
8年ぶりの快挙! 男子団体が優勝/東日本学生選手権
春の関東学生1部リーグ戦(以下、春季リーグ戦)では苦しんだ明大だが、チーム一丸となって戦い東日本学生選手権(以下、東インカレ)で8年ぶりの団体優勝を飾った。準々決勝まで全てストレート勝ちで圧倒的な実力が光る。準決勝で挑んだ筑波大には苦戦するも3-2で下し、決勝戦で強豪・法大を破った。
◆9・4~9・11 東日本学生選手権(カメイアリーナ仙台)
▼男子団体
1回戦○明大3―0東北学大
2回戦○明大3―0北翔大
3回戦○明大3―0東経大
準決勝○明大3―2筑波大
決勝○明大3―2法大
初戦の相手は東北学大。第1シングルスで登場した本田光(商3=埼玉栄)は、球際に強く相手のどんな球もしぶとく返球。第2セットは終盤に逆転を許し奪われるも、ギアをあげ第3セットを取る。第2シングルスの藤原睦月(商1=埼玉栄)は、相手のミスを誘いストレート勝ち。第1ダブルスは菊川旭飛(商4=聖ウルスラ学院英智)・吉岡壮馬(政経4=聖ウルスラ学院英智)ペアが出場。低空のスピード感にあふれた試合はジュースまでもつれるも25-23で制し、完封勝ちを決めた。続く北翔大戦は、宮下怜(政経2=埼玉栄)が第1シングルスで登場。相手の応援と勢いにのまれ第1セットを落とすも、第2、第3セットを連取し意地の勝利を見せた。残る2試合も快勝し、相手に付け入るスキを与えなかった。
準々決勝では東経大と対戦。「自分は最後の年なので、最後に東インカレ、秋リーグ、インカレ(全日本学生選手権)で絶対優勝しようというのはチームの前で言っていました」と語った主将の百上拓海(政経4=埼玉栄)が21―8、21―10と圧倒的な力の強さを見せ勝利。第2シングルスの藤原は、相手のどんな球も難なく打ち返し相手に主導権を譲らない。第1ダブルスの宮下・柳川蓮(商2=瓊浦)ペアは倒れながら球を返すなど気迫のプレーを見せる。相手のミスも誘いながら、冷静に点を重ねストレート勝ちし、準決勝進出を決めた。
大会2日目は準決勝、筑波大との対戦から始まった。第2ダブルスが終わった時点で2-2と、第3シングルスまでもつれ込む。ここで負けたら終わりの状況で、百上は主将としての意地を見せる。第1ゲームは接戦が続き、マッチポイントを取った時点で相手とは1点差。一つのミスも許されない緊迫した場面で着実に点を取りこのゲームを奪う。その後の第2ゲームでは、21-8と大きく差をつけ勝利しチームを決勝へと導いた。
決勝で対決することになったのは法大。今年度の春季リーグ戦では2-3で惜しくも敗北を喫した相手だ。第1シングルスの藤原は、序盤から鋭いスマッシュを連発し2-0と危なげなくストレートで勝利。第2シングルスで戦った宮下は、第1ゲームではジュースまで持ち込まれ敗れてしまう。しかし相手の動きを読んだプレーでその後の2ゲームを奪い取ることに成功。2-0といい流れで第1ダブルスの菊川・吉岡組につなげた。第1ゲームは難なく取れたものの、その後第2ゲームは奪われてしまう厳しい展開に。ここで勝てばストレートで優勝という状況で迎えた第3ゲーム。序盤から接戦が繰り広げられたが、19-21と最後にミスが重なり敗戦。流れを変えられず第2ダブルスも落としてしまい最終戦に運命が託された。団体優勝が懸かった大一番を任されたのは百上主将。「自分が主将として第3シングルスで出させてほしいと選手全員に伝えていたので、勝つしかない」(百上主将)。緊張から左手の震えがありながらも、チームを背負い絶対に負けられないという強い思いから力強くラケットを振る。法大に部員の数とその応援の声量に圧倒的な差をつけられながらも、明大も負けじと声を出し部員全員で主将を見守った。第1ゲームを21-14で制し、続く第2ゲームでは序盤から相手に一切のスキを与えず11-3でハーフタイムに。最後は相手のミスが続き21-6と圧倒的な差をつけ勝利。この大会では8年ぶりの男子団体優勝を果たした。
昨年度まで明大の主力だった武井優太(令5商卒・現NTT東日本)、遠藤彩斗(令5政経卒・現NTT東日本)が卒業し、新体制で初めて挑んだ春季リーグ戦では結果が振るわなかった明大。団体戦と同時並行で個人戦も行われる過密なスケジュールの中で、チーム一丸となって死力を尽くして戦いつかんだ悲願の団体優勝。昨年度は団体ベスト4に終わった全日本学生選手権(以下、インカレ)での優勝へ向け弾みをつけたと同時に、ダブルスという課題も浮き彫りになった。「副主将でもある菊川と話し合いながらあと1カ月調整していきたい」(百上主将)。まだ試合の残っている個人戦での結果も期待される今大会。最後までケガなく戦い抜き、次につなげていきたい。
[橘里多、増田杏]
試合後のコメント
百上主将
――2日間団体戦を戦ってきて、チームの主将としてはいかがでしたか。
「かなり出だしから危ない試合ばかりで、大丈夫かなというのはありましたが、ヤマ自体はすごく良かったと思います。ファイナルで負けそうになったシーンも結構あったので、昨日はだいぶ不安ではありましたが、やはり埼玉栄の後輩でもある、宮下と藤原がしっかりと自分につなげてくれたので、それがとてもよかったです」
宮下
――今日の試合の振り返りをお願い致します
「シングルスから入りましたが、シングルスの練習を最近あまりしていなかったので、1ゲーム目で風の感じなどをつかんで、2ゲーム目からはその修正ができたかなと思います」
野村波輝(政経1=東大阪大柏原)
――今日の試合の振り返りをお願いします。
「今日初めて団体戦に出て、いつも通りのプレーとかは全然できなかったですが、荻原さん(荻原聖也・政経2=ふたば未来学園)になんとか引っ張ってもらって勝ち切ることができてひとまず良かったなと思います」
藤原
――先輩方のプレーはどのようにご覧になっていましたか
「自分もまだまだ未熟なところが多いので、プレーでも精神面でも。そういうのを普段の練習や試合の中から学べることが多かったので、いい勉強になったと
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