
試合後コメント(女子エペ団体)/全日本選手権
フェンシング団体日本一を決める全日本選手権団体戦(以下、全日本)が12月16日~18日まで行われた。今大会において女子エペは創部初の日本一に見事輝き、全日本学生王座決定戦(以下、王座)、関東学生選手権(以下、関カレ)、全日本の3冠を達成。この一年を最高の形で締めくくった。
今回は、女子エペ団体戦の試合後インタビューをお届けします。
長尾康司監督
――初優勝されましたがいかがですか。
「涙が出て前が見えないくらいうれしいです」
――勝因はどこにあったと思われますか。
「実力はみんなそれぞれが持っているのですが、その日によって調子が良かったり悪かったりします。そして思うようにポイントが付かなかったり、突いているのに相手の方が少し早く突いていたりするなどいろいろな要素があり、結果には100パーセントつながっていなかったです。しかし今日は100パーセントの力を、3人が3人とも出せていました。しかも決勝で出せていました。そのように全てがうまくかみ合ったところが勝因だったと思います」
(写真:試合後の長尾監督)
中村優里(営4=成立学園)
――優勝されましたがいかがですか。
「うれしいの一言です。昨年度自分たちは準優勝で終わっていたので、ここで優勝してくれて本当にうれしさと感動とでいっぱいです」
――4年間を振り返っていかがですか。
「個人としては爆発的な結果を残すことはできませんでした。ただ、団体戦でみんなの力を借りながら多くの優勝することができたので、競技生活はすごく楽しかったです。それでも結果としては正直悔しいところが多いです。競技は続ける予定なので、みんなに負けないように今後も頑張っていこうと思います」
小佐井彩花(総合4=宇土)
――4年間を振り返っていかがですか。
「個人戦でガツンと結果を残すことはできませんでした。しかし1年生の時から成長する中で、自分も時々アドバイスをしながら逆に後輩から教えてもらうことも多かったです。明治で練習して良かったなと思うことが多々あります」
――今後のチームへのメッセージはありますか。
「勝ち負けももちろん大事なのですが、1試合、1点をしっかり楽しむことも大事にしてほしいです。また、明治のいいコミュニケーションの取りやすさやいい雰囲気をどんどん受け継いでいってほしいです」
佐藤琴美(政経3=一関第二)
――優勝して今の気持ちはいかがですか。
「昨年度は準優勝で悔しくて、全日本学生選手権(以下、インカレ)も3位で負けて終わってしまっていました。だからこそ今年度締めくくりの全日本でいい結果を残せて、うれしいのとほっとしたのが半分半分です」
――代替わりをして最上級生になりました。
「今まで先輩方がチーム力を築いてくださったので、そこをより良い方向にもっていけるように、結果よりまずはいいチームにしていくのが一つの目標です。あと今後の目標は王座とインカレの優勝を目標にしていて、さらに全日本もという感じなので、達成できるように頑張りたいと思います」
稲山友梨(営2=星槎国際)
――明大女子として今回の優勝は快挙です。
「前に優勝した時も実感はなかったのですが、周りにおめでとうと言ってもらえる数がだんだん増えてきています。そこですごくいろいろな人に応援していただけているのだなと思います。今回優勝した時も監督がすごく泣いていたので、それを見て本当に良かったなと思いました。また一つ大きなタイトルが取れたと思うので来年度もどんどん増やしていけたらなと思います」
――1年を振り返っていかがですか。
「(あと少しで)勝てた試合もなくはなかったので、それは次に次にというふうにできたのはすごく良かったのかなと思っています。正直、今回勝ったから次も勝つという絶対がないのですごく不安定な状態でやってはいます。しかし、終わりよければ全て良しなのかなと思っていて、今回優勝して一旦休み、また来年度からさらにみんなで強くなれるようにしたいなと思っています」
盧承延(政経1=王子総合)
――今日は國谷優奈(政経1=宇都宮中央女子)選手がベンチに入っていました。
「個人戦の時はベンチに入ってくれたこともあったのですが、安心しますね。足が痛かったのですがずっとほぐしてくれたりしてありがたかったです。『ナイスです!』の声もすごく良くて、ベンチが盛り上がったと思います」
――1年を振り返っていかがですか。
「自分でも分かるくらい上達しています。自分はずっと先輩方のいいところを全部自分のものにしようと思い、まねをしながら練習していたのですが、それが成功したと思います。一つ一つの技がレベルアップしたと思っています。逆転して勝つことは今まであまりなかったのですが、逆転勝ちが多くなったところが一番変わったところです。自分でもびっくりしていて、メンタルが強くなったなと思います」
國谷
――今の心境はいかがですか。
「うれしい気持ちと3人のすごさを感じて、同じチームで良かったなと本当に思います」
――今後の意気込みをお願いします。
「今回全日本優勝して終わったので、来年は関カレ、インカレ、全日本で勢いのまま優勝して、自分もメンバーに入れるように頑張りたいです」
――みなさんありがとうございました。
[萩原亜依、渡辺悠志郎]
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