兵頭、成田が3位入賞!/全国学生個人体重別選手権

相撲 2022.09.28

 明大からは3人が出場した全国学生個人体重別選手権。75キロ未満級の兵頭充樹(農4=野村)、85キロ未満級の成田花道(政経3=鳥取城北)が3位入賞を果たした。

 

◆9・25 第47回全国学生個人体重別選手権(堺市大浜公園相撲場)

▼75キロ未満級

 兵頭――3位

▼85キロ未満級

 成田――3位

▼135キロ未満級

 神――1回戦敗退

 

 兵頭は、1回戦で「様子を見てしまって、差し込まれる場面もあった」ものの、最後は落ち着いて押し倒して勝利。2回戦は「仕切りから全部自分のペースで持ち運べて、相手に何もさせずに立ち合いまで行けた」。持ち味の低く鋭い立ち合いから相手を崩し、引き落としで勝利した。迎えた準決勝、寺尾(日体大)の変化に対応できずに崩されると、上手投げで敗北。「4年生として最後の大会だったのでタイトルを取る気で行った」。惜しくも頂点には届かなかったが、集大成にふさわしい相撲を見せた。

 

 成田は「直前でケガをして万全の状態ではなかった」。それでも勝利への執念では負けなかった。1回戦、2回戦はともに引き落としで勝利。しかし準決勝では「何回か勝ったなと思ったときに力を抜いて、相手に有利な体勢になった」。果敢に攻めたものの相手を崩せず、最後は土俵際に追い詰められ寄り切りで土をつけられた。

 

 神歩武(政経3=埼玉栄)は格上相手に持ち味である突き相撲を見せた。「相手は自分より格上の相手だったが、自分でも戦えるということが分かった」。それでも相手を崩すことはできず、引き落としで敗北を喫した。

 

 明大の次なる戦いは2週間後の東日本学生リーグ戦(以下、リーグ戦)だ。「優勝して一部に復帰したい」(神)。さらにその先には今年度の集大成となる全日本学生選手権(以下、インカレ)が控えている。今大会で見つかった課題を修正し、さらなる高みを目指す。

 

[佐野悠太]

 

試合後のコメント

兵頭

――3位入賞という結果についてはいかがですか。

 「正直、満足はしていないです。やはり4年生の最後の大会だったので、タイトル取りたかったですが、正直運だったのかなというのはあります。満足はしていないですが、もうこれ以上は何もないです」

 

成田

――今大会で見つかった収穫はありますか。

 「実力はみんな変わらないような気はするので勝ちたい気持ち、どれだけ一番に自分の実力をぶつけるか、それで3位になれて、自分でも通用するんだなという心の余裕が少しできました」

 

――今大会を振り返っていかがでしたか。

「練習してきたことは出せたかなと思いますが、勝ち切るということに対しての執念がまだ足りないのかなと思いました。今日の大会で見つかった課題をまた稽古で改善して、この後リーグ戦、インカレとまたあるので、そこに向けて頑張っていきた


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