トラックシーズン開幕 近藤が1500メートルで大会新/東京六大学対校大会

競走
2022.04.10

 春らしい晴天の中、東京六大学対校大会が2年ぶりの有観客で開催された。今大会で佐田龍昇(法1=大分東明)らルーキーたちが紫紺デビューを果たす。また、1500メートルで大会新記録を出した近藤亨(商4=愛知県私立愛知)が敢闘賞に輝いた。


◆4・9 第55回東京六大学対校大会(慶大日吉陸上競技場)

▼明大――男子 6位 54点  

     女子 5位 1点

 

▼男子100メートル予選(対校)

 1組 松下 4位 11秒08

 2組 小林枚 4位 11秒00

 

▼男子100メートル決勝(対校)

 小林枚 7位 10秒92

 松下  8位 10秒95

 

▼男子100メートル(OP)

 1組 木村稜 2位 10秒75

 2組 木村颯 4位 10秒80

 3組 竹尾 1位 10秒85

 4組 堀拓 1位 11秒06

 6組 小林真 2位 11秒25

 

▼男子110メートルH予選(対校)

 1組 飯島 3位 14秒98

 

▼男子110メートルH決勝(対校)

 飯島 5位 14秒92 

 

▼男子400メートル予選(対校)

 1組 渡邊 3位 49秒67

 2組 佐田 3位 49秒92

 

▼男子400メートル決勝(対校)

 1組 佐田 5位 49秒43

 

▼男子400メートルH予選(対校)

 2組 道添 4位 57秒11

 

▼男子800メートル(対校)

 2組 近藤亨 3位 1分52秒47

    田邉 6位 1分54秒57

 

▼男子1500メートル決勝(対校)

 近藤亨 2位 3分47秒45

 馬場 3位 3分52秒34

 

▼男子5000メートル(対校)

 鈴木祐 4位 14分26秒01

 曳田 8位 14分41秒47

 

▼男子3000メートルSC(対校)

 窪田 7位 9分37秒54

 

▼男子4×100メートルリレー(対校)

 小林枚、松下、小林真、竹尾 5位 40秒99

 

▼男子4×400メートルリレー(対校) 

 佐田、野口、田邉、道添 6位 3分19秒37

 

▼男子走高跳(対校)

 井上 3位 1メートル90 

 

▼女子400メートルH決勝(対校)

 2組 岡村 3位 66秒25 

 

 1500メートルは対校選手として近藤と馬場勇一郎(政経3=中京大中京)が出場。ラストの直線で「歓声が大きくなった」(近藤)。その声に先頭で走っていた近藤が振り返ると、菖蒲(早大)がすぐそこに迫り、一気に追い抜かれる。「自分の弱さが出た」と、ラストのキレを出せず、菖蒲に優勝を許し2位でのフィニッシュ。しかし、大会記録を上回る好タイムで安定感を見せた。

 その後の800メートルにも出場した近藤。序盤は最後尾でレースを進める。後半で攻める戦略は功を奏した。残り200メートルで追い上げ先頭集団に躍り出ると、他大と競り合いながら3位でゴール。ラストの粘りにつながったのは仲間からの応援だった。「みんな明日試合がある中、来てくれて、本当に感謝している」。今大会に出場しない選手たちも応援や補助員のため競技場に集結。「久々に応援がある中でのレースで、楽しく走ることができた」。来週の日本学生個人選手権(以下、学生個人)に向けても好感触だ。

1500メートルで2位となり、大会記録も上回った近藤

 今年度初の対校戦となった今大会。レースだけでなく大会運営にも明大競走部が大きく関わった。「4年生のマネジャーを中心に運営してくれて、よくやり切ったなと思います」(園原健弘総合監督)。今後のトラックシーズンにつながる様々な収穫を得て、次に見据えるのは学生個人だ。全国から強豪が集まる舞台でどれだけ存在感を示せるか。FISUワールドユニバーシティゲームズの代表選考にも期待がかかる。

 

[覺前日向子]

 

※レース後のコメントは後日「明鏡紫水」にて掲載いたします。