栁川・五味が代表決定! いざ世界水泳福岡へ/日本代表選手発表記者会見

水泳(競泳)
2023.04.10

 4月10日、日本水泳連盟は味の素ナショナルトレーニングセンターにて『世界選手権2023福岡大会』の日本代表選手発表記者会見を行った。先日の日本選手権の成績によって選考された、今年度の世界選手権(以下、世界水泳)日本代表。明大からは栁川大樹(政経3=日大藤沢)と五味智信(商3=湘南工科大付)が見事世界水泳初代表入りを果たした。

 

◆7・23~30 世界選手権(マリンメッセ福岡A館)

◆日本代表

▼男子背泳ぎ

栁川

▼男子リレー

五味

 

 激しい代表争いを勝ち抜いた。4月4日から9日までの6日間、東京アクアティクスセンターで初めて開かれた日本選手権。日本の名だたるスイマーがハイレベルな戦いを繰り広げる中、大会3日目には五味が男子100メートル自由形で、4日目には栁川が男子200メートル背泳ぎで共に自己ベストを更新し、見事銀メダルを獲得。世界水泳日本代表の座をつかみ取った。

 

 日本水泳連盟は、世界水泳の他に今年度のアジア大会、ワールドユニバーシティゲームズ(以下、WUG)の日本代表選手も同時に発表。アジア大会代表には明大から栁川、五味に加え、日本選手権で800メートル自由形の金メダルを含む3個のメダルを獲得した田渕海斗(情コミ3=日大藤沢)が選出された。また、WUGの代表にも明大から6人の選手が選出され、強豪の力強さを改めて見せつけた。

 

 今年度は日本競泳界にとって節目となる大事な1年だ。昨年度末には30年間〝水泳の聖地〟とされてきた東京辰巳国際水泳場が閉館。今年度の幕開けとなった日本選手権は、2年前の東京五輪会場でもあった東京アクアティクスセンターで開催され、4年ぶりの有観客試合となったことで会場は活気にあふれていた。東京五輪の延期や新型コロナウイルスの感染拡大で2度の延期を余儀なくされた世界水泳も、今年7月に22年ぶりの自国開催される予定で、福岡に世界のトップスイマーが集結する。世界水泳は6種別75種目の水泳競技が行われ、競泳の他に飛込や水球などの競技がある。その中でもOWS(オープンウォータースイミング)では、昨秋の日本選手権男子5キロメートルで優勝した江沢陸(法2=成田)が代表に選出されており、こちらも注目だ。パリ五輪を来年度に控える中〝競泳イヤー〟となる今年度。世界に羽ばたく紫紺スイマーたちの活躍に、期待せずにはいられない。

 

[渡辺悠志郎]

※表は4月19日に追加掲載いたしました。