
試合後インタビュー/インカレ支部予選
11月に沖縄で行われる全日本学生選手権(以下、インカレ)への出場権を懸け、臨んだインカレ支部予選。本記事では見事インカレ出場を決めた選手たちの声をお届けする。
田中翔主将(政経4=駒場)
――どのような目標をもって今大会に臨みましたか。
「目標は優勝を掲げていましたが、個人的にふがいない結果で終わってしまったので、反省点が多いレースとなりました」
――明大全体の今の雰囲気はいかがですか。
「例年より人数が増えたことで、和気あいあいとした雰囲気が以前よりあるのですが、それ以上に5連覇をしなければいけないというプレッシャーを3、4年生は感じていると思います。今回、支部戦で入賞者を出せないという明大としてはふがいない結果で終わってしまって、支部戦が終わってからぴりついた雰囲気になっているなと思います」
――本戦の目標と意気込みをお願いします。
「今回はふがいない結果ですが、目標は優勝です。これから学生日本代表として世界選手権に行くので、インカレ本戦に向けて練習する機会はないのですが、世界選手権のほうでいい順位を目指し、それをステップとしてインカレでも前を走りたいなと思っています」
川村飛翔(理工4=七里ヶ浜)
――支部予選を終えていかがですか。
「結果が8位で目標としていた順位ではなかったので、あまり満足はしていないです。でも、インカレ出場が1人は除いて行けたので良かったなと。もちろん全員で行きたかったけど、結構な人数が行けるので良かったなと思います」
――総合順位についてどのように感じていますか。
「素直に悔しいというのが1番です。目標順位ではなかったし、明大としてもいい結果ではなかったと思っています。例年何人か入賞をしていますが、今年は1人もできなくて、大学としても悔しいです。インカレ前に大会があるので、気持ちを切り替え、今回の悔しさを糧に入賞を目指して頑張りたいと思います」
――全体を通して得られた収穫と課題をお願いします。
「収穫というより反省点のほうが多くて、あまり得られたことがなかったと思っています。まず、スタートが何レースかうまく出られなくて、思ったようなレースができなかったというのが反省点です。また、風の読みが甘くて自分の思ったコース取りができず、それで順位を落とすことが多かったので反省とともに、まだまだだなと思いました」
――個人戦に向けての意気込みをお願いします。
「まず、目標としては6位入賞をしたいというのが1番です。インカレ団体戦も2月にあるので、そのメンバーにも選ばれるようにしたいのと、みんなが安心して団体戦に出られるように、4年生としていい結果を残したいというのが目標です。おそらく、内藤紳之介(法3=アサンプション国際)が入賞すると思うので、明大としてもう一人の入賞を出したいというのが個人の目標でもあり、チームの目標でもあります。個人の目標が6位なので気合を入れて今から課題を克服して、笑って終われるようにしたいです」
小林将(文4=成蹊)
――支部予選の目標と、大会前に取り組んでいたことをお願いします。
「6位までの入賞を目指していました。僕は中風域、大体4メートルから6メートルの風に苦手意識を持っていたので、そこを克服しようと夏の間は頑張っていました」
――11位という結果についていかがですか。
「正直ふがいないですね。本戦に入るのが全国で10位以内というところで、関東でもそこに入れなかったというのは1カ月あるとはいえ、よくはない状態ですね。しっかり関東でも5位以内入って、全国でも戦い抜くというのがベストな勝ち上がり方だったと思うのですが、それができなかったのがふがいないところです」
――インカレに向けての意気込みをお願いします。
「最後の年なので目標の入賞、10位以内には入りたいです。悔いの残らないように練習して、後悔のないようなレースをしていけたらいいと思います」
長井幹太(政経4=成城)
――関東支部予選を終えていかがですか。
「入賞を目標にしていたので、それを達成できなかったのは悔しい部分があるけど、今回の失敗、ミスを次の本戦に生かしたいとは思っています」
――今大会で得られた収穫と課題をお願いします。
「得られた収穫として、低速の自分のスピードに対しては入賞した上位勢にも自分は負けていなかったと思います。下りで選手を何人も抜くことができたので、そのような部分が良かったかなと思います。課題として、大きなミスをしてしまう、取り返しのつかなくなるようなミスをしてしまうというのが自分の中では課題かなと思っています」
――個人戦に向けての意気込みをお願いします。
「今回の支部予選でも低速に関しては、今回入賞した人たちにも負けていなかったので、本戦では自分の持っているものすべてを出し切りたいなと思います」
