
ルーキー・伊澤が大会連覇 甲木も3位で表彰台へ/全日本ジュニア体重別選手権
10日、埼玉県立武道館にて20歳以下の日本一を決める大会が開催された。明大からは4名が出場し、中でもルーキーの伊澤直乙斗(政経1=習志野)が大会2連覇を達成。さらに甲木碧(政経2=木更津総合)も3位に輝き、前回大会に引き続き表彰台に登った。
◆9・10全日本ジュニア体重別選手権(埼玉県立武道館)
▼60キロ級
平野――1回戦敗退
▼81キロ級
伊澤――1位
▼100キロ級
嶧田――ベスト8
▼100キロ超級
甲木――3位
81キロ級に出場したルーキーの伊澤。「連覇するという気持ちが強かった」。習志野高時代に同大会を制してから丸1年、新たに紫紺の道着を背負い連覇を懸けて戦った。シード権を得て迎えた2回戦は背負い投げと崩袈裟固の合わせて一本で通過する。3回戦も崩袈裟固を決めて準決勝へと駒を進めた。準決勝は桐蔭学園高・坪根と対峙(たいじ)。「落ち着いてやれば勝てると思っていた。得意な寝技が出せて良かった」(伊澤)。開始1分で相手に指導を与え、さらに寝技に持ち込むとここでも崩袈裟固を決めた。3戦連続寝技で決着、王者としての貫禄を見せつけ、難なく決勝に進出した。
決勝は「研究したことが、生かせて本当に良かった」。大会前から相手の東海大・天野が得意とする内股の捉え方を練習し、スキを与えなかった。試合は、開始1分で背負い投げを決め、技ありの判定を得る。途中、極端な防御姿勢から指導を受けるも、最後まで流れを崩さず優勢勝ち。圧倒的な実力で大会連覇を達成した。所属先が変わっての連覇については「先輩や同級生がいろいろ支えてくれて、特に取り乱すことなく練習に取り組めた」。新天地での順応を最高の形で証明してみせた。
(写真:部員からの声援も連覇の糧に)
前回大会3位の甲木は、強化委員会推薦選手として100キロ超級に出場。3日に行われた東京学生体重別選手権ではまさかの初戦敗退に終わっており「1回戦からヤマ場だった。身長が高くて力の強い選手だったので、低めでさばいて投げることを意識した」。その初戦は序盤から攻めの姿勢を貫き、体落しの一本で危なげなく突破した。3回戦を裏投げの一本で通過し迎えた準決勝。両者一歩も譲らない展開が続き、途中で甲木が指導を受けるもGS(ゴールデンスコア)へ突入する。ただ、30秒を越えたところで相手に浮落しを決められ、無念の敗退となった。それでも3位決定戦は「(準決勝で負けて)悔しかったが、気持ちを切り替えて頑張った」。準決勝で生じたという膝の痛みは見せず、試合は体落の一本で勝負あり。2大会連続で3位に輝き、執念で表彰台の座を守り抜いた。
(写真:初戦での甲木)
今後も個人戦をはじめとする主要大会が控える明大。伊澤は「講道館杯や世界ジュニアがあるので優勝したい。明治大学にいる間は、個人戦のどの試合も優勝を目指す」と意気込む。そしてチームとして目指すのは〝団体日本一〟だ。10月に行われる全日本学生体重別団体優勝大会に向けては「チームが優勝できるように自分の役割を果たしたい」(甲木)。培った個の力を、団結力へとつなげたい。
[長崎昇太]
試合後のコメント
甲木
――ヤマ場だった試合をお聞かせください。
「1週間前の試合(東京学生体重別選手権)は1回戦で負けたので、今日も1回戦から山場でした。1回戦は身長が高くて力の強い選手だったので、低めでさばいて投げることを意識しました」
――持ち味を教えてください。
「体がちっちゃいので、相手のところに入ることと、下から相手を突き上げてくことです」
――今後への意気込みをお聞かせください。
「全日本学生団体体重別優勝大会で優勝できるように、自分の役割を果たしたいです」
伊澤
――所属変わっての連覇ですがいかがですか。
「入るときは心配だったんですけど、先輩や同級生がいろいろ支えてくれました。特に取り乱すことなく練習に取り組めて、結果が出せました」
――高校と大学の違いをお聞かせください。
「高校はガツガツ気持ちって感じがあるんですけど、大学は技術もないと勝てないようなところなので、練習が大変でした」
――明大入学後から成長した部分を教えてください。
「技術的なことを教えてくれる先輩、先生方がいて、いろんなことを経験しました。気持ちも強くなれたし、全部が強くなりました」
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