
試合後のコメント/全日本学生室内選手権3日目
白熱した試合が続いた全日本学生選手権(インカレインドア)3日目。今回は女子シングルス準々決勝、男女ダブルス準々決勝に出場した選手の試合後インタビューをお届けします。
町田晴(文4=四日市工)
――ベスト8という結果を受けていかがですか。
「優勝を狙っていた中で、この結果で終わったことは残念ですが、僕としてもやれることはできたので良かったかなと思います。0―6で負けてやり終えたとはおかしいかもしれないですが、そこに関しては何も後悔はないです。完全に引退です。卒業後は一般企業で就職してなので、テニスはしない予定です」
――シングルスで今後期待する選手はいますか。
「そう考えると、鈴木久統(政経2=湘南工科大付)がとても頑張っているので、1人名前を挙げるならそうです。今年結果が出ていないけど頑張っていた今里(翔吾・営1=海星)や大久保(拓海・理工2=松商学園)は良くなっていますし、この辺が新進も始まる中でどういう準備ができるのかで、これから変わってくるのかなと思います」
副田温斗(営3=四日市工)
――試合後半にかけて意識していたことは何かありますか。
「相手のサービスゲームをやるときに、ファーストセットは僕たちのリターンミスがとても多かったので、やはりリターンミスを少なくするというのを考えていました。その中でどうポイントを取っていくかというのも考えながらやっていました。リターンミスが減ってきた分、サービスゲームを気持ちよくプレーすることができたので、いい切り替えはできたなと感じました」
――今試合で良かったところを教えてください。
「僕は基本的にボレーをメインでダブルスは戦うのですが、ボレーがあまり良くなかったので、後ろでストロークをやりながら(山中)朝陽に前で動いてもらう展開が多くありました。そこはなかなか練習でもやるプレーじゃないので朝陽にも助けられましたし、自分のストロークに自信を持って打てたので、良かったなと思います」
横田大夢主将(政経3=足利大付)
――試合序盤相手を押せていた要因は何かありますか。
「今大会ファーストセットは絶対取っていて、全試合押すことができています。勢いがある原因としては、サーブがお互いに良いんですよ。なので絶対にブレークされない。さらに僕らはリターン力があるので、勢いでいけるんですよね。なので、1回ブレークすると、ブレークされずに僕らがキープできるので、絶対に2ゲーム離せるんですよ。そこでまたリターンゲームが来て勢いでいくみたいな感じで、またブレークできるみたいなこのループにファーストセットは大体入ることができます。そこが僕と他大の中村くんの今回の強かったところかなと思います」
――チームとしても個人としても今後目標にしていきたいことは何ですか。
「チームとしては、ダブルスは申し分なく強いと思います。なのでチームとしてはダブルスというよりかはシングルスをもう少し鍛えた方がいいなと思っています。まずは出場する本数を増やすこと、そしてベスト16に何人、ベスト8に何人、ベスト4に何人みたいな感じで、うまくバランスが取れるくらいのシングルスの層にしたいなと思っています。またリーグ戦を通して、最終日まで勝ち切ることのできる体力、筋力、集中力というところが僕たちの課題だと思います。そこに取り組みつつ、メインのシングルスを鍛えるためにこれからチームとしてはやっていかないといけないです。僕自身もどちらかいうと、ダブルスは個人的には結果を残してきているので、シングルスとしてもっと活躍していけたら、もっとチームとしても勢いに乗っていけるのではないかなと思います。なので僕自身としてもチームとしても、もっとシングルスを強化していけたらいいなと思っています」
村田英夢(理工1=麗澤瑞浪)
――タイブレークでのダブルフォールトの振り返りをお願いします。
「キープが続いた中で、僕のリターンが合っていて、1本ブレークができて、町田さんがサーブで取れる流れを落とした中で、タイブレークでした。プレッシャーもかかる場面で緊張していました。最近サーブのフォームを変えて、良くなってきていました。ただ良くない時はリーグ戦だったり緊張した場面となると、肩から先の感覚がなくなって、いつもどうやって打つだろうという感覚になってしまって、その感覚が久しぶりに今日は来てしまいました。昨日も緊張していた中でもサーブは良くて、なんでまた来てしまったのだろうと。自分の心の弱さがプレーに現れてしまったかなと思います」
――この1年間を振り返っていかがですか。
