全日本総合開幕 上杉・篠谷組が本選へ/全日本総合選手権

バドミントン 2022.12.26

 年内最後かつ最大の大会である全日本総合選手権(以下、全日本総合)が開幕した。初日の予選、明大からは今年度の全日本大学選手権(以下、インカレ)でベスト8に入った岡田侑生(政経4=高松商)・農口拓弥(農4=福井工大福井)組とインカレのシングルスで優勝した上杉杏(商4=埼玉栄)がダブルスで出場。上杉は予選を勝ち抜き、26日から行われる本選に駒を進めた。

 

12・25~30 全日本総合選手権(武蔵野の森総合スポーツプラザ)

女子ダブルス予選

 上杉・篠谷組――本選進出

 

男子ダブルス予選 

 岡田・農口組――予選敗退

 

 「相手は格上で自分たちのやりたいプレーができなかった」(岡田)。インカレでベスト8に入り、出場が決まった今大会。予選の相手は実業団の馬屋原・村本組(ジェイテクト)だったが、相手のスマッシュに押され第1ゲームを落とす。「準備不足だった」(農口)。帰省などの影響で、短い期間での調整を余儀なくされた岡田・農口組。第2ゲームでは勢いに乗った相手に連続ポイントを許す。終盤の反撃も及ばず、2人は大学最後の大会を終えた。それでも「岡田と組むのもこれが最後なので、最高の舞台でできたのが良かった」(農口)と充実の表情を見せた。

 

 進路先であるNTT東日本の篠谷とペアを組み、女子ダブルスに出場した上杉。「初戦で少し緊張もしていたが、出だしから足も動いていて落ち着いてできた」(上杉)。コンビネーションがかみ合い、第1ゲームを21―6で先取。第2ゲームでは「焦りが出た」(上杉)というものの、篠谷のカバーも随所に見られ相手に差を詰めさせない。21ー15で勝ち切り、本選への出場を決めた。「一つでも多く勝ってたくさんコートに立てるように、ということを意識して臨んでいる」(篠谷)。国際舞台で数々の実績を残し、大舞台での経験も豊富な先輩と共に日本一を目指す。

 

 26日からはいよいよ本選が始まる。インカレ連覇の武井優太(商4=埼玉栄)・遠藤彩斗(政経4=埼玉栄)組や、ルーキーで優勝を果たした宮下怜(政経1=埼玉栄)も登場。明大バドミントン部の強さを、全日本総合でも証明する。

 

[桑原涼也]

 

試合後のコメント

上杉

――今後への意気込みをお願いします。

 「シングルスは自分の持っている力を出し切って、ケガなく終わらせたいと思います。ダブルスは篠谷さんと一つでも多く勝って、いい結果を残せるように頑張ります」

 

岡田

――インカレが終わってからどのように過ごしていましたか。

 「地元に帰っていたので、そこで高校の練習に行ったりしてリフレッシュはできました」

 

――大学4年間を振り返っていかがですか。

 「明治に入って最初は付いていくのに必死でしたが、4年間しっかり付いていって勝てるようになったので、成長できたと思います」

 

農口

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「格上の相手だったので、自分たちができることをしようと思って試合に臨みました。自分たちのミスも多くて、決められるところも決められなかったので駄目だったかなと思います」


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