栄誉たたえるスポーツ表彰/2022年度体育会表彰式・新入生歓迎会

明大スポーツ新聞
2023.03.30

 3月25日、明大駿河台キャンパスにて体育会表彰式が行われた。2022年度に行われた大会において、優秀な成績を残した個人や部が表彰された。対象とされたのは、国際大会での入賞や国内大会での優勝あるいは準優勝を収めた選手や部である。スポーツ表彰では、個人31人、団体10部に優秀賞が、個人18人、団体4部に敢闘賞が授与された。式に続けて、4月から体育会各部への入部を決めている新入生を祝う会が行われた。新天地での活躍を祈り、応援団や現役体育会生から温かいエールが送られた。

 

 駿河台キャンパスのアカデミーコモンに、表彰される体育会生と4月に入学を控え体育会に入部する新入生が集まった。引き締まった空気の中、冒頭で大六野耕作学長から挨拶の言葉が述べられた。「一つのことを極めようとする姿勢が多くの人々の心を動かす」と伝え、選手たちを激励した。

 

 表彰の冒頭では、昨年度から創設された児玉圭司スーパーアスリート報奨金受賞者11人が紹介された。国際大会に日本代表として出場した選手が対象とされており、出席した4人が児玉氏から目録を受け取った。

 

(写真:左から卓球部の宇田幸矢、戸上隼輔、児玉圭司氏、スケート部の樋口新葉、水泳部の水口知保)

 

 スポーツ表彰の優秀賞は、国際大会での入賞や国内大会での優勝が対象で、31人に個人表彰、10部に団体表彰が授与された。受賞者それぞれの名前が読み上げられ、各選手は胸を張って返事をする。個人表彰では拳法部の木村柊也(文4)、団体表彰ではフェンシング部の佐藤琴美(政経3)が代表して大六野学長から表彰状を受け取った。国内大会で準優勝を収めた個人18人と団体4部には敢闘賞が贈られた。個人では競走部の木村稜(政経3)、団体ではラクロス部の平井颯太(営4)が表彰状を受け取った。

(写真:優秀賞個人表彰を受ける拳法部の木村柊也)

 大学関係者からの祝辞の後には、表彰者を代表してソフトテニス部の原口美咲(商4)が代表挨拶の言葉を述べた。祝辞や代表挨拶を通して、数々の輝かしい成績を残した選手たちの活躍をたたえるとともに、新たな1年の健闘と飛躍に期待が寄せられた。

 

 続いて、体操部の内野菜々美(令5営入学)が新入生代表挨拶を行った。緊張の面持ちながらも、入学後の抱負を堂々と伝えた。次に、応援団がパフォーマンスを披露。新入生へのエールを込めて楽器隊やチアリーディングも含め、熱く会場を盛り上げた。新入生も手拍子をして、校歌を含む3曲の雰囲気を楽しんだ。

(写真:迫力のあるパフォーマンスを披露する応援団)

 その後に企画として、世界の舞台で活躍する選手4人によるトークショーが開かれた。登壇したのは、北京冬季五輪に出場し団体3位に貢献したスケート部フィギュア部門の樋口新葉(商4)、卓球男子ダブルスで世界ランキング1位の宇田幸矢(商3)・戸上隼輔(政経3)組、ハンドボール男子ジュニアアジア選手権に日本代表として出場し日本の優勝に貢献した北川雄聖(農2)。司会者からの質問に答える形式で、学業との両立、1年生の時にやっておいて良かったと思うこと、モチベーションの保ち方やリフレッシュ方法など、大学という新たなステージでの過ごし方に役立つ話が充実していた。多様な学生がいる環境をプラスに捉え、先輩や一般生との関わりが自分にとって大切なものになることを伝える場面も。最後には、登壇者それぞれから新入生に向けてメッセージを述べ「大事な4年間だけど、早い4年間でもあるので悔いのないように」(北川)と、スタートラインに立つ新入生の励みになる言葉を掛け、背中を押した。

 

[守屋沙弥香]

 

受賞者 

スポーツ表彰 優秀賞

<個人表彰> 

硬式野球部:上田希由翔(国際3)、宗山塁(商2)

水泳部:柳川大樹(政経2)、江沢陸(法1)

射撃部:大塩勇斗(政経3)、野畑美咲(商1)

サッカー部:佐藤恵允(文3)

拳法部:木村柊也(文4)

柔道部:光岡岳人(商2)

競走部:富田峻平(営4)、杉彩文海(文3)

スケート部:中條廉(政経4)、鍛冶優輝(政経4)、唐津大輔(法4)、中村柊志綺(政経3)、井口藍仁(商1)、佐藤駿(政経1)、住吉りをん(商1)、佐藤天海(政経3)

卓球部:戸上隼輔(政経3)

レスリング部:坂井孝太朗(文3)

ハンドボール部:北川雄聖(農2)

ソフトテニス部:米川結翔(商2)

バドミントン部:遠藤彩斗(政経4)、武井優太(商4)、上杉杏(商4)、宮下怜(政経1)

ゴルフ部:高木美咲(営3)

自転車部:渡部春雅(政経2)

ボードセーリング部:田中翔(政経4)、内藤紳之介(法3)

  

<団体表彰>

硬式野球部、射撃部、スケート部、卓球部、フェンシング部、ソフトテニス部、拳法部、自転車部、ボードセーリング部、明大スポーツ新聞部

 

スポーツ表彰 敢闘賞

<個人表彰>

競走部:木村稜(政経3)

端艇部:寺井昇平(政経4)、大竹海斗(政経3)、東坂謙志(法3)、中山祐貴(農3)、中條扇之介(商2)、佐々木丈(政経2)、

水泳部:宮坂倖乃(法4)、田渕海斗(情コミ2)、廣島偉来(政経2)

ソフトテニス部:原口美咲(商4)、西東彩菜(商3)

ウエイトリフティング部:上水良介(政経4)、深見健(政経1)

少林寺拳法部:松田大毅(商4)、神嵜真季(政経3)、中野なつみ(商3)

自転車部:白尾雄大(理工4)

<団体表彰>

水泳部、ヨット部、少林寺拳法部、ラクロス部