共栄大に勝利 2部A昇格まであと1勝/関東大学2部リーグAブロック・Bブロック入替戦

バスケットボール(女子)
2022.11.06

 悲願の2部A昇格を懸けて入替戦が始まった。序盤から10点以上のリードを作り、そのまま後半へ。攻撃力は試合を通して落ちることなく、共栄大に52―77で勝利。格上相手でも通用するオフェンスを見せ、2部A昇格へ王手を掛ける。

 

◆11・5~6 関東大学2部リーグAブロック・Bブロック入替戦(駒澤体育館他)

▼11・5 対共栄大戦(駒澤体育館)

◯明大77{23ー15、20ー16、14ー10、20ー11}52共栄大

 

 スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、SF佐藤美怜主将(文4=安城学園)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。

 

 絶対に負けたくないという気持ちがぶつかる入替戦。相手は2部A7位の共栄大だ。「フィジカル面では確実に負けている」(神山)とそこをいかに克服するかが今回の勝負のカギとなった。序盤から積極的にゴールを狙っていたことでリードが生まれる。しかし負けられない共栄大に対し、第2Qではディフェンスリバウンドを取り切れない。一時は3ゴール差まで詰められてしまうも、タイムアウトで完全に流れを断ち切り12点差までリードを広げ直した。

 

 後半ではディフェンス面でも躍動する。リーグ戦後半から入替戦を見据え、対策をしてきた明大。練習してきた素早く入れ替わるディフェンスで共栄大にスキを与えない。これが功を奏して速攻が生み出される結果に。そこに2人、3人と人数をかけることでシュートを確実に決めていった。まさに理想的なディフェンスからの速攻で完全に試合をモノにした明大は格上相手に77―52の大差で勝利を収めた。

 

 「2部Aへのチャレンジャーとして頑張って勝ち切りたい」CF後藤葉の佳(理工1=鵠沼)。2部Bブロック全勝優勝としてのプライドを持って、挑む入替戦。目標とする2部A昇格はもう目の前まで迫っている。

 

[小原愛]

 

試合後のコメント

 

神山

――今回の試合を振り返っていかがですか。

 「今試合は自分たちが挑戦者という立場で挑みました。いつも通りやれば大丈夫という気持ちで緊張なく、試合に挑むことができました」

 

――入替戦を意識した練習の成果は発揮できましたか。

 「発揮できました。特にディフェンス面ではローテーションもよくできて、スティールも多かったと思います。しかしオフェンス面ではミスも多かったので、次戦はそこをなくしたいと思います」

 

後藤

――プレータイムのシェアが難しい中での次戦はいかがですか。

 「自分たちは誰が出ても同じ質で試合ができるようになろうという気持ちで練習してきました。次戦も連戦になりますが、誰かがファウルをして出られなくなったとしても次に出る人が『任せて』と言うくらいの準備を自分たちはしてきたので、大丈夫だと思います」