大島春哉(商3=佐倉)
――今大会はどのような目標をもって臨みましたか。
「僕は3年生として入賞と、部員全員がインカレに通過するというのを目標にこの大会に挑みました」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「部員全員が日本一を目指してやっているので、雰囲気自体はとてもいいと思います。3年生の僕が言うのは違うかもしれませんが、今大会もその前の大会も入賞者を出すことができていないので、今のまま行くと圧倒的に日本一になるというのは、難しいのかなと思います。日本一に貢献するためにも、僕自身今後も入賞目指して、頑張っていきたいと思っています」
――本戦への意気込みをお願いします。
「支部戦で入賞をあと1人で逃してしまったので、本選は本気で入賞を狙っていこうかなと思っています」
岡朋加(情コミ3=日大藤沢)
――支部予選はどのような目標をもって臨みましたか。
「支部予選はもちろん優勝を目標にしていました」
――レディースが全員通過したことについてはいかがですか。
「レディースを引っ張っていく存在として、私がいい順位を取りたかったというのはありますけど、よく頑張ったと思います。今回支部予選に出ていなかった1年生のレディースも毎日頑張っているので、明大のレディース全体としてもっと速くなっていけたらなと思います」
――本戦の目標と、それに向けて取り組みたいことをお願いします。
「本戦は入賞が目標で、それに向けて今回見つかった課題を1ヶ月で克服して、自信を持って本戦に臨めるように練習を積んでいきたいと思います」
堀越あす香(総合3=大妻多摩)
――今大会どのような目標をもって試合に臨みましたか。
「入賞することと、10位以内を4本以上というのが目標でした。結果的に入賞はできなくて、シングル4本という目標だけは達成できました」
――レディース全体としてはいかがでしたか。
「まず、レディースを盛り上げていく代として1個下の千晴ちゃん(戸田・文2=駒場)が沖縄に一緒に行けるようになって、一歩前進したのではないかと思います。来年、私はいないけど、自分と同じような体型のレディースが何人か一年生にいるので、その子たちも支部戦を通過して入賞や優勝を目指し、成長していけるように卒業してからも全力でサポートしていけたらと思っています」
――インカレに向けた目標や意気込みをお願いします。
「私は2年生の時に入部して、今4年生でもう卒業するのでボードセーリングは今年で終わりです。だからこそ、本戦では悔いのない走りをすることが目標です。具体的には入賞を目標にやっていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[ボードセーリング担当一同]
※写真は明大ボードセーリング部提供
関連記事 RELATED ENTRIES
-
悔しさ残るも3人が入賞 課題を明確にする大会に/湘南選手権
ボードセーリング 2023.07.106月24日、25日に材木座海岸で湘南選手権が開催された。メンズクラスでは大島春哉(商4=佐倉)が3位、内藤紳之介主将(法4=アサンプション国際)が5位、レディースクラスでは岡朋加(情コミ4=日大藤沢)が3位の成績を残し、3名が入賞を果たした。 ◆6・24~25 湘南選手権 (鎌倉市材木座海岸沖) ▼メンズクラス大島――3位内藤――5位森――15位神田――19位遠藤――23位蓮田――25位伊藤――30位吹田――44位長田――50位阿部――70位本木――90位松永――98位 ▼レディースクラス岡――3位酒井――18位戸田――19位 あと一歩及ばなかった。3位入賞を果たしたものの、大島は悔しさを顔に浮かべた。1日目、自身の課題であったスタートを確実に決め、勢いに乗った。その後は得意とする微風と自慢の体力を武器とし、2レース目を1位、3レース目を3位で通過。「抜かせるタイミングをずっと探りながらやっていた」。攻めの姿勢を貫き、この日を暫定1位タイで終えた。迎えた2日目、初回のレースで思うようなスタートが切れず、12位に沈む。「焦ってしまって、もう(1日目とは)同じようなレースはできないと思っていた」。その後もミスが続いたが、順位を死守し3位入賞。満足する結果とはならなかったが「4年生になって初めて入賞できて安心したのもあるし、新たな課題も見つかった」と大島は語る。頼もしい最上級生は、次に向けて歩み始めていた。 同じく最後の湘南選手権に挑んだ内藤。1日目、体格的に不利な微風とスタートの出遅れにより、28位からのスタートとなる。それでもチームの主将には余裕があった。「風とともに順位を上げていくという形で最終的には自分の苦手ではない風域で走れた」。風が強くなった2日目。得意をいかし、最終レースでは1位通過。