往路17位に沈む 復路での巻き返しに期待/箱根駅伝往路

競走 2022.01.02

 手嶋杏丞(情コミ4=宮崎日大)、鈴木聖人駅伝主将(政経4=水城)のWエースに3区の児玉真輝(文2=鎌倉学園)。盤石の布陣かと思われたが、予想通りにはいかないのが箱根路だ。4区の小澤大輝(政経3=韮山)が明大新の好記録で走るも、5区の下條乃將(情コミ3=東京実)でブレーキ。往路17位と、昨年度を下回る順位で復路に臨むこととなった。

 

◆1・2 第98回東京箱根間往復大学駅伝往路(大手町読売新聞社前~箱根芦ノ湖駐車場入口)

▼17位 明大 5時間32分20秒

 

 1区から流れに乗れなかった。序盤は第2集団の先頭で安定した走りを見せた手嶋。しかしラスト3キロ、六郷橋でのペースアップに食らいつくことができなかった。その後も引き離され、13位で襷リレー。受け取ったのは、4年間ともに切磋琢磨(せっさたくま)してきた鈴木聖だ。「後の選手がより走りやすいように」。いい位置で襷をつなぐため、エースが集う花の2区へ駆け出した。

 「明治は鈴木聖のチーム」(山本佑樹駅伝監督)。1年間チームを引っ張った主将はこれが泣いても最後の箱根路。必死に前を追うも、「2区は甘くなかった」。考え過ぎた故に攻めの走りができない。「自分の弱さが出てしまった」と、15位に順位を落とす厳しい走りとなった。

 

 3区の児玉も本来の実力を発揮できなかった。小田原中継所で襷をもらった小澤は3年目にして初の箱根出走。「お前がやるしかない」と監督から言われ、前を追うことだけを考えた。神大と日体大を抜かし、14位に順位を押し上げる。「タイムは気にせず無我夢中で走った」。その結果、区間7位と明大記録をたたき出す好走を見せた。

 

 5区、開始3.5キロの函嶺洞門を区間5位のペースで通過した下條。「自分がある程度稼がなければいけない状況で攻めるしかなかった」。しかしそこからペースは落ちていき、最終的には区間18位に転落。箱根の山が明大の前に大きく立ちはだかった。

 

 最後まで流れをつかめず、往路17位。先頭と10分以上差がついたため、復路は一斉スタートとなる。昨年度は往路14位に沈み、復路は7位と健闘するも、あと少しのところでシード権には届かなかった。悔しさに泣いたあの日から、強さを求め走り続けてきた1年。その思いを、帰りの箱根路でもぶつけてほしい。

 

[覺前日向子]

 

レース後のコメント

鈴木聖

――うまくいかなかった点は何ですか。

 「最初から後半のことを考えずに攻める走りができなかったことが、ずるずると下がってしまった要因の一つだと思います。中谷(早大)に抜かれた時にもう少し粘ってもがいてくっついていかないとだったのに腹をくくることができていませんでした。最初から抑えたといいますか、考え過ぎてしまったのが良くなかったと思います」

 

手嶋

――チーム全体の結果についてはどう受け止めていますか。

 「なかなか流れに乗れずみんな悔しい結果になっていると思います。調整もうまくいっていた中でこのような結果なので、何がいけなかったのだろうと考えているのですが自分も何がいけなかったのかいまだに分からないです。今はただ復路の選手に頑張ってほしいという気持ちです」

 

下條

――今の心境はいかがですか。

 「チームが出遅れていて最低限より上の走りをしないといけないところで、最低限の走りができませんでした。悔しいというより自分にあきれている気持ちが大きいです」

 

児玉

――レース展開を振り返っていかがでしょうか。

 「順位があまり良くなかったので、自分の中では突っ込んで入って、後半足が持たなくて減速してしまったという感じです」

 

――復路で期待する選手はいますか。

 「正直先輩方みんな強いので皆さんに期待しています」


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