
筑波大に惜敗 延長持ち込む熱戦も一歩及ばず/関東大学1部リーグ戦
関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)4戦目の相手は筑波大。連敗中と負けられない中での試合だったが、序盤はリードを許す展開に。それでも、第2Qはディフェンスで流れをつくり一気に逆転に成功。しかし、後半には筑波大に粘り強さが見られ第4Qには再逆転を許してしまう。その後追いついて延長に持ち込むも最後は5点及ばず。接戦を制することはできなかった。
◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(日体大世田谷キャンパス他)
▼9・3対筑波大戦(日体大世田谷キャンパス)
明大73{17-25、22-8、18-18、11-17、5-10}78筑波大○
スターターは、PG山内龍也(国際4=土浦日大)、SG針間大知(情コミ2=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)、PF鬼澤伸太朗(国際1=福岡大大濠)
序盤は一進一退の展開。お互い着実に得点し、点差が開くことなく試合が進んでいった。しかし、第1Qの残り4分近くで流れが筑波大寄りに。12―12から3連続で得点を許し、明大はすかさずタイムアウト。それでも大きく展開は変わらず、8点ビハインドで第1Qを終えた。第2Qは一転、終始明大のペースに。開始直後、PG平松克樹(情コミ3=福岡大大濠)の得点でチームが勢いづくと、越田が3Pシュートを決めるなど得点を重ねていき、逆転に成功。「ゾーンディフェンスが生きて流れをつくることができた」(越田)とディフェンス面でも失点1桁に抑える。終わってみればこのQは22-8と圧倒し、6点リードで前半を折り返した。
迎えた第3Qは筑波大の連続得点から始まる。それでも流れは渡さず我慢の展開を続ける明大。点差を縮められる瞬間もあったが、終了間際でSF田邊太一(情コミ4=福岡大大濠)が決め、点差変わらず運命を左右する第4Qに。「個人の力やチーム力の差が出てしまった」(田邊)と語るようにゴール下のシュートやフリースローの精度に差が出て、ついには逆転を許してしまう。その後は離されたら食らいつく展開が続く。最終盤で同点から3Pシュートを決められ厳しくなるもタイムアウト後、残り21秒でPF結城智史(営4=土浦日大)が3Pシュートを決め返す。その後もなんとか筑波大の攻撃をしのぎ、試合は延長戦に。それでも、連続で得点を許すなど苦しい状況からのスタート。平松の3Pシュートなどで追い上げをを見せるも最終的には5点及ばず悔しい敗戦となった。
これでリーグ戦4試合が終わり1勝3敗と苦しくなった明大。チーム目標の6位以内に向けて苦しい状況と言えるが試合後のミーティングでは「勝たないといけない試合が増えて落ち込んでいる暇はないというのをチームで話した」(田邊)と前を向く。今試合では内容が良い場面も多く見えただけに、今後の明大の戦いぶりに期待がかかる。
[松田遥歩]
試合後のコメント
田邊
―― 今日の反省点について聞かせてください。
「プレータイムが増えてくる中でフリースローやゴール下での合わせのシュートのところをポロポロ落としてしまったのは反省点だと思います」
――次戦に向けての意気込みをお願いします。
「やはり留学生のところをどれだけ抑えられるかというのがキーポイントになってくると思うので、そこにしっかりフォーカスして明日、明後日と準備していきたいです」
越田
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「内容はずっと悪くなかったのですが、最後の筑波大の粘り強さに負けてしまったかなという感じです」
――途中流れが良くなった要因はどこにありますか。
「チームとしてスカウティングして練習した部分がしっかり出せたところかなと思います」
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