追い上げ見せるも関東学大に敗戦/関東大学新人戦

バスケットボール(男子)
2022.06.08

 1、2年生のみで行われる今大会の初戦は2部リーグに所属する関東学大。序盤から相手のシュートが決まり、点差を広げられる。それでも後半に入り点差を詰める場面もあった。しかし、点差を詰め切ることができず敗北。課題が多く見つかった試合となった。

 

◆6・6~6・12 第62回関東大学新人戦(大田区総合体育館他)

▼6・7 対関東学大戦(大田区総合体育館)

明大70{13―26、9―19、25―14、23―21}80関東学大○

 

 スターターは、SF白澤朗(国際1=開志国際)、SF針間大知(情コミ1=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経2=仙台大明成)、PF小河原幹太(営2=八千代松陰)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)

 

 序盤から苦しい試合展開となった。「試合の入りが甘くなってしまった」(伊藤)と立て続けに得点を許す。残り3分でタイムアウトを取るも、流れを断ち切ることができず13点差で1Qを終えた。2Qに入っても留学生を中心とした相手のディフェンスに苦戦し、前半を22―45で折り返す。

 

 「自分で得点するのが一番手っ取り早い」そう語った越田は、3Qに入ると個人技で得点を重ね、流れを強引に引き寄せる。徐々にオフェンスがかみ合っていく。終盤のオールコートディフェンスがうまく機能し、いいディフェンスから得点につながる場面が多くみられた。しかし、4Qに入っても前半で開いた差を埋めることができず、70―80で敗北した。

 

 今大会は3、4年がいないという普段とは違った環境。その中でエースとしてチーム最多得点の越田は試合を振り返り「自分たちがやらなきゃいけないことをやらずに負けたので、収穫はなかった」と厳しく評価した。課題は山積みだ。格上相手との連戦が予想される秋のリーグに向けて「チーム全員がライバルとして、競争をしていかないといけない」(伊藤)と語る。3年ぶりとなる1部リーグ戦に向けてどのような準備をするかが秋の明暗を分けることになる。

 

[島田五貴]

試合後のコメント

伊藤

--前半で良くなかった点はどこですか。

 「相手はチャレンジャー精神があって、飛び込みのリバウンドであったり、中に入ってくるプレーが多かったのですが、逆に自分たちは外からであったり、リバウンドに積極的に行かなかったりで、周りも見ている状況が多かったです」

 

--ハーフタイムではどんなことを話し合いましたか。

 「前半は我慢できずにやられてしまい、自分たちもギアを上げて積極的にいかないとやられてしまうということで、気持ちを切り替えて、3Qに入りました」

 

越田

--4Qにどのような姿勢で臨みましたか。

 「残り時間が少ない中で3Pシュートが必要だということは分かっていたので、自分はもちろん狙いますし、空いているシューターに合わせることもどんどんやっていこうということになったのですが、やはり取り組むのが遅かったです」

 

--試合を踏まえて秋のリーグにむけて夏はどのような準備をしていきたいですか。

「夏はトーナメントから課題の出ていたフィジカル面を強化しないといけないというのは思っており、あとは明治の場合プレー面とメンタル面の両方で引っ張っていく選手があまり多くないので、そのような人たちをどんどん増やさないといけないと思います」