漆畑が自己ベスト更新 ルーキーも躍動/世田谷246ハーフマラソン
先日の全日本大学駅伝(以下、全日本)で出走しなかった選手が多くエントリーした世田谷246ハーフマラソン(以下、世田谷ハーフ)。初めてのハーフマラソンにも関わらず堀颯介(商1=仙台育英)がチーム内2位の好走をし、その実力を見せつけた。夢の箱根路を駆けるべく、それぞれが走りに磨きをかけている。
◆11・13 第17回世田谷246ハーフマラソン(駒沢オリンピック公園)
▼ハーフマラソン
8位 漆畑 1時間04分13秒
10位 堀颯 1時間04分15秒
22位 下條 1時間04分46秒
27位 杉 1時間04分57秒
41位 新井 1時間05分38秒
43位 室田 1時間05分50秒
47位 三上 1時間06分05秒
55位 甲斐 1時間06分15秒
68位 城戸 1時間07分11秒
70位 鈴木祐 1時間07分18秒
76位 橋本 1時間07分31秒
106位 新谷 1時間09分20秒
129位 黒髪 1時間12分52秒
箱根駅伝(以下、箱根)のメンバー入りを懸けてアピールする場、自分の走りを分析し調整する場、選手によって本大会の捉え方は異なっていた。そうした思いが交錯する中、一歩前に出たのは漆畑瑠人(文4=鹿児島城西)だった。他大学の選手に懸命に食らいつき、自己ベストを更新。チームトップの8位でフィニッシュした。「順位は良かったが、タイムには全く満足していない。最低でも63分台はいきたかった」。全日本出走とはならなかった悔しさをぶつける形となった本大会、高順位を記録したものの、さらなる課題も見つかった。続くチーム2位でゴールしたのは、1年生ながら上級生に引けを取らない走りを見せた堀颯。「ハーフマラソンを良いペースで押していけると分かったが、他校との力の差も感じた。練習でその差を埋めていきたい」。初挑戦のハーフマラソンとは思えない快走を見せ、夢の箱根路に向けアピールは充分だ。同じく初めてのハーフマラソンとなったのは、新井晴文(法2=國學院久我山)。ケガ明けで久々のレースにもかかわらず、同期内トップという好走を見せた。
本大会と来週行われる上尾シティハーフマラソン(以下、上尾ハーフ)の結果が、箱根のメンバーを選ぶ際の基準の一つとなる。「上尾ハーフは世田谷ハーフよりも記録を出しやすいコースなので、今日のトップの64分前半の記録をどれだけ超える選手が出てくるかというところに注目したい」(山本佑樹駅伝監督)。来たる箱根に向け、調整を重ねる明大競走部。箱根路で紫紺を背負って走るのは誰なのか、白熱するメンバー争いから目が離せない。
[石井遥]
第99回箱根駅伝まで、あと51日。
※レース後のコメントは後日「明鏡紫水」にて掲載いたします。
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