
競泳6日目 試合後コメント/世界選手権2023福岡大会
7月23日に始まった世界選手権2023福岡大会(以下、世界水泳)の競泳は6日目を終えた。この日は男子200メートル背泳ぎ決勝に栁川大樹(政経3=日大藤沢)が出場。初代表ながら見事世界8位入賞を果たした。またOB陣も奮闘し、松元克央選手(令1政経卒・現ミツウロコ)と吉田冬優選手(令2政経卒・現三谷産業)が男子800メートルフリーリレーに出場し力泳を見せた。さらに松元選手は男子100メートルバタフライにも参戦。今大会自身初の決勝進出を成し遂げた。
今回は競泳6日目の試合後インタビューをお届けします。
▼男子200メートル背泳ぎ決勝
栁川
――初出場で決勝の舞台を終えた感想を聞かせてください。
「あのきつい中で、3本目のレースをベストで泳ぎたかったという思いが1番ありました」
――振り返ってみて反省点はどんなところにありますか。
「全体的にそうなんですけど、やはり気持ちの面でちょっときつかったりしたら心が折れちゃう自分の弱さがすごいありました。レース中でもそこを本当に感じました」
――どんなところがきつかったでしょうか。
「体がきついというのが1番で、びびったりはしなかったんですけど、やはり練習が全然足りてないなというところでした」
――いつからきつかったのでしょうか。
「正直言うと、もうレース前からずっと『なんかきついな』と思ったんですけど、そこで『絶対やってやろう』っていう気持ちはありました。 なので、もうちょっと頑張りたかったです」
――バサロキック(潜水泳法)など世界で通用した泳ぎもあったと思いますが、いかがで しょうか。
「自分の強いところは強いところで置いといて、強いところを生かすためにも弱いところを強化して、もっと強いところで勝負できるようにしたいです。まず勝負できないと意味ないと思うので、それ以外(バサロキック)のところももう少し強化していこうと思います」
――思い切って所属もコーチも変えて出た世界の舞台ですが、これからコーチや小方(颯=日大)さんなどの仲間とどういう風にやっていきたいと思いますか。
「2人で今回いい結果が出たと思うんですけど、2人とも決勝を落としてまだまだ練習が足りてないなというところです。本当に(来春のパリ五輪)選考会まで時間がないので、しっかり練習積んでいきたいと思います」
――春のパリ五輪選考会は、どのように見据えていますか。
「入江(陵介・イトマン東進)さんも出ると言っていて、砂間(敬太・イトマン東進)さんなどベストタイムが自分よりとても速い人たちがたくさんいるので、もう絶対代表権を取れるように、本当に何がなんでも取れるようにしたいです。またパリで3本泳げるように頑張っていこうと思います」
▼男子100メートルバタフライ準決勝
松元選手
――予選よりタイムを上げられました。今の気持ちをお聞かせください。
「自分の今できることを本当に最大限やったつもりなので、どんな結果であろうと悔いはないです」
――タイムに関してはいかがお考えでしょうか。
「ベストには届かなかったですが、予選からタイムを上げられて本当に今できることはできたのではないかと思います」
▼男子800メートルフリーリレー予選
(写真:ゴール後の日本チーム ※左から眞野、松元選手、田中、吉田選手)
松元選手
――リレー2番手としていかがだったでしょうか。
「本当に目標は決勝に行くと4人で話し合っていて、本気でそこに向かって4人が一致団結してここまでやってきました。しかしあと一歩届かなかったということは、やはり少し僕らに甘い部分があったのかなと思います」
――どのような気持ちで、あとの2人につないでいったのでしょうか。
「初代表の3人のかわいい後輩たちを決勝の舞台で泳がしたいという気持ちで、僕は僕のできることをしっかりやってやろうという気持ちで泳ぎました」
吉田選手
――初めての世界水泳はいかがでしたか。
「本当に緊張する舞台だったんですけれども、日本開催ということもあっていろんな方々に応援していただけたのはすごいうれしかったです。カツオ(松元選手)さんと秀成(眞野)と大寛(田中)と3人で決勝に行きたかったですけど、一緒に泳げたことは本当にうれしかったです」
[渡辺悠志郎]
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