『ウインドサーフィン・SUP Kaya』インタビュー・拡大版②

ボードセーリング 2022.07.13

 7月14日発行の明大スポーツ第520号の企画面では、ウインドサーフィンの魅力を語ってくださった『ウインドサーフィン・SUP Kaya』代表の土屋厚さん。新聞内ではやむを得ず割愛したインタビュー部分を掲載いたします。

(この取材は7月6日に行われたものです)

 

――明大の指導に入っていたそうですが。

 「今の監督の前の監督は、加藤学という監督ですが、加藤くんが大学3年の時に出会いました。(当時の明大ボードセーリング部の)練習を見ていると、練習に対して熱心で、勝ちたいなという気持ちがあるのだけど、勝つって難しいんですよね。私も現役のプロを引退した時だったので、海に出られる時は一緒に乗ったりもしていました。ちょっと指導しながらも、私生活やメンタルの部分を常にこちらからプッシュしていました。『海に来てから帰るまでは〝明大〟だよ』と。自分の動き一つで全てが変わるということもあるじゃないですか。挨拶などは当然ですけど、メンタルの部分をばちっとしている子は(レースも)速いと思うし、上手い選手はそのような部分がしっかりしていると思います。なので、このような部分もサポートしながら、(私は)毎日お店にいるので、そこに来れば手直しができるようにしていました。加藤学たちも自分たちを改革し始めて、すごくスポーツ選手みたいにしっかりしはじめました。だから、あの代で団体優勝していると思いますよ」

 

――現役のボードセーリング部の選手もインストラクターをしていることもあると聞きました。

 「夏場など休みの時期に手伝ってもらうことは、昔はとてもありました。今はスタッフを入れてしまっていることもあり、手伝ってもらう機会は少なくなりましたが。教えることができないということは、自分たちの練習の内容をわかっていない、自分のものにできていないということだと思います。専門用語をかみくだいて、スクール生に教えて、スクール生が乗れるようになったら、自分が一つのことに関してできあがっていると言えます。 また講師が、生徒の前で海に落ちることはあまりなく、 自分も落ちても年に1、2回です。落ちてはいけないということは、緊張感も高まります。そのような意味でインストラクターはいいです。ただ生徒と一緒に乗るのではなく、生徒の速度に合わせて自分を調整し、ぴたっと細かいコントロールをしなければならないです。 それがとても練習になります。 技を見せても100%決めなければならないですし。だから、学生は指導もするのもいいと思います」

 

屋内, テーブル, 座る, 木製 が含まれている画像

自動的に生成された説明

 

――これまでウインドサーフィンを中心にお話を伺いましたが、初心者でも挑戦しやすいマリンスポーツはありますか。

 「とても入りが楽なのはSUP(スタンドアップパドルボード)です。 海から浜の景色を 見ることはあまりないですが、SUPで海の上で過ごして、その景色を知ることができます。ただ、SUPは漕ぐのがきついので、うちのスクールでは風が強いときはSUPを中止にして、 もっと穏やか風のときに楽しくやろうということにしています。ある程度慣れてきても、風が強いと(漕ぐのは)苦しんですよ。 そこで、ウインドサーフィンが横をヒューンと横切ると『すごいな』とみんな思うんです。SUPを体験しているときにウインドサーフィンを見て、改めてウインドサーフィンの体験に来る方はいっぱいいます。SUPも同じですが、ウインドサーフィンを体験するとき、うちで体験してもらえれば大概その日のうちに乗れるようになります。ちょっとハードなコンディションだと厳しいですけが、乗った感覚は絶対に味わえますよ」

 

――海でスポーツをする魅力を教えてください。

 「海の魅力はやはり相手が自然だということです。常に状況が違います。また、ウインドサーフィン、ヨットはいろいろなところに行けます。なので、自然と遊べて、広いところで走ることができるということです」

 

――これからはじめようと思っている人たちに向けてメッセージをお願いします。

 「特に難しいことを考えずに、まず海と仲良くなってください。その中にウインドサーフィンというスポーツがあるので。あんまり考えすぎて入ってしまうと、ちょっと乗れないとめげてしまうことが多いです。とりあえず、道具と馴染んでもらって、海を楽しんでもらえればと。1日でも、半日でもいいので楽しかったと思ってもらえればと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[聞き手・金井遥香、堀之内萌乃]

 

【ウインドサーフィン・SUP Kaya】

住  所:神奈川県逗子市新宿2-11-7

電話番号:046-872-1883

公式 HP:https://www.kayasup.com

営 業 日:月曜日〜日曜日 9:00〜19:00


関連記事 RELATED ENTRIES

定期購読・新聞購入のご案内 クレジット決済による定期購読