「やってやるぞという気持ちで入学したとはいえ、ここまで結果が追い付いてくるとは思っていなくて、満足はしてないですが、ある意味納得いけるような結果はついてきたかなと思います。ただ本当にペアに助けられてリードしてくれて、必死に僕が追い付いて今年の結果があるかなと思うので、僕だけの力ではないです。また課題も明確ですし、成果もあり、テニスをやってきて一番と言っていいほど、結果が出たことは間違いないです。素直によろこびつつも、そこの結果にあぐらをかかず、1年生だけ結果がよくて、やってやろうという気持ちだけでその後伸び悩む選手もいるので、これからタイトルを狙い続ける、関東も全国も、来年度から取り組みたいなと思っています」
山中朝陽(文1=四日市工)
――相手の中村選手は強い選手だったと思います。どのあたりを狙っていましたか。
「サーブもリターンもボレーも全部できて、穴がない選手でした。結構前でも動いてきているので、僕的にはストレートに打ってみたりとか、セカンドサーブになったら強気にアタックしていったりというふうにしました。どこを狙うというよりかはプレッシャーをかける感じを意識していました」
――今試合で一番良かったところはどこですか。
「やはり自分のいいところは強気でストロークできるところだと思います。自分のいいプレーを出せたというか、ストロークを強気で思い切って打てたのが一番良かったのかなと思います」
吉田華菜子(法3=仁愛女子)
――昨日に続き、対戦経験のある慶大選手でしたがゲームプランはありましたか。
「昨日の慶応の人たちと同じで、ストロークが強い、しっかり打ってくるので、先にストレートについたり、なるべく相手が気持ちよくラリーしないように先に展開したりしようと話していました。ただ相手の調子がいいというか、このコートに合っていてサーブ力もリターン力もパワフルだったので、なかなかこちらから展開しようと思っても圧倒されてしまっていて、ファーストセットは何も対応ができなかったまま終わってしまいました。第2セットは相手が速いラリーが得意で、気持ちよく打っている形だったので、それだと前にいるボレーヤーがあまり動けないので緩急でロブを混ぜながら浮いてきたボールをスマッシュやドライブボレーで決めることを意識しました。それをセカンド入ってからでき始めて、2人で話してじっくり我慢して攻めようと思いました」
――今年1年間振り返りをお願いします。
「春関とインカレでは1回戦敗退で、本戦に上がってもなかなか結果が出ませんでした。リーグ戦ではトラブルがありながら自分は出させてもらえて、自信がついたというか、自分の大事なことを得ることができました。それを生かしてその後の夏関でもできて、今回も予選からでしたけど、単複勝ち上がって、ベスト16と8に入れたので、いろいろな意味で大きいと思うので、これからラスト1年になるのでこれで満足していたら意味がないので、今日が得たこと、できたことを継続して強化して反省や相手の良かったところを盗みながら、練習を頑張っていきたいなと思います」
鈴木渚左(国際2=野田学園)
――ベスト4との差はどこにあると思いますか。
「しぶとくやりながら、きちんと最後まで決め切るところ。あとは自分に自信を持つ、試合をしている姿とかそういったところで取り繕ってもいいから自分は強いというオーラを出したり、ジャッチに対しても何も気にしないという心の強さが自分にはありません。そこが自分の弱さだと思うので、そういった立ち振る舞いを今後の練習で気を付けていくことで、ここの壁は破れるのかなと思います」
――今年1年間を振り返っていただけますか。
「この1年はいろいろ考えた年で、インカレでも1回戦でシングルスが負けてしまったり、悔しい思いをたくさんしたというか、リーグでも勝つテニスをして分からなくなってしまったり、本当に悩んでしまった年でした。こうやって最後に目標まではいかなかったですが、結果を少し出すことができたので、その自分に自信をきちんと持ちたいです。サーブ練習も昨年が悔しすぎて、絶対に5分でいいからどんなに疲れていても必ずサーブ練習を1人でもしていたので、その部分がサーブは自信につながっていたので、それは今後も継続して、もっと良くなるようにしたいし、もっと勝てるようにまだいろんなところで努力できると思うので、きちんと見つけて、見つめ直して来年に向けて優勝できるようにしたいです」
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