4年ぶりの王座進出を決めた!/関東学生1部リーグ戦

アーチェリー 2022.04.28

 関東学生1部リーグ2日目。全日本学生女子王座決定戦(以下、王座)への出場権を懸け、勝負の1戦に臨んだ。大雨という悪条件の中でも強さを発揮し、4年ぶりに王座進出を決めた。昨年度は僅差で涙をのんだ明大。悔し涙をうれし涙に変えてみせた。

 

◆4・16~24 関東学生1部リーグ戦(夢の島公園アーチェリー場)

▼明大――5位

 

 試合開始と同時に降り始めた雨。雨足はどんどんと強くなっていく。「天気が悪いと気分が下がってしまい、そのまま点数も下がるということがあると思った。天気に負けず明るくいこうと思い、みんなに声を掛けた」(檜垣安沙奈・法4=British International School of Wroclaw)。チームメートの積極的な声掛けにより、チームは明るい雰囲気を保ち続けたままプレーを続行。チームの応援は「本当に頼りになって心強かった」(島田沙紀・商4=淑徳与野)。いい雰囲気の中、前半の50メートルを締めくくった。

 

 試合後半30メートルの2エンド目では、吉田麗生(法2=明大中野八王子)が57点という高得点をマーク。「同じ的で打っていた髙橋ひとみ先輩(法4=明大中野八王子)が頑張っている姿を見て、自分も頑張ろうと思った」(吉田)。また選手の活躍の裏にはサポートメンバーの存在も欠かせない。傘をさすなどして選手、そして弓や矢が濡れないようにするなど献身的にチームを支えた。まさにチーム一丸となってつかみ取った勝利だ。

 

 「昨年度は選手層も厚かったので、絶対王座に出場できると思って挑んだがダメだった」(西川朋希・政経4=光陵)。わずか18点差で敗れてから1年。4年生にとってはこれがラストチャンスだった。「最後のチャンスでつかみ取りたいという思いがあったので本当にうれしい」(髙橋)。王座進出が決まると、涙を流して喜ぶ選手も見られた。「まだ実感が湧かないところもあるが、本当に3年間やってきてよかった」(池田栞捺主将・農4=下関西)。4年間の成果が形となって表れた瞬間だった。

 

 王座は今大会よりも距離が伸び70メートルになる。この距離は経験したことのない選手も多く「手探りだとは思うが、気負い過ぎず気楽にやっていきたい」(佐藤瑠美・商2=明大中野八王子)。また明大には王座を経験した選手がいない。だからこそ挑戦者として挑む。そして「今までの女子チームの中で一番いい成績を残せたら」(檜垣)。男女ともに王座に出場するのは実に7年ぶり、史上2回目のことだ。歴史に名を刻んだ今年度の明大から目が離せない。

 

[萩原彩水]

 

試合後のコメント

池田

――主将としてやってきていかがですか。

 「途中で投げ出したくなることもたくさんありましたが、みんなのことがすごく好きで、一緒に王座にいきたいという気持ちだけでここまでやってきました。それがかなって本当にうれしいです。ずっと目指してきたもので、まだ実感が湧かないところもありますが、本当に3年間やってきて良かったです。」

 

島田

――王座進出ということで率直なお気持ちを教えてください。 

 「自分の代が63代で、男女で一緒に王座に出場できるのが2回目ということなので本当にうれしいです。今日の試合では、個人的には思うようにいかなくて失敗してしまうこともありました。次は王座のメンバーの選考があるので、今日の反省を生かしてメンバーに選ばれることを目標に頑張りたいなと思っています」

 

髙橋

――今日のプレーの中で良かったプレーはありますか。

 「最終エンドなのですが、あと1本で現役が終わるという思いが強く、しっかりと打ち切りたいという思いがありました。一度引き戻して残り30秒くらいで最後に1射に打って9点を決めることができたというのが、一番良かったプレーだと思います」

 

西川

――1年次から王座の予選に出場されてきましたが、これまでの予選を振り返ってみていかがですか。

 「2年次はコロナ明けで全然練習もできていなかったので、実力も発揮できないまま終わってしまった感じでした。昨年度はかなり選手層が厚かったので、絶対に王座に出場できると思って挑みましたがそれでもだめでした。今回も2回記録会があって、私は1回目の記録会には出ていなくて、2回目も本当は出場予定ではなかったのですが、急きょ金曜日に選手交代をして出ることになりました。4年生で最後のリーグ戦に出られてとりあえず良かったなということと、点数では貢献できなかったのですが、みんなと一緒に王座出場を決められて良かったです」

 

檜垣

――昨年度、王座に行けなくて悔しいとおっしゃっていました。この1年間はどのようなことをされてきましたか。

 「この1年間は点数を安定させないといけないなと思っていました。また最上級生ですし、最終的に王座に出るというところ、そしてまずこの予選の選手に選ばれることを目指していました。なので、とりあえずは点数を安定させて600点以上を出せるように、射型を徹底的に安定させる、再現性を高める練習を行ってきました」

 

佐藤

――1年間アーチェリー部で過ごしてみて、部の雰囲気はいかがですか。

 「明大ほど楽しいアーチェリー部はないのではないかというくらい部の仲も良くて楽しいアーチェリー部だなと思っています。試合中の掛け声一つ一つでテンションを上げることができるので本当に感謝しかないです」

 

並木智美(理工2=桐蔭学園)

――王座進出が決まった今の心境お聞かせください。

 「みんな王座に向かって1年間努力していたので、自分がというよりかは一緒に頑張ってきた先輩方が王座に出場できることになって良かったという安心感が強いです」

 

吉田

――2年生でメンバーに入れたということに関してはいかがですか。

 「半年前まで同期の中でも一番点数が出せなくて悩んでいた自分が、まさかメンバーに入れてもらえるなんて想像もしていませんでした。メンバーに入れたことは本当にうれしいですし、夢みたいです」


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