
町田 8年ぶりの準優勝/関東学生トーナメント9日目
ついに最終日を迎えた関東学生トーナメント(以下、春関)。男子シングルス決勝戦が行われ、町田晴(文4=四日市工)が明大では8年ぶりとなる準優勝で大会を終えた。
◆5・9〜20 関東学生トーナメント(大宮けんぽグラウンド)
▼5・20
[男子シングルス決勝]
町田 0{4-6、2-6}2 田中(筑波大)〇
【男子シングルス決勝:町田VS田中佑(筑波大)】
「落ち着いて臨めた」。町田からのサービスで始まった決勝戦。1ゲーム目をストレートで奪い、好調な滑り出しを見せる。第1セット序盤は互いに一歩も譲らずキープし合う耐久戦に。しかし7ゲーム目でブレークされ3-4。均衡が崩れた。緩急を付けた絶妙なサーブに食らいつくことができず、主導権を渡してしまう。かろうじてサービスゲームを死守したものの、4-6で第1セットを落とした。
続く第2セット。気持ちを切り替えて挑むも「バランスが良く、ショットの質が高い」相手に苦戦した。単複ともに決勝に勝ち上がったルーキーの勢いを止めることができず0-4に追い込まれる。だがここで4年生の意地を見せた。集中力を切らすことなくサービスゲームを2度キープ。しかし「巻き返すのが遅かった」。第2セットは2-6に終わり、惜しくも春関優勝を逃した。
大躍進の春であった。昨年度の男子シングルス最高成績は2回戦敗退であったにもかかわらず、今年度は町田が準優勝。さらに徳航太男子部主将(営4=法政二)がベスト4、ダブルスでは1年生ペアである村田英夢(理工1=麗澤瑞浪)・山中朝陽(文1=四日市工)組がベスト4。女子は鈴木渚左(国際2=野田学園)と大沼愛弥(文2=野田学園)のシングルスベスト16が最高成績となった。ハイレベルな春関を戦い抜いた明大勢。夏の全日本学生選手権、そして全日本大学対抗王座決定戦へ。日本一への道は続く。
[春木花穂]
試合後のコメント
――試合中に自分に対して掛けていた言葉はありますか。
「僕はポテンシャルが高いわけではなく、フィジカルが強いわけでもないので、気持ちの部分で、諦めないというよりは自分の中の気持ちを切らさないということを特に気を付けて、自分にも声を掛けながら取り組みました」
――大会全体を振り返っていかがでしたか。
「今まで2回戦負けが最高成績で、この大会で勝ちたいというのはずっと思っていたので、初戦では緊張して体が固くなってしまった部分もありましたが、その中では勝ちたいという気持ちを強く持って戦い抜けました。2回戦をクリアしたことで気持ちは前向きに捉えていけたというふうに感じています」
――明大では8年ぶりの男子シングルス準優勝ですがいかがですか。
「僕が入学してからもシングルスで上位に入っている先輩は見られませんでした。そういった意味では自分が最上級生としてこのような結果を残して、後輩にも良い影響を残せたと思いますし、明治の強さを見せつけることができたかなと思っています」
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