅伝まで、あと42日。

※レース後のコメントは後日「紫魂不撓」にて掲載いたします。

 


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