
Cチーム 流経大相手に100点ゲーム/練習試合
ゴールデンウィークの炎天下の中、明大八幡山グラウンドで流経大C戦が行われた。前半から明大の一方的な展開が続く。今日が初試合の1年生を含む多くの選手が活躍し、52―5で試合を折り返す。後半には流経大にチャンスを与える場面もあったが無事立て直し、最後まで明大のペースで試合を運ぶことに成功。最終スコアは106―17となった。
◆5・6 練習試合(明大八幡山グラウンド)
▼対流経大C戦
○明大106{52―5、54―12}17流経大
前半は明大のトライから開始した。キックオフから間もなくスタンドオフ伊藤利江人(商1=報徳学園)が抜け出し、左ウイング川村心馬(法2=函館ラ・サール)がパスを受けてトライに成功。伊藤利のコンバージョンキックも決まり幸先の良いスタートとなった。その後も攻めの姿勢が崩れることはなく、明大のポゼッションがかなり高いまま試合は進む。前半5分には流経大ボールのスクラムに押し勝ち明大ボールのスクラムに。これを起点に左センター吉田輝雅(政経3=東海大相模)からゲームキャプテン・右センター石塚勝己(情コミ4=桐蔭学園)にボールが渡りそのままグラウンディング。「吉田輝雅がいい仕掛けをしてくれたのでそこに走り込んだ」(石塚)。25分にはトライライン手前の際どいタッチキックに成功し一気に敵陣へ攻め込む。相手のラインアウトミスも誘い敵陣22メートルラインでの明大ボールのスクラムとなった。絶好のチャンスを無事生かし右フランカー柳田治久(法4=明大中野)がトライを挙げる。前半36分に流経大に1トライを許すが自陣でも堅い守備を見せ、ターンオーバーから明大のチャンスにつながるシーンが目立った。
後半は開始1分にラインアウトを起点として山本文士郎(営3=明大中野)のトライがあったものの、前半に比べると相手に攻められ自陣でのプレーが増える場面も目立った。「司令塔として先回りすべき部分でできなかった」(伊藤利)。しかし相手にチャンスを与えてしまう場面も粘りのディフェンスでトライは許さず、後半も折り返しを迎える。20分を超えると明大ボールになる場面が増え、多くの選手が立て続けにトライを決める。24分にはマイボールスクラムからフルバック山川遥之(営2=尾道)がグラウンディング。「味方がつないでくれたトライなので、僕のトライというよりはチームのトライ」(山川)。35分にはインターセプトからルーキーの松岡風翔(政経1=大阪桐蔭)がトライを挙げた。37分にも渡邉陽平(商2=開志国際)が敵陣10メートルライン付近から左サイドを走り抜けトライ。最終的には106―17という大差で勝利することができ、100周年を迎える明大ラグビー部のいい駆け出しとなった。
夏日かつ強風の中で行われた今日の練習試合だが、追い風などを生かし快勝という結果で幕を閉じた。2~4年生はもちろん、多くの1年生が存在感を放ち、新体制の明大ラグビー部にも大きな期待が持てる。今日の勢いを止めないまま、春シーズン全勝優勝という目標に向かって躍進を見せてほしい。
[成田美彩子]
試合後のコメント
石塚
――ゲームキャプテンとして心掛けたことを教えてください。
「みんなの士気をあげるっていう点で自分は頑張ったかなって感じです。練習中もそうですけど暗くなってしまうところがあったので、そこは自分含め4年生で盛り上げようかなと思っていました」
檜山蒼介(情コミ1=尾道)
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「最初はいい流れで自分たちのやりたいラグビーができたんですけど、後半になって疲れが出てきたときに自分たちのやりたいことが出来なくなってしまってミスも多くなってしまいました。そういうところを改善していきたいなと思います」
――明大での初試合は緊張しましたか。
「最初はすごく緊張していたんですけど先輩方や同期からの励ましの言葉を頂けたので、それがすごく気を楽にしてくれました」
伊藤利
――アタック面を振り返ってみていかがでしたか。
「自分はステップが持ち味で練習中はあまり出せてなかったんですけど、今日は試合中に出せました。パスとかはまだ全然うまくできなかったんですけど、そこは直していけたらいいかなと思います」
山川
――今日の試合は1年生がかなり活躍していましたが、2年生から見て今年の1年生はいかがですか。
「すごいと思います。負けられないなって感じです。毎年日本代表とかすごい選手が来る中で今後ポジション争いとかもやっていくと思うので、心強い部分もありますけど、やっぱり負けられないっていう部分も大きくあります」
松岡
――セットプレーの調子はいかがですか。
「今年はフィジカルの部分でサイズアップをテーマにやっているのでフィジカルが上がって、セットプレーでいいところを見せられたのではないかなと思います」
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