男子フルーレ 2部全勝優勝達成!/関東学生リーグ戦
3年ぶりとなるリーグ戦が始まった。初日と2日目は、明大から男子フルーレの4人の選手が出場。2019年度に2部降格を経験して以来、ようやくリベンジの時が訪れた。4人全員で戦い抜き、結果は見事に全勝優勝。17日の入替戦へ駒を進めた。
◆5・10〜17 関東学生リーグ戦(駒沢体育館)
▼男子フルーレ2部 明大――1位
前日の2試合を危なげなく勝利した男子フルーレ。対戦相手の中では「立教と日体大が一番の鬼門」(成田航也主将・政経4=秋田北鷹)だった。2日目最初の試合はそんな立大が立ちはだかる。序盤からリードを許し、予想通り苦戦を強いられる展開に。それでも26―28と2点差まで迫ったところで森大翔(理工2=向陽)が登場。5ポイント連取するなどの活躍を見せ「上手く流れを変えることができた」(森)。そのまま最後まで流れを渡さなかった明大は、4点差をつけて3勝目をあげた。
(写真:相手の手元を狙った成田)
東北学大も撃破し迎えた最終戦、相手は同じく負けなしの日体大だった。試合開始から1人目の森、2人目の堀部聖太(政経2=岩国工)が終わるまでに、相手に1点しか与えない好スタートを切ると、その後も終始リードを保ち続けた。それでも中盤では相手に得点を連取される場面もあり「本当に気を抜ける瞬間は一度もなかった」(柏崎瑞仁・理工4=田名部)。最後は集中力を切らさなかった堀部が、一瞬のスキを逃さず勝利。2部リーグを全勝で締めくくった。
(写真:リードを保ったことに喜ぶ柏崎)
「4人全員で戦う」(柏崎)。試合中、ベンチからの声掛けが絶えることがなかった明大。優勝の裏にあったのは「チームでカバーし合うことと勝利への強い気持ち」(成田)だった。2年生にとっては初めてのリーグ戦、そして4年生にとっては2年越しのリベンジマッチとなった今大会。17日の入替戦では、必ずや1部昇格を果たしてみせる。
[渡辺悠志郎]
試合後のコメント
柏崎
――3年ぶりのリーグ戦となりました。
「1年生の時はメンバーに入ることができなくて、ベンチからリーグ戦というものを見ていたのですが、その時に明治が1部から2部に落ちてしまいました。そこからキャプテンの成田と自分たちの力で1部にあげたいという思いでやってきたのですが、コロナのせいで大会が2年間なくなってしまいました。その2年間は試合がない分、とても気持ちの動揺も大きかったですし、フェンシングへの気持ちが切れそうな瞬間も何度もあったのですが、そこで切らさずに練習してきた成果が出たかなと思います」
――今日の調子はいかがでしたか。
「正直に言うと自分はそこまで調子は良くなかったのですが、気持ちの面でこのリーグに懸けるという思いは、4年生ということもあってとても強くて、そこの部分で押し切れていたなと思います」
成田
――2部全勝優勝を達成しました。
「立教や日体大に勝ったり、他の3試合含めて全部勝てたりしたのはみんなのおかげであって、明治のフルーレの4人がしっかり全員で戦ったので、一人でも欠けたら実現できなかった結果だったなと思います」
――入替戦に向けての意気込みをお願いします。
「全勝したのでこの流れのまま1部に上がって、自分が1年生だった頃に4年生だった先輩、3年生だった先輩、ОBとOGの方、あとは監督と助監督にも恩返しできるようにしっかり頑張りたいと思います」
堀部
――初のリーグ戦はいかがでしたか。
「全日本選手権や団体戦といった試合とは違って、1部や2部、昇格など大学のプライドといいうのが懸かっていたので、とても緊張しました」
――2部全勝優勝を果たしました。
「まず2部では優勝したのですが、入替戦が終わるまで気が抜けないので、チーム一丸となって入替戦を頑張ります」
森
――初のリーグ戦はいかがでしたか。
「リーグ戦というイメージが湧かなくて、1年生の時はコロナでなくなってしまったので、 先輩から聞いている感じだとやはり他の大会とは違うなという印象を受けていて、本当にそうでした。目に見えないピリピリ感といいますか、点数を取った時に自然と声が出ていました。それくらい気合が入った試合だったので、声がこんなにカラカラになりましたが、ピリピリ感があるいい試合だったと思います」
――立大戦の振り返りをお願いします。
「立教の時に僕は1試合しか出ていないのですが、チームが負けていた時に、そこで流れを変えなければいけないという場面で、自分が8対5で勝利し、チームとしても逆転して順番を回したので、うまく流れを変えたという点で見れば満点だと思います。しかし、至らないところがあるとしたら、やはりまだ相手との点差は抑えられると思うので、そこは浮かれすぎず、今日だけは浮かれて、明日からまた切り替えてやっていきたいと思います」
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