守備力光り法大に快勝 最後の砦・東洋大戦へ/秩父宮杯関東大学選手権

アイスホッケー 2023.05.29

 序盤から法大を圧倒した。常に主導権を握り続けた明大は、第1PからFW三浦稜介(政経4=駒大苫小牧)らが3得点を奪い、力の差を見せつけた。流れを渡すことなくそのまま第3Pへ。無失点のまま試合が終えると思われたが、終盤に法大の猛攻に対応できない場面が続き痛恨の2失点。だが次戦の天王山・東洋大戦へ、選手たちは前を向いている。

 

◆4・16~6・4 秩父宮杯関東大学選手権(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼5・28 対法大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

〇明大5{3―0、2―0、0―2}2法大

 

 日体大、中大に勝利しいまだ無敗の明大。開始2分、ゴール前の混戦を抜けた三浦が押し込み得点。「第1Pの入りが過去一で良かった」(三浦)の言葉通り、安定した試合運びで法大に流れを渡さない。さらにFW井口藍仁(商2=埼玉栄)のプレーが反則を誘い一時5人対4人の優勢に。冷静に好機をうかがい、FW石井佑空(文4=白樺学園)がシュートを決め第1Pを3-0で絶好のスタートを切る。第2PもDF福田琉太(営2=白樺学園)からのパスを受けたFW丸山詳真から流れを作る攻撃をできたのは収穫だ。「来週は60分勝ちして優勝するだけなので、明治のホッケーをしっかりやっていきたい」(三浦)と悲願の三冠に向けて、あと一つ。丸山組はいよいよ正念場を迎える。

 

[杉田凜]

 

試合後のコメント

丸山

――今試合攻撃面を総括していかがですか。

 「フォワードが決めるべきところ、時間帯にしっかり得点できたので、先週と比べれば決定力などが上がっていることはいい点だったと思います」

 

――東洋大戦に向けて意気込みをお願いします。

 「東洋も明治も全勝で次勝った方が優勝なので、勝つために試合に出ている人だけでなくチームの全員がチームの勝利のために自分のやるべきことをやるだけだと思います。それをやれれば勝ち切れると思うので、この1週間でコミュニケーションなどの連携を意識してやっていきたいです」

 

三浦

――最終Pの2失点はどのように感じていますか。

 「本当にあってはならない絶対に取られてはいけない失点だったのでそこミーティングして来週に向けて修正していこうと思います」

 

GK中村柊志綺(政経4=北海道清水)

――第3P失点後も集中を切らさず今日も好セーブ連発でしたが調子はいかがですか。

 「東洋戦に向けて今日はしっかりやろうという気持ちがあったので集中できていたと思います」


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