リーグ戦最終日 女子1部残留 男子2部優勝を果たす/関東大学春季リーグ戦

バドミントン 2022.05.06

 関東大学春季リーグ戦最終日。男女それぞれ1部昇格、1部残留に向け気は緩めない。男子はリーグ戦の試合全てに勝利を収め、2部優勝。女子は早大相手に全勝し、4位で1部残留を果たした。

 

◆4・30~5・5 関東大学春季リーグ戦(トッケイセキュリティ平塚総合体育館)

▼1部女子――4位

上杉〇2―0佐原

高橋〇2―0石橋

上杉・木村組〇2―0佐原・宇都組

中村・本田組〇2―0吉田・石橋組

田代〇2―1宇都

 

▼2部男子――1位

武田○2―1吾妻

宮下○2―0江口

武井・遠藤組○2―1吾妻・福村組

農口・岡田組○2―0町田・渡邊組

 

 序盤3戦で強豪相手に惜敗し、残り2日間が勝負となった女子。前日に青学大に4―1で白星を挙げると、最終日の早大戦でも難なく勝利を収めていく。第2シングルスの高橋千夏(商3=甲斐清和)は「自分の流れでゲームができた」。序盤は接戦するも、早いタッチで攻めたプレーを見せ、第1ゲームを21―17で終える。勢いそのままに、第2ゲームは21―12で終え、早大に勝利した。第1ダブルスには上杉杏(商4=埼玉栄)・木村早希(文4=青森山田)組が出場。第1ゲームは押される場面があるも「自分たちから足を動かして攻めていくことができた」(上杉)。第2ゲームも自分たちのプレーを展開し21―4。危なげなく試合を制した。

 

 ここまでの試合を全て5―0で全勝中の男子。最終戦の相手は、リーグ2位参加の青学大。「他大よりも明大に向かってくる感じが強かった」(遠藤彩斗・政経4=埼玉栄)。連戦を2―0で圧勝してきた遠藤・武井優太(商4=埼玉栄)組も第3ゲームまでもつれ込む展開に。第1ゲームを21―18で先取するも、相手の粘りのプレーに押され、惜しくも21―23で第2ゲームを落とす。しかし「気持ちを切らすことなくできた」(武井)と、最終ゲームは21―14で点差をつけ、インカレ王者の意地を見せた。

 

 男女ともに全勝を収めた最終日。男子の最優秀選手賞に遠藤、新人賞に宮下怜(政経1=埼玉栄)、女子は上杉が敢闘賞に輝いた。男子は2部優勝を果たし、5月7日の入替戦へ。「入替戦は1個の通過点」(遠藤)。1部昇格やその先の目標へ、手応えは十分だ。1部残留の女子も「みんなが万全の状態で臨めれば秋季リーグ優勝も夢ではない」(上杉)。念願の初優勝へ向け、また一歩前進した。

 

[覺前日向子]

 

試合後のコメント

木村

――手首を痛められているとのことでしたが、今回戦い方を変えた部分はありましたか。

 「いつもレシーブから展開をつくるのですが、それが難しい中でどうやって戦うかを模索しながらやりました。大幅に変えたわけではないですが、普段の攻撃的なプレーが少なくなっている分、相手を回しながらいけるときにスピードを上げていく感じでやっていました」

 

高橋

――リーグ戦最終日ですが、全体を振り返っていかがですか。

 「最初3敗してしまいましたが、そこからずるずる行かずに、切り替えることはできました。課題がたくさんあったリーグだったなと思います」

 

田代葵楓(商1=埼玉栄)

――最後は追い上げて逆転勝利しましたが、振り返っていかがですか。

 「相手のミスもあってラッキーだったと思いますが、とにかく相手に決められないように一球一球を集中して、粘ることを意識してやっていました」

 

遠藤

――第2ゲームを取られて気持ちの面ではいかがでしたか。

 「もちろん2―0で勝ちたかったのでその面ではガクッときましたが、最後はしっかり切り替えてできたかなと思います」

 

武田航太(政経2=埼玉栄)

――相手の印象はいかがでしたか。

 「対戦したことのない相手でしたが、試合中探りながら、うまく相手の嫌なところを突けたので良かったです」 

 

――長い試合となりましたが、気持ちの面ではいかがでしたか。

 「普段から百上さん(拓海・政経3=埼玉栄)など強い選手と一緒に試合や練習をしていたので、自信を持ってやることができました。負ける感じはしなかったです」


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