無念の敗北 上杉・篠谷組ベスト8に終わる/全日本総合選手権

バドミントン 2022.12.28

 大会も4日目を迎え、各種目の準々決勝が始まった全日本総合選手権(以下、全日本総合)。上杉杏(商4=埼玉栄)・篠谷菜留(NTT東日本)組は、因縁の相手に雪辱を果たせずベスト8で今大会を終えることとなった。

 

12・25~30 全日本総合選手権(武蔵野の森総合スポーツプラザ)

女子ダブルス

 上杉・篠谷組――ベスト8

 

 ここまで快調に勝ち星を重ねて迎えた準々決勝。相手は今年5月から6月にかけて行われた日本ランキングサーキット大会(以下、ランサー)で、同じく準々決勝で対戦した大竹・髙橋組(BIPROGY)。ランサーではファイナルゲームまでもつれたものの、惜しくも上杉・篠谷組が敗北を喫している。リベンジに燃える上杉・篠谷組は第1ゲーム序盤からストレート勝負でポイントを量産。「いい形で攻めることができていた」(篠谷)。シャトルを左右に振られ、相手に翻弄(ほんろう)される場面もあったが、5連続ポイントなどでリードを保つ。第1ゲーム後半からは相手のミスも引き出し、ゲームを優位に進めるが差を引き離すことができない。徐々に追い付かれ、ジュースまでもつれ込む。最後の2点は相手の力のあるスマッシュをうまく返せず、21-23で第1ゲームは落とす結果となった。

 

 第2ゲームは開始から交互にポイントを取り合う展開に。9-11でインターバルを迎え、切り替えたいところだったが、なかなか展開を変えることができない。後半はネット際のプレーがうまくはまらず、相手に流れを渡してしまう。「1ゲーム目に逆転されてから、そのままの流れでいってしまった」(上杉)。終盤には連続得点を許し、自分たちのバドミントンをさせてもらえず、14-21でゲームセットとなった。

 

 明大から出場した選手は全て敗退し、4年生は最後の大会の幕を閉じた。全日本大学選手権をはじめ、いくつもの大会で旋風を巻き起こしてきた4年生。今後はそれぞれの進路での活躍に期待したい。そして、今回出場したルーキー・宮下ら下級生たちが先輩の意思を受け継ぎ、来年度の明大を引っ張っていく。

 

[桑原涼也]

 

試合後のコメント

上杉

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「ランサーでやっている相手だったので、リベンジとして今日は臨みました。1ゲーム目で差が離れていたところからランサーのように逆転されてしまって、そのままの流れで2ゲーム目もいかれてしまい、自分たちの力が出し切れなかったなと思います。課題がたくさん見えた試合だったのかなと思います」

 

――今後に向けての意気込みをお願いします。

 「全日本総合はもう終わってしまったのですがこれから社会人になるということで、まだ大学生ですがその間に力を付けて、社会人1年目からしっかり結果を残せるような選手になりたいなと思います」


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