5位入賞の結果を残した。「支えてくれる方々への感謝を伝えながら、いいチームをつくっていきたい」。チームの大黒柱として、躍進を遂げるだろう。 「悔しいという気持ちが一番大きかった」。そう語るのは昨年度の同大会で優勝を収め、連覇を目標に挑んだ岡。1日目はミスにペナルティーが重なり、思うようなレースができなかった。気持ちを切り替えて挑んだ2日目、大きなミスはしなかったものの、順位は1日目と変わらず3位入賞。理想とは離れた結果となったが「スタートは少しずつ成長できている気がする」と前向きな面も見られた。ボードセーリング部初の女子部員として、これからもレディースの第一線に立ち続ける。 湘南選手権は悔いの残る結果となったものの、新たな課題も見つかった。次なる大会はドリームカップ。「優勝して、チームとして勢いをつけていきたい」(内藤)。明大ボードセーリング部の今後の飛躍に期待がかかる。 [髙橋未羽] ※写真はボードセーリング部提供 試合後のコメント大島ーー湘南選手権はどのような大会でしたか。 「学生だけではなくOBの方も参加できる大会で、優勝した池田選手(拓海・セブンシーズ)はずっとウィンドサーフィンをやってきた選手で、自分の結果は3位だったのですが、そのような選手と一緒に優勝争いをできたのは、自分の中で成長を感じた部分であると思います」 ーー残りの大学競技生活での目標を教えてください。 「優勝するというのを毎大会ごとに常に思ってやっていきたいというのと、この部活に入って後悔がなかったと自分は思っているので、部員全員がそのような気持ちになってくれたらいいなと思っています」 内藤ーー自分のレースを振り返っていかがでしたか。 「2日目の最後のレースは南風が入ってきて、それで微中風くらいの風域になって、そこでは1位で帰ってくることができたので、風が少しでも吹けば不安なところはなくて、逆に風のないときに課題がまだまだあるなと感じました」 岡ーー今大会で得た課題について教えてください。 「技術的な面では、スタート前にどちらの海面がいいのか判断する力がまだ自分にはないなという発見はしました。精神的な面では、ミスは自分が徹底していないから起こってしまったのだと思うし、初心に帰ってミスを絶対にしないという気持ちで挑むことは大事かなと思いました」 ーー4年生になってからどのようなことを考えていますか。 「チームを俯瞰(ふかん)して見られる存在になりたいと思っていて。今まで目の前のことに一生懸命になってきて、それも大切ではあるけれど、周りを見て視野を広げていろんな人のことを見られるような4年生になっていきたいと思います」READ MORE -
団体戦5連覇達成! 全員でつかみ取った優勝/全日本学生選手権大学対抗戦
ボードセーリング 2023.02.275連覇という歴史的な記録が懸かる中、迎えた全日本学生選手権大学対抗戦(以下、団体戦)。プレッシャーをはねのけ、全員がチームに貢献する走りで見事優勝をつかみ取った。◆2・24~26 全日本学生選手権大学対抗戦(和歌山セーリングセンター)▼明大ーー1位 「連覇以外ないと考えてやっていた」(田中翔主将・政経4=駒場)。昨年度の団体戦で創部史上初の4連覇を達成した明大。出場者全員がプレッシャーを感じていたと口をそろえる中、初日から安定した走りを見せた。全日本学生選手権個人戦で優勝を果たしている内藤紳之介(法3=アサンプション国際)と田中が全レースに。微風域では長井幹太(政経4=成城)、強風域では小林将(文4=成蹊)がそれぞれ出場した。 初日は微風域でのレース。体格の大きい選手がそろう明大にとっては苦手な風域でのスタートとなった。それでも全員がポイントをまとめる走りをし、初日の順位はトップと2ポイント差の2位。「僅差だったので順位はあまり気にしていなかった。2日目は強風予報で巻き返せると思っていた」(田中)。そして言葉通り、2日目の強風域でのレースで巻き返しに成功。31ポイントの大差をつけて最終日を迎えた。 最終日は強風と微風の振れ幅が激しい中でのレースに。序盤の2レースで2位につけていた慶大の選手が上位に入り、徐々に差が縮められる。しかし「焦りはあったけど、部員のみんなが心の支えになって、しっかりと走らなきゃいけないという覚悟にもなった」(内藤)。最終レースを内藤が1位を獲得するなど、盤石の走りを見せ優勝。5連覇という偉業を成し遂げた。「1年生の時からの憧れだったので、プレッシャーもあったけどチーム全員でつかみ取った優勝」(小林)。団体戦では全員がまとまった順位に入ることが優勝への条件。その中で「長井と小林がそれぞれの風域でしっかり走ってくれたことが優勝へのカギだった」(田中)と振り返る。昨年度の宣言通り、5連覇を達成した明大。来年度も王座を譲らず、記録の更新に期待がかかる。 [倉田泰] 試合後のコメント田中――4年間の競技生活を振り返っていかがですか。 「4連覇と自分が1年生の時から日本一という景色を見させてもらっていて、今年度は自分たちが日本一をつかみ取れたのはこの部活でしか経験できないことだったと思います」 小林――4年間の競技生活を振り返っていかがですか。 「僕は結構苦労した4年間だったけど、真面目に取り組んだことがうまく生きたので、そういった姿勢を後輩に感じ取ってもらえたらいいなと思います」 長井――5連覇を達成した今の心境を教えてください。 「今回で5連覇が懸かっていてすごくプレッシャーがありましたが、優勝できて解放されたというか、安心しています」 ――後輩に向けてメッセージをお願いします。 「今回5連覇を達成して、これからプレッシャーがさらに大きくなると思うけど、自分の力を信じて継続して努力していってほしいと思います」 内藤――来年度に向けての意気込みをお願いします。 「団体戦優勝というのは、明大が引き継いできた宝物のようなものなので来年度以降も連覇をしたいと思います」READ MORE -
内藤がインカレV! 明大勢4人が入賞の快挙/全日本学生選手権
ボードセーリング 2022.11.21明大から15人が挑んだ全日本学生選手権(以下、インカレ)。内藤紳之介(法3=アサンプション国際)が悲願の優勝を果たし学生個人チャンピオンの座に輝いた。さらに長井幹太(政経4=成城)、田中翔主将(政経4=駒場)、小林将(文4=成蹊)の3人も入賞するなど明大勢が躍進を遂げた。 ◆11・18~20 全日本学生選手権(沖縄県国郡字奥間海岸沖)▼メンズクラス内藤――1位長井――4位田中――9位小林――10位川村――18位大島――23位長田――32位高橋――45位蓮田――50位森――55位伊藤――60位遠藤――103位 ▼レディースクラス岡――10位堀越――22位戸田――42位 今大会前にはテクノ293世界選手権に日本代表として参加した内藤。3位入賞を果たしたものの、苦手とする微風域でのレースに苦しみ、思い通りの結果を出すことはできなかった。そして今大会も微風域でのレースが続く展開に。1レース目では11位と出遅れてしまうが「消極的にならずに責める姿勢で挑めた」とその後は立て直し2、3レース目を1位で通過。スタートでも攻めの姿勢を貫き自信をつけるレースとなった。 暫定順位1位で迎えた最終日は「体力的にも精神的にもつらかった」。そう語りながらも優勝をしたい気持ちが自分を後押しし「持っている力以上のものを出し切れた」と粘りの走りを見せ見事1位。「今までさんざん悔しい思いをしてきたから反省をここでぶつけた」。これまで経験してきた反省を生かしたレースを展開。悔しさをバネにつかんだ優勝だった。 今大会では内藤のほかに3人の4年生が入賞を果たした。「自分たちの代で結果が出ていなかった」(小林)。インカレの前に行われた関東支部予選では1人も入賞者を出せず悔しい結果となった明大。しかし今大会では4年生が最上級生としての意地を見せる走りを披露。「1番大きな大会で結果を残すことができて誇りに思う」(小林)。4年生の活躍が明大に勢いをもたらした。 そして次なる舞台は2月に開催される全日本学生選手権大学対抗戦(以下、団体戦)。明大はここまで4連覇を果たしており5連覇に期待がかかる。「個人戦は通過点。優勝を確実に取りたい」(長井)。今大会で優勝した内藤をはじめとする厚い選手層を武器に〝圧倒的″な強さで王座を目指す。団体戦まで約3カ月。明大の勢いの波はどこまで高まるか。 [佐藤あい] 試合後のコメント内藤――今大会はどのような目標を持って臨みましたか。「去年、一昨年と優勝者が明治から出ているから絶対に明治の連覇をしたいと思い、絶対に優勝するという気持ちで挑みました」 ――今大会を振り返って良かったところは何ですか。 「自分の苦手とする風域で、これまで経験してきた反省点を生かして1位を取ることができて気持ちに余裕ができたところだと思います」 田中――明大全体の結果はどのようにとらえていますか。 「最近では4人が入賞に入れたのはなかったと思うので、そこは正直に喜びたいです。表彰台を狙っていて、内藤は後輩でエースとして活躍してくれているので優勝してうれしいですが、その次に入りたかったというのが正直な気持ちです」 長井――自分のプレー、結果を振り返っていかがでしたか。 「うれしい反面、運が良かったところもあったので、この結果に満足せずに団体戦に向けて頑張っていきたいです」 小林――団体戦への意気込みをお願いします。 「個人戦では明大としてはかなり良い成績を残せたと思うので、この勢いのまま慢心せずに、かなり厳しい道のりになると思いますが頑張っていきたいです」READ